ハーモニックの比率優先順位|XA・AB・BC・CDのどこを重視するか(第13回)

FIBONACCI REVERSAL NEWSLETTER / 第13回 / ガートレー222

🔢 第13回 XA、AB、BC、CDの比率をどう優先順位づけするか

前回は、ガートレー222の成立条件を曖昧にしない見方を整理しました。

👉 前回の記事はこちら:第12回:ガートレー222の成立条件を曖昧にしない見方

ガートレー222は、D候補から逆算して形を合わせるのではなく、
XA、AB、BC、CD、D候補、反応、管理の順番で見るほうが扱いやすい。
そういう話でした。

今回は、その続きです。

テーマは、XA、AB、BC、CDの比率をどう優先順位づけするかです。

ガートレー222では、いろいろな比率が出てきます。

  • XAに対するAB
  • XAに対するD候補
  • ABに対するBC
  • BCに対するCD
  • AB=CDの完成候補

これを全部同じ重さで見ようとすると、かなり混乱します。

📌 結論から言うと、ガートレー222では、
XAを土台、ABを成立感、BCとCDを補助、Dの反応を最終確認
として分けると整理しやすいです。

比率はたくさんあります。
でも、全部が同じ役割ではありません。

ここを分けるだけで、かなり見やすくなります。

READING ROUTE

🧭 この回の読みどころ

01🧱 まずXAを最優先にする
02🔁 次にABを見る
03📍 D候補の78.6%はかなり重要
RATIO MAP 本文に登場する比率の位置関係

比率は反転を決める点ではなく、値動きの位置関係を整理する目安として確認します。

VISUAL GUIDE / 概念図 比率の優先順位とD候補
XA AB BC CD X A B C D D候補 反応確認 DはXAの内側

XAを基準波として、AB・BC・CDの順に形を確認し、XAの内側にあるD候補で複数根拠の重なりを待つ概念図です。

🧱 まずXAを最優先にする

ガートレー222で最初に優先するのは、XAです。

なぜなら、XAが全体の基準になるからです。

XAが曖昧だと、ABの61.8%も、D候補の78.6%も、全部曖昧になります。

これはかなり大事です。

たとえば、XとAをどこに置くかが毎回変わるとします。
そうすると、同じチャートを見ても、61.8%の位置も78.6%の位置も変わります。

つまり、比率そのものより先に、
どの波を基準にするか
を決める必要があります。

✅ XAで見るポイントは、このあたりです。

  • ✅ XからAまでを、ひとつの波として見られるか
  • ✅ その波を測る意味があるか
  • ✅ 上位足でも無視できない動きか
  • ✅ レンジ内の小さな上下ではないか

XAが弱いなら、他の比率がきれいでも見送り寄りで考えます。

VISUAL GUIDE / 概念図 まずXAを最優先にする を図で整理
1 2 3 基準波を確認 D候補の反応を確 これはかなり大事です

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

🔁 次にABを見る

XAの次に見るのがABです。

ABは、XAに対する押し戻りです。
ガートレー222では、ABが61.8%付近を意識できるかを見ることが多いです。

ただし、ここで大事なのは、61.8%にぴったり届いたかどうかだけではありません。

ABが、XAに対する自然な押し戻りとして見えるか。
ここを見ます。

📌 ABの役割は、
この形をガートレー222として見てよいかの成立感を作ること
です。

ABが浅すぎると、押し戻りとして弱く見えます。
逆に、ABが深すぎると、XAの流れをかなり否定しているように見えることがあります。

なので、ABは数字だけでなく、戻り方も見ます。

  • ✅ 61.8%付近を意識できるか
  • ✅ 戻り方が急すぎないか
  • ✅ 時間を使いすぎて流れがぼやけていないか
  • ✅ XAを完全に否定するような動きではないか

ABは、ガートレー222の形を見始めるための大事な確認です。

VISUAL GUIDE / 概念図 次にABを見る を図で整理
XAの次に見るのがABです ABはXAに対する押し戻りです ABの値幅を確認 次にABを見る

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

📍 D候補の78.6%はかなり重要

次に大事なのが、D候補です。

ガートレー222では、XAに対するD候補として、78.6%付近を意識することが多いです。

ここはかなり重要です。

ただし、78.6%に来たから反転する、という話ではありません。

78.6%は、
D候補として観察する場所を絞るための目安
です。

買い側なら、上昇XAに対して深く押してきた場所。
売り側なら、下落XAに対して深く戻してきた場所。

ここで、他の根拠も重なるかを見ます。

  • 🔢 XAに対する78.6%付近
  • 🔢 AB=CDの完成候補
  • 🔢 BCに対する127.2%や161.8%の延長
  • 🧱 上位足の節目
  • 👀 D付近での反応

D候補の78.6%は重要です。
でも、それ単独ではまだ足りません。

ここに他の根拠が重なって、さらに反応が出るか。
そこまで見ます。

VISUAL GUIDE / 概念図 D候補の78.6%はかなり重要 を図で整理
1 2 3 次に大事なのがD候補です D候補の反応を確 ここはかなり重要です

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

🧭 BCは主役ではなく、流れを見る補助

BCは大事です。

ただ、ガートレー222の中では、BCを主役にしすぎないほうが整理しやすいです。

BCは、ABに対する戻り、または押しです。
見る目安としては、38.2%、50.0%、61.8%、78.6%あたりがあります。
深い場合は88.6%付近を見ることもあります。

ただし、BCは、
このパターン全体の流れが壊れていないかを見る補助
として扱うと分かりやすいです。

たとえば、

  • ✅ BCが自然な戻りとして見える
  • ✅ Cが分かりやすい
  • ✅ BCが長すぎて揉み合い化していない
  • ✅ ABを完全に否定する戻り方ではない

こういう確認です。

BCが少し浅い、少し深いというだけで、すぐに全部を否定する必要はありません。

ただし、BCが荒れすぎてCが分からないなら、その後のCDも曖昧になります。

VISUAL GUIDE / 概念図 BCは主役ではなく、流れを見る補助 を図で整理
1 2 3 BCは大事です BCの戻しを確認 比率の役割を確認

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

📐 CDはD候補への到達手段として見る

CDは、D候補へ向かう最後の波です。

ここでは、BCに対する127.2%や161.8%の延長を見ることがあります。
また、AB=CDの完成候補も見ます。

ただ、CDも単独で主役にしすぎないほうがいいです。

CDの役割は、
D候補へ向かう動きが自然かを見ること
です。

たとえば、CDが強すぎる場合があります。

長い陽線や陰線が続いて、D候補に一気に到達する。
78.6%やAB=CDの候補を抜けても、勢いが落ちない。
こういう時は、D候補に来たからといって急いで触らないほうがいいです。

逆に、CDが弱すぎる場合もあります。

D候補まで届かずに失速する。
途中で揉み合いになって、CからDへの流れが見えなくなる。
この場合も、ガートレー222としては見にくくなります。

CDは、D候補へ向かう道筋として見ます。

VISUAL GUIDE / 概念図 ガートレー成立を支える3層
1 2 3 XA 比率重なり D反応 基準波 候補を絞る 最終確認 成立と売買を分離

XAという土台、D候補での比率の重なり、実際の反応を別々に確認します。

🧱 優先順位をざっくり分ける

ここまでを整理すると、比率の優先順位はこうなります。

1. 土台

  • 📐 XAが明確か
  • 🔢 XAに対するABが自然か
  • 🔢 XAに対するD候補が78.6%付近か

ここが一番大事です。

2. 補助

  • 🔁 BCの戻り方
  • 🔢 BCに対する127.2%、161.8%
  • 🔢 AB=CDの完成候補

これはD候補を補強する材料です。

3. 最終確認

  • 👀 D付近で反応が出るか
  • 🧯 損切り位置が現実的か
  • 🎯 第1目標が見えるか

ここまで見て、初めて検討できる形になります。

VISUAL GUIDE / 概念図 優先順位をざっくり分ける を図で整理
比率の役割を確認 土台 XAが明確か 優先順位をざっくり分ける

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

⚠️ 全部の比率を同じ重さで見ない

ガートレー222で判断が散らかる原因は、全部の比率を同じ重さで見てしまうことです。

たとえば、BCの127.2%がきれいに出ている。
でも、XAが曖昧で、ABも自然ではない。

この場合、BC延長だけがきれいでも、土台が弱いです。

逆に、XAとABがしっかりしていて、D候補も78.6%付近にある。
でも、BC延長が少しズレている。

この場合は、完全に否定するより、他の根拠やD付近の反応も見て判断します。

📌 大事なのは、
土台の比率と補助の比率を分けること
です。

土台が弱いのに、補助だけで成立させない。
土台が強いなら、補助は重なり具合を見る。

こう考えると、判断がかなり落ち着きます。

VISUAL GUIDE / 概念図 全部の比率を同じ重さで見ない を図で整理
1 2 3 基準波を決める 比率候補を測る 反応と重ねる

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

👀 最後はD候補での反応を見る

どれだけ比率が重なっても、D候補で反応がなければ急がないほうがいいです。

ガートレー222でも、Dは観察ゾーンです。

買い側なら、下げ止まりの気配。
売り側なら、上げ止まりの気配。
ここを確認します。

たとえば、

  • ✅ 長いヒゲが出る
  • ✅ 連続した高値更新、安値更新が止まる
  • ✅ 下位足で反転の形が出る
  • ✅ 勢いが鈍る
  • ✅ 損切りを置ける高値安値ができる

こういう反応があるかを見ます。

比率は候補地を教えてくれます。
でも、そこで本当に止まりそうかは、値動きの反応を見ないと分かりません。

VISUAL GUIDE / 概念図 最後はD候補での反応を見る を図で整理
1 2 3 ヒゲと減速 足の確定 高値安値の切替

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

📝 実戦での確認順

ガートレー222の比率を見る時、自分ならこの順番で確認します。

  1. XAが明確な基準波として見えるか
  2. ABがXAに対する自然な押し戻りか
  3. ABが61.8%付近を意識できるか
  4. D候補がXAの78.6%付近にあるか
  5. AB=CDの完成候補が近いか
  6. BCに対する127.2%、161.8%の延長が近いか
  7. BCが全体の流れを壊していないか
  8. D付近で反応が出ているか
  9. 損切り位置が現実的か
  10. 第1目標が見えるか

この順番で見ると、どの比率を強く見て、どの比率を補助として見るかが整理しやすいです。

全部を同じ重さで見る必要はありません。
土台、補助、確認。
この3つに分けるだけで、かなり判断しやすくなります。

VISUAL GUIDE / 概念図 実戦での確認順 を図で整理
前提を確認 変化を比較 最後に判断 実戦での確認順

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

✅ まとめ

ガートレー222では、複数の比率を見ます。

ただし、全部を同じ重さで見ると判断が散らかります。

今回の整理はこうです。

  • 🧱 XAを最優先に見る
  • 🔁 ABは、XAに対する自然な押し戻りとして見る
  • 🔢 ABは61.8%付近を意識することが多い
  • 📍 D候補の78.6%は重要だが、それ単独では決めない
  • 🧭 BCは主役ではなく、流れを見る補助
  • 📐 CDはD候補への到達手段として見る
  • 🔢 AB=CDやBC延長は、D候補を補強する材料
  • 👀 最後はD付近の反応を見る
  • 🧯 損切りと第1目標まで見てから検討する

ガートレー222は、比率が多いから難しく見えます。

でも、
XAを土台、ABを成立感、BCとCDを補助、Dの反応を最終確認。
こう分けると、かなり整理しやすくなります。

🔜 次回予告

次回は、ガートレー222で見送るべき形をテーマにします。

比率がそれなりに合っていても、実戦では見送ったほうがいい形があります。
次回は、形は似ているけれど触らないほうがいい場面を整理していきます。

👉 次回の記事はこちら:第14回:ガートレー222で見送るべき形

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