バタフライパターンの買いセットアップ|エントリーと損切り(第19回)

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🦋 第19回 バタフライの買いセットアップ

前回は、エクステンション型を逆張りで使う時の注意点を整理しました。

👉 前回の記事はこちら:第18回:エクステンション型を逆張りで使う時の注意点

バタフライのように、127.2%や161.8%まで外側に伸びる形は、反転候補として魅力的に見えます。

ただ、外側に伸びているということは、相場に勢いが出ている可能性もあります。

だから、
伸びたから入るのではなく、伸びたあとに止まる反応を待つ
という話をしました。

今回は、その続きです。

テーマは、バタフライの買いセットアップです。

買い側のバタフライでは、Xを下抜けて、XAの外側まで押し込んだ場所をD候補として見ます。

つまり、見た目としては一度かなり弱く見える場所です。

ここで大事なのは、
安くなったから買うのではなく、下げ止まりの根拠が重なった場所だけ見る
ということです。

📌 結論から言うと、買いのバタフライは、
Xを下抜けたあと、127.2%や161.8%付近で下げ止まりを観察する型
として整理すると分かりやすいです。

ただし、Xを割った時点で完成ではありません。
むしろ、Xを割ってからの値動き確認が本番です。

READING ROUTE

🧭 この回の読みどころ

01🧭 買いのバタフライはどんな形か
02🔢 まずXAを明確にする
03📍 ABは深い押しとして見る
RATIO MAP 本文に登場する比率の位置関係

比率は反転を決める点ではなく、値動きの位置関係を整理する目安として確認します。

VISUAL GUIDE / 概念図 買いのバタフライ完成候補
XA AB BC CD X A B C D D候補 反応確認 DはXの下

D候補がXの下へ伸びるエクステンション型です。D到達ではなく、下げ止まりの反応を待って買いを検討します。

🧭 買いのバタフライはどんな形か

買い側のバタフライは、ざっくり言うと次のような流れです。

  1. XからAへ上昇する
  2. AからBへ深く押す
  3. BからCへ戻す
  4. CからDへ再び下落する
  5. DがXの下、つまりXAの外側まで伸びる

このD候補で、下げ止まりの反応が出るかを見ます。

ここでガートレー222との違いが出ます。

ガートレー222の買いでは、D候補がXAの内側に収まりやすく、78.6%付近を見ました。

一方、バタフライの買いでは、D候補がXを下抜けて、127.2%や161.8%付近まで伸びることがあります。

📌 つまり、買いのバタフライは、
上昇XAに対して、いったん行き過ぎるほど深く押した場所を見る型
です。

VISUAL GUIDE / 概念図 買いのバタフライはどんな形か を図で整理
1 2 3 候補帯を絞る 上昇への切替 損切りと目標

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

🔢 まずXAを明確にする

買いのバタフライを見る時、最初に決めるのはXAです。

Xは基準になる安値。
Aはそのあとにできた高値。

このXAが曖昧だと、あとのB、C、Dも全部曖昧になります。

よくある失敗は、小さな波を無理にXAとして見てしまうことです。

  • ⚠️ 値幅が小さすぎる
  • ⚠️ 波がごちゃごちゃしている
  • ⚠️ XとAの位置が後から何度も変わる
  • ⚠️ 上位足で見るとほとんど意味のない波になっている

こういうXAは、無理に使わないほうが整理しやすいです。

買いのバタフライでは、D候補がXの外側まで出ます。
だからこそ、最初のXAが明確でないと、外側に伸びた判断も弱くなります。

VISUAL GUIDE / 概念図 まずXAを明確にする を図で整理
基準波を確認 Xは基準になる安 Aはそのあとにできた高値 まずXAを明確にする

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

📍 ABは深い押しとして見る

買いのバタフライでは、AからBへの押しが深くなることがあります。

目安としては、XAに対して78.6%付近まで戻す形を意識することがあります。

ただ、ここでも数字だけで決めません。

ABが深いということは、上昇XAの勢いがかなり削られているという見方もできます。

だから、ABだけを見て、
「これはバタフライだ」
とは決めません。

ABで見たいのは、次のような点です。

  • ✅ XAに対して深く押しているか
  • ✅ BがXを明確に割っていないか
  • ✅ 押し方が極端に荒すぎないか
  • ✅ BからCへ戻す余地があるか

ABは、バタフライの土台です。
ただし、完成を決める場所ではありません。

VISUAL GUIDE / 概念図 ABは深い押しとして見る を図で整理
1 2 3 反対方向へ動く 節目を越える 次の起点を作る

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

🔁 Cは戻りの強さを確認する場所

BからCへの戻りは、次のCDを考えるために大事です。

ここで見たいのは、戻りが強すぎないか、弱すぎないかです。

Cが弱すぎると、その後のCDがただの下落継続に見えやすくなります。

逆に、Cが強すぎてA付近まで戻ってしまうと、形が分かりにくくなることがあります。

目安としては、BCがABに対して38.2%から88.6%付近の範囲に収まるかを見ます。

ただし、ここも厳密な点ではなく、全体の形を整理するための目安です。

📌 Cで見たいのは、
次のCDがD候補まで伸びた時に、AB=CDやBC延長と重なりやすい形になっているか
です。

VISUAL GUIDE / 概念図 Cは戻りの強さを確認する場所 を図で整理
1 2 3 反対方向へ動く 節目を越える 次の起点を作る

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

🧱 D候補はXの下に出る

買いのバタフライで一番大事なのはD候補です。

D候補は、Xの下に出ることがあります。

つまり、いったん基準の安値を割る形です。

この時、多くの人は下落が続くように見えます。
実際、そのまま下落が続くこともあります。

だから、Xを割っただけで買うのは早いです。

見るのは、Xを割ったあとに、127.2%や161.8%付近で下げ止まりの反応が出るかです。

  • 🔢 XAに対する127.2%付近
  • 🔢 XAに対する161.8%付近
  • 🔢 AB=CDの完成候補
  • 🔢 BC延長の候補
  • 🧱 上位足のサポート
  • 👀 下位足の下げ止まり

これらがD候補付近で重なると、観察する価値が出てきます。

VISUAL GUIDE / 概念図 バタフライ売買候補の3条件
1 2 3 X外側 D反応 リスク 候補位置 反転確認 幅を固定 3条件をセット確認

Xの外側にあるD候補、そこでの反応、管理できるリスク幅が揃うかを確認します。

👀 下げ止まりの反応を見る

買いのバタフライでは、D候補に届いたあとが大事です。

127.2%や161.8%に届いたことより、そこで何が起きるかを見ます。

自分なら、次のような反応を確認します。

  • ✅ 長い下ヒゲが出る
  • ✅ 安値更新の幅が小さくなる
  • ✅ 大きな陰線が続かなくなる
  • ✅ 下位足で直近高値を上に抜く
  • ✅ 下降の流れがいったん崩れる
  • 🧱 上位足のサポートと重なる

ここで注意したいのは、下ヒゲ1本だけで決めないことです。

下ヒゲが出ても、次の足でさらに安値を更新することはあります。
一度止まったように見えても、もう一段下に走ることもあります。

だから、反応は単発ではなく、流れとして見ます。

🧯 損切りはDの外側に置けるか

買いのバタフライでは、損切り位置もかなり大事です。

基本的には、D候補の下に損切りを置けるかを見ます。

ただし、D候補が外側まで深く伸びているため、損切り幅が広くなりやすいです。

ここで無理をすると、反転候補としては良く見えても、トレード管理が難しくなります。

⚠️ こういう時は注意します。

  • ⚠️ Dの下に損切りを置くと遠すぎる
  • ⚠️ 127.2%で入ると161.8%まで耐える形になる
  • ⚠️ 反応確認を待つと損切り幅が広がる
  • ⚠️ 第1目標までの距離が短い
  • ⚠️ Dの下に次のサポートが見えない

損切りをどこに置くかが曖昧な時は、形がきれいでも無理に触らないほうがいいです。

VISUAL GUIDE / 概念図 損切りはDの外側に置けるか を図で整理
根拠の外側 損失幅を確認 目標距離と比較 損切りはDの外側に置けるか

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

🎯 第1目標は控えめに見る

買いのバタフライでは、D候補から反転したとしても、最初から大きく伸びる前提で見ないほうが扱いやすいです。

まずは、第1目標を控えめに見ます。

たとえば、次のような場所です。

  • 🎯 CDに対する38.2%戻し
  • 🎯 CDに対する50.0%戻し
  • 🎯 直近の戻り高値
  • 🎯 C付近の価格帯
  • 🎯 上位足で意識されている節目

D候補で反応が出ても、第1目標までの距離が近いなら、リスクリワードが合いにくいです。

バタフライは、完成候補が分かりやすい分、入口ばかり見てしまいがちです。
でも、出口まで先に見ておくほうが判断は安定します。

VISUAL GUIDE / 概念図 第1目標は控えめに見る を図で整理
1 2 3 近い節目 値幅を比較 段階的に管理

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

🚫 買いのバタフライで見送る形

買いのバタフライでも、見送る形はあります。

むしろ、エクステンション型なので、見送る判断はかなり大事です。

自分なら、次のような形は慎重に見ます。

  • ⚠️ XAが小さくて基準波として弱い
  • ⚠️ BがXを深く割っていて形が崩れている
  • ⚠️ Cの戻りが弱すぎて下落継続に見える
  • ⚠️ D候補で大きな陰線が続いている
  • ⚠️ 127.2%や161.8%を勢いよく抜けている
  • ⚠️ 損切り幅が広すぎる
  • ⚠️ 第1目標までの距離が短い
  • ⚠️ 上位足が強い下落トレンドの途中

こういう時は、バタフライに見えても無理に買いません。

「形があるから入る」ではなく、
「管理できる形だけ見る」
という考え方が大事です。

VISUAL GUIDE / 概念図 買いのバタフライで見送る形 を図で整理
1 2 3 候補帯を絞る 上昇への切替 損切りと目標

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

📋 買いセットアップの確認リスト

買いのバタフライを見る時、自分なら次の順番で確認します。

  1. XからAへの上昇が明確か
  2. ABがXAに対して深く押しているか
  3. BがXを明確に割っていないか
  4. Cの戻りが次のCDを作れる形か
  5. D候補がXの下、XAの外側に出ているか
  6. 127.2%や161.8%付近を候補地として見られるか
  7. AB=CDやBC延長と重なるか
  8. D候補で下げ止まりの反応があるか
  9. Dの下に損切りを置けるか
  10. 第1目標までの距離が残っているか

この順番で見ると、Xを割ったからすぐ買う、という判断を避けやすくなります。

買いのバタフライは、弱く見える場所を買い候補として見る型です。
だからこそ、反応確認と管理条件を丁寧に見ます。

VISUAL GUIDE / 概念図 買いセットアップの確認リスト を図で整理
候補帯を絞る 上昇への切替 損切りと目標 買いセットアップの確認リスト

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

✅ まとめ

今回は、バタフライの買いセットアップを整理しました。

ポイントは、次の通りです。

  • 🧭 買いのバタフライは、Xを下抜けた外側のD候補を見る
  • 🔢 XAを明確にしないと、D候補も曖昧になる
  • 📍 ABは深い押しとして見る
  • 🔁 Cは戻りの強さを確認する場所
  • 🧱 D候補は127.2%や161.8%付近をゾーンで見る
  • 👀 D候補では下げ止まりの反応を待つ
  • 🧯 損切りはDの外側に置けるか確認する
  • 🎯 第1目標は控えめに見る
  • 🚫 管理できない形は見送る

買いのバタフライは、安くなったから買う型ではありません。

Xを下抜けて外側まで押し込んだあと、比率、反応、損切り、第1目標がそろうかを見る型です。

弱く見える場所ほど、入りたくなる理由ではなく、待つ理由を探す。
この意識があると、買いのバタフライはかなり整理しやすくなります。

🔜 次回予告

次回は、バタフライの売りセットアップをテーマにします。

売り側では、Xを上抜けて外側まで戻したあと、どこで上げ止まりを観察するかがポイントになります。
買い側との違いも含めて、次回整理していきます。

👉 次回の記事はこちら:第20回:バタフライの売りセットアップ

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