バタフライとガートレー222の違い|見分け方と使い分け(第17回)
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📐 第17回 バタフライはガートレー222と何が違うのか
前回は、ガートレー222の売りセットアップを整理しました。
👉 前回の記事はこちら:第16回:ガートレー222の売りセットアップ
ガートレー222では、買い側も売り側も、D候補だけを見て判断しません。
XA、AB、BC、CDを順番に見て、D候補で反応が出るかを確認しました。
今回からは、少し視点を変えます。
テーマは、バタフライはガートレー222と何が違うのかです。
ハーモニックパターンを学んでいると、ガートレー222とバタフライはかなり似て見えます。
どちらもX、A、B、C、Dを使います。
どちらもフィボナッチ比率を見ます。
どちらもD候補で反転を観察します。
ただ、実戦での意味はかなり違います。
📌 結論から言うと、ガートレー222は、
XAの内側に戻ってくる深い押し戻りを見やすいパターン
です。
一方で、バタフライは、
XAの外側まで伸びた行き過ぎを見にいくエクステンション型のパターン
として整理すると分かりやすいです。
この違いを曖昧にすると、バタフライをガートレー222の延長のように扱ってしまい、逆張りが早くなりやすいです。
🧭 この回の読みどころ
RETRACEMENT 戻し比率
EXTENSION 拡張比率
比率は反転を決める点ではなく、値動きの位置関係を整理する目安として確認します。
最大の違いはD候補の位置です。ガートレー222はXAの内側、バタフライはXを越えた外側を見ます。
🧭 一番の違いはD候補の位置
ガートレー222とバタフライの一番大きな違いは、D候補の位置です。
ガートレー222では、D候補はXAの内側に収まりやすいです。
目安としては、XAに対する78.6%付近を見ます。
買い側なら、上昇XAに対して深く押してくる場所。
売り側なら、下落XAに対して深く戻してくる場所。
つまり、XAの範囲内で深い押し戻りを見ているイメージです。
一方で、バタフライでは、D候補がXを超えた外側に出ることがあります。
買い側なら、Xの下までさらに押し込む。
売り側なら、Xの上までさらに戻す。
ここが大きな違いです。
📌 ざっくり言うと、
- ✅ ガートレー222: XAの内側で深い押し戻りを見る
- ✅ バタフライ: XAの外側まで伸びた行き過ぎを見る
この整理がかなり大事です。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
🔢 ガートレー222は78.6%を見やすい
ガートレー222では、D候補としてXAに対する78.6%付近を意識することが多いです。
ここで大事なのは、まだXAの内側で見ているということです。
たとえば買い側なら、XからAへ上昇したあと、AからBへ押し、BからCへ戻し、CからDへもう一度押してきます。
このD候補が、XAの78.6%付近で止まるかを見る。
つまり、深く押してはいるけれど、まだXを明確に割り込んでいない形です。
だから、ガートレー222は、
深い押し戻りの終盤を確認するパターン
として見ると整理しやすいです。
もちろん、78.6%に来たら必ず反転するわけではありません。
ここでも反応、損切り位置、第1目標まで見ます。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
📍 バタフライは127.2%や161.8%を見やすい
バタフライでは、D候補がXAの外側に出ることがあります。
そのため、XAに対する127.2%や161.8%のようなエクステンションを見ます。
買い側なら、Xを下抜けてさらに押し込んだ場所。
売り側なら、Xを上抜けてさらに戻した場所。
このように、バタフライは、ガートレー222よりも「行き過ぎた場所」を見ることが多いです。
ここで注意したいのは、
外側に出たから反転するわけではない
ということです。
外側に出ているということは、それだけ勢いも出ている可能性があります。
なので、バタフライでは、ガートレー222以上にD候補での反応確認が大事になります。
- ✅ 127.2%付近で勢いが鈍るか
- ✅ 161.8%付近で反応が出るか
- ✅ 上位足の節目と重なるか
- ✅ 損切りを現実的に置けるか
ここを見ます。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
🔁 ABの見方も少し違う
ガートレー222では、ABがXAに対して61.8%付近を意識できるかを見ることが多いです。
一方で、バタフライでは、ABがXAに対して78.6%付近まで深く戻る形を意識することがあります。
ここも違いのひとつです。
ただし、これも数字だけで判断しません。
ABが深いということは、元のXAの勢いが削られている可能性もあります。
その一方で、深いABから再びCへ動き、その後Dで外側まで伸びることで、エクステンション型として見やすくなることもあります。
つまり、ABの比率だけで、
「これはバタフライだ」
と決めるのではありません。
AB、BC、CD、D候補までの流れを見ます。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
📐 バタフライは「行き過ぎ」を見る型
バタフライを理解する時は、
行き過ぎをどう扱うか
という視点が大事です。
ガートレー222では、XAの内側に戻ってくる深い押し戻りを見ました。
バタフライでは、そこをさらに超えて、Xの外側まで伸びたところを見ます。
買い側なら、Xを下抜けたあとに下げ止まりの反応が出るか。
売り側なら、Xを上抜けたあとに上げ止まりの反応が出るか。
この外側への伸びを、単なるブレイクとして見るのか、行き過ぎの反転候補として見るのか。
そこを整理するのがバタフライです。
ただし、ここはかなり慎重に見たいです。
外側に伸びているということは、相場の勢いが強い可能性もあります。
だから、早く逆張りすると危ないです。
D候補の位置、到達時の勢い、候補帯での反応を順に確認し、早い逆張りを避けます。
⚠️ ガートレー222と同じ感覚で入ると早くなりやすい
バタフライでありがちな失敗は、ガートレー222と同じ感覚でD候補を早く決めてしまうことです。
ガートレー222では、XAの78.6%付近をD候補として見ました。
でも、バタフライはそこより外側を見ることがあります。
つまり、78.6%付近で早く反転を狙うと、まだバタフライとしては途中の可能性があります。
⚠️ たとえば、こういう失敗です。
- ⚠️ 78.6%に来た時点で反転を決めつける
- ⚠️ Xを抜けた瞬間に行き過ぎだと思い込む
- ⚠️ 127.2%や161.8%まで伸びる可能性を見ていない
- ⚠️ D候補で反応を待たずに入る
- ⚠️ 損切り位置が遠すぎるのに無理に触る
バタフライは、ガートレー222よりも外側を見る型です。
だからこそ、早い判断は避けたいです。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
👀 どちらもD候補は観察ゾーン
ガートレー222とバタフライは、D候補の位置が違います。
ただ、共通していることもあります。
それは、
D候補はエントリー場所ではなく観察ゾーン
ということです。
ガートレー222でも、D候補に来ただけでは入りません。
バタフライでも、127.2%や161.8%に来ただけでは入りません。
見るのは、そこで反応が出るかです。
- ✅ 長いヒゲが出る
- ✅ 高値更新、安値更新が止まる
- ✅ 下位足で反転の形が出る
- ✅ 勢いが鈍る
- ✅ 損切りを置ける高値安値ができる
- 🧱 上位足の節目と重なる
この確認がないまま、比率だけで触ると危ないです。
比率は候補地を教えてくれます。
でも、そこで止まるかどうかは、値動きの反応を見ないと分かりません。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
🧯 バタフライは損切り幅が広くなりやすい
バタフライでは、D候補がXの外側に出ることがあります。
そのため、損切り幅が広くなりやすいです。
買い側なら、D候補の下に損切りを置く。
売り側なら、D候補の上に損切りを置く。
この時、D候補が深く伸びているほど、損切り幅が大きくなりやすいです。
⚠️ たとえば、こういう時は注意します。
- ⚠️ 127.2%まで待つと損切りが遠すぎる
- ⚠️ 161.8%まで伸びるとリスクリワードが合わない
- ⚠️ 反応確認を待つと入り位置が悪くなる
- ⚠️ 第1目標までの距離が近い
バタフライは、完成候補が分かりやすく見えることがあります。
でも、管理できないなら見送ります。
これはガートレー222と同じです。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
📝 実戦での見分け方
ガートレー222とバタフライを見分ける時、自分ならこの順番で確認します。
- XAが明確な基準波として見えるか
- ABがXAに対してどれくらい戻しているか
- D候補がXAの内側にあるか、外側に出ているか
- ガートレー222なら78.6%付近を意識できるか
- バタフライなら127.2%や161.8%の外側候補を意識できるか
- AB=CDやBC延長の候補も近いか
- D候補で反応が出ているか
- 損切り位置が現実的か
- 第1目標が見えるか
- 上位足の流れと大きくぶつかっていないか
この順番で見ると、ガートレー222とバタフライを混同しにくくなります。
どちらが正しい名前かを当てることよりも、
どの位置を見ていて、どれくらい外側まで伸びているのか。
そこを整理するほうが大事です。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
✅ まとめ
バタフライは、ガートレー222と似ています。
でも、D候補の位置が大きく違います。
今回の整理はこうです。
- 🧭 一番の違いはD候補の位置
- 🔢 ガートレー222はXAの78.6%付近を見やすい
- 📍 バタフライはXAの127.2%や161.8%など外側を見やすい
- 🔁 ABの見方も少し違う
- 📐 バタフライは行き過ぎを見るエクステンション型
- ⚠️ ガートレー222と同じ感覚で入ると早くなりやすい
- 👀 どちらもD候補は観察ゾーン
- 🧯 バタフライは損切り幅が広くなりやすい
ガートレー222は、XAの内側に戻ってくる深い押し戻り。
バタフライは、XAの外側まで伸びた行き過ぎ。
この違いを押さえるだけでも、ハーモニックパターンの見え方はかなり整理しやすくなります。
🔜 次回予告
次回は、エクステンション型を逆張りで使う時の注意点をテーマにします。
バタフライのように外側へ伸びる形は、反転候補として魅力的に見えます。
ただし、伸びている途中を早く逆張りすると危ないです。
次回は、その注意点を整理していきます。
👉 次回の記事はこちら:第18回:エクステンション型を逆張りで使う時の注意点

