ガートレー222とは|何を取りに行くパターンなのか(第11回)

FIBONACCI REVERSAL NEWSLETTER / 第11回 / ガートレー222

🦋 第11回 ガートレー222は何を取りに行くパターンなのか

前回までは、AB=CDの買いパターン、売りパターンを整理しました。

👉 前回の記事はこちら:第10回:AB=CDの売りパターン実戦メモ

AB=CDは、A、B、C、Dの4点で見るシンプルな型です。
ただ、実戦のチャートでは、AB=CDだけを見ていると判断が少し足りない場面があります。

そこで今回から、もう一段だけ構造を増やします。

テーマは、ガートレー222です。

名前だけ聞くと、少し難しそうに感じるかもしれません。
自分も最初は、ガートレー、バタフライ、バット、クラブなどが一気に出てきて、かなり混乱しました。

でも、最初に見るべきポイントはそこまで複雑ではありません。

📌 結論から言うと、ガートレー222は、
大きなXAの流れに対する深い押し戻りの終盤を、複数の比率で確認するパターン
として見ると整理しやすいです。

つまり、ただDに来たから反転を狙う形ではありません。

  • ✅ XAという大きな波がある
  • 🔁 ABがXAに対する押し戻りとして成立している
  • 🧭 BCで一度戻す
  • 📍 CDでD候補まで進む
  • 🔢 D付近で複数の比率が重なる
  • 👀 そこで反応が出るかを見る

この流れで見ます。

READING ROUTE

🧭 この回の読みどころ

01🧭 ガートレー222は、AB=CDの発展形として見る
02📐 XAは、最初に見る大きな波
03🔁 ABは、XAに対する押し戻り
RATIO MAP 本文に登場する比率の位置関係

比率は反転を決める点ではなく、値動きの位置関係を整理する目安として確認します。

VISUAL GUIDE / 概念図 ガートレー222のXABCD構造
XA AB BC CD X A B C D D候補 反応確認 DはXAの内側

XAを基準波として、AB・BC・CDの順に形を確認し、XAの内側にあるD候補で複数根拠の重なりを待つ概念図です。

🧭 ガートレー222は、AB=CDの発展形として見る

AB=CDを学んだあとにガートレー222を見ると、かなり理解しやすくなります。

なぜなら、ガートレー222の中にも、AB=CDの考え方が入っているからです。

ただし、ガートレー222はAB=CDだけではありません。

もう一つ大事なのが、XAです。

AB=CDでは、AからB、BからC、CからDを見ました。
ガートレー222では、その前にXを置きます。

流れとしては、こうです。

  1. XからAへ大きく動く
  2. AからBへ押し戻りを作る
  3. BからCへ反発、または戻りを作る
  4. CからDへ進んで、D候補を作る

このXが入ることで、ただのAB=CDではなく、
大きな波の中で、今どこを見ているのか
が分かりやすくなります。

VISUAL GUIDE / 概念図 ガートレー222は、AB=CDの発展形として見る を図で整理
1 2 3 ABとCDを比較 もう一つ大事なのがXAです 本文の要点を確認

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

📐 XAは、最初に見る大きな波

ガートレー222で最初に見るのは、XAです。

ここが弱いと、その後のAB、BC、CDも弱くなります。

XAは、ただの小さな値動きではなく、
「この波を基準にして押し戻りを測る意味がある」
と感じられるくらいの動きで見たいです。

たとえば、買い側のガートレーなら、XAは上昇波として見ます。
その後にAからBへ押しが入り、さらにBからCへ戻し、CからDへもう一度押してきます。

売り側なら反対です。
XAを下落波として見て、AからBへ戻し、BからCへ押し、CからDへもう一度戻してきます。

📌 ここで大事なのは、買いでも売りでも、
XAが基準になる
ということです。

XAが曖昧だと、78.6%もD候補も曖昧になります。

VISUAL GUIDE / 概念図 XAは、最初に見る大きな波 を図で整理
基準波を確認 BCの戻しを確認 押し戻りを確認 XAは最初に見る大きな波

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

🔁 ABは、XAに対する押し戻り

ガートレー222では、ABがかなり大事です。

ABは、XAに対する押し戻りです。

よく目安として出てくるのが、61.8%付近です。

もちろん、現実のチャートではぴったり61.8%で止まるとは限りません。
ただ、ガートレー222を見る時は、ABがXAに対して自然な押し戻りとして見えるかを確認します。

浅すぎるABだと、まだ押し戻りとして弱いことがあります。
深すぎるABだと、XAの前提が崩れている可能性があります。

ここでやりがちな失敗は、
「形が似ているからガートレーに見える」
と考えてしまうことです。

形だけではなく、ABがXAに対してどれくらい戻しているか。
そして、その戻り方が自然か。
ここを見ます。

VISUAL GUIDE / 概念図 ABは、XAに対する押し戻り を図で整理
1 2 3 反対方向へ動く 節目を越える 次の起点を作る

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

🧱 D候補は、1つの数字ではなく重なりで見る

ガートレー222で一番大事なのは、D候補の見方です。

D候補は、ひとつの数字だけで決めません。

たとえば、こういう要素が重なる場所を見ます。

  • 🔢 XAに対する78.6%付近
  • 🔢 AB=CDの完成候補
  • 🔢 BCに対する127.2%や161.8%の延長
  • 🧱 上位足の節目
  • 👀 D付近での反応

このように、複数の根拠が近い場所に集まると、D候補として見やすくなります。

逆に、どれか1つだけを見て、
「78.6%に来たから反転するはず」
と考えるのは危ないです。

78.6%は、候補地を見るための目安です。
そこで止まると決める数字ではありません。

ここは、AB=CDの時と同じです。

D候補は、エントリー場所ではなく、まず観察ゾーンです。

VISUAL GUIDE / 概念図 D候補は、1つの数字ではなく重なりで見る を図で整理
1 2 3 D候補の反応を確 本文の要点を確認 XAに対する78.6%付近

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

👀 ガートレー222が取りに行くのは、押し戻りの終盤

ガートレー222は、天井や底を何でも当てにいくパターンではありません。

どちらかというと、
大きなXAに対して、深めに押し戻した後の反転候補
を見にいく型です。

買い側なら、上昇XAのあとに深く押してきたD候補で、買いの反応が出るかを見る。
売り側なら、下落XAのあとに深く戻してきたD候補で、売りの反応が出るかを見る。

つまり、狙っているのは、
「どこでも反転しそうな場所」
ではありません。

XA、AB、BC、CDが順番に成立し、
D付近で複数の比率が重なり、
さらに反応が出る場所です。

ここまでそろって、ようやく候補として見ます。

VISUAL GUIDE / 概念図 ガートレー成立を支える3層
1 2 3 XA 比率重なり D反応 基準波 候補を絞る 最終確認 成立と売買を分離

XAという土台、D候補での比率の重なり、実際の反応を別々に確認します。

VISUAL GUIDE / 概念図 ガートレー222が取りに行くのは、押し戻りの終盤 を図で整理
反対方向へ動く 節目を越える 次の起点を作る 押し戻りを確認

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

⚠️ 形合わせだけだと後付けになりやすい

ハーモニックパターンでありがちな失敗は、チャートに後から線を引いて、形を合わせてしまうことです。

ガートレー222も同じです。

X、A、B、C、Dを置こうと思えば、いくらでも置けます。
でも、それが本当に意味のある波なのかは別です。

⚠️ たとえば、こういう形は注意します。

  • ⚠️ XAが小さすぎる
  • ⚠️ ABが浅すぎて押し戻りとして弱い
  • ⚠️ ABが深すぎてXAの前提が崩れている
  • ⚠️ BCが長くなりすぎて流れがぼやけている
  • ⚠️ D候補で比率があまり重なっていない
  • ⚠️ D付近で反応が出ていない

こういう時は、無理にガートレー222として見ないほうが整理しやすいです。

パターン名が付くと、つい特別な形に見えてしまいます。
でも、基本は同じです。

波が意味を持っているか。
比率が自然に重なっているか。
D候補で反応が出ているか。

ここを見ます。

VISUAL GUIDE / 概念図 形合わせだけだと後付けになりやすい を図で整理
1 2 3 見送り条件を確認 ガートレー222も同じです 基準波を確認

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

🧯 損切りと第1目標も先に考える

ガートレー222でも、D候補だけで判断しません。

実際に検討するなら、損切り位置と第1目標も先に見ます。

買い側なら、D候補の少し下や、反転確認で作った安値の下にリスクを置けるか。
売り側なら、D候補の少し上や、反転確認で作った高値の上にリスクを置けるか。

この幅が広すぎるなら、パターンがきれいでも扱いにくいです。

第1目標としては、DからB方向への戻り、またはA-D全体に対する38.2%、50.0%、61.8%あたりを確認することがあります。

ただし、どこまで伸びるかを決めつけるのではありません。

大事なのは、
入る前に管理を考えているか
です。

ガートレー222は、きれいに見えるほど入りたくなります。
だからこそ、損切りと第1目標を先に見ます。

VISUAL GUIDE / 概念図 損切りと第1目標も先に考える を図で整理
1 2 3 根拠の外側 損失幅を確認 目標距離と比較

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

📝 実戦での確認順

ガートレー222を見る時、自分ならこの順番で確認します。

  1. XAが明確な基準波として見えるか
  2. ABがXAに対する押し戻りとして自然か
  3. ABが61.8%付近を意識できる形か
  4. BCが意味のある戻り、または押しになっているか
  5. CDがD候補へ向かっているか
  6. D候補がXAの78.6%付近と重なるか
  7. AB=CDやBC延長の候補も近くにあるか
  8. D付近で反応が出ているか
  9. 損切り位置が現実的か
  10. 第1目標が見えるか

この順番で見ると、形だけでガートレー222を探すよりも判断が落ち着きます。

特に大事なのは、最初のXAと最後のD候補です。

XAが曖昧なら、全体が曖昧になります。
D候補で根拠が重ならないなら、無理に触る必要はありません。

VISUAL GUIDE / 概念図 実戦での確認順 を図で整理
前提を確認 変化を比較 最後に判断 実戦での確認順

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

✅ まとめ

ガートレー222は、AB=CDをさらに発展させたように見えるパターンです。

ただし、単なる形合わせではありません。

今回の整理はこうです。

  • 🧭 ガートレー222は、AB=CDの発展形として見ると分かりやすい
  • 📐 XAは、最初に見る大きな基準波
  • 🔁 ABは、XAに対する押し戻り
  • 🔢 ABは61.8%付近を意識することが多い
  • 📍 D候補はXAの78.6%、AB=CD、BC延長などの重なりで見る
  • 👀 Dはエントリー場所ではなく観察ゾーン
  • ⚠️ 形合わせだけだと後付けになりやすい
  • 🧯 損切りと第1目標まで先に考える

ガートレー222が取りに行くのは、何でも反転しそうな場所ではありません。

大きなXAがあり、
その押し戻りがあり、
さらに複数の比率がD候補で重なる場所です。

こう考えると、ガートレー222はかなり整理しやすくなります。

🔜 次回予告

次回は、ガートレー222の成立条件を曖昧にしない見方をテーマにします。

👉 次回の記事はこちら:第12回:ガートレー222の成立条件を曖昧にしない見方

今回見た全体像を踏まえて、
XA、AB、BC、CDをどの順番で確認し、
どこが弱いと見送りにするのかをもう少し具体的に整理していきます。

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