AB=CDの売りパターン|実戦でのエントリー手順(第10回)

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📉 第10回 AB=CDの売りパターン実戦メモ

前回は、AB=CDの買いパターンを整理しました。

👉 前回の記事はこちら:第9回:AB=CDの買いパターン実戦メモ

下落AB、戻りBC、再下落CDを見て、
D候補を買い場ではなく観察ゾーンとして扱う。
そして、下げ止まり確認、損切り位置、第1目標までセットで見る。

今回は、その反対側です。

AB=CDの売りパターンを見ていきます。

ただし、ここでも最初に大事なことを言っておきます。

AB=CDの売りパターンは、
「Dに来たら売る」ための型ではありません。

上昇AB、押しBC、再上昇CDを順番に見て、
D候補まで来たあとに、そこで本当に上げ止まりの気配があるかを確認するための型です。

📌 結論としては、

  • ✅ 上がっている途中を値ごろ感で売らない
  • 📝 D候補を「売り場」ではなく「観察ゾーン」として見る
  • 🧯 確認、損切り、第1目標までセットで考える

この3つが大事です。

買いパターンと考え方はかなり似ています。
ただ、売り側は心理的に少し難しくなります。

上昇が続いている時ほど、
「そろそろ下がるだろう」
と考えたくなるからです。

でも、その見方だけだと、強い上昇に逆らってしまいやすいです。

READING ROUTE

🧭 この回の読みどころ

01🧭 売りパターンは、上昇ABから始まる
02🔁 BCは、上昇に対する押しとして見る
03📈 CDは、Bを上抜けてから完成候補になる
RATIO MAP 本文に登場する比率の位置関係

比率は反転を決める点ではなく、値動きの位置関係を整理する目安として確認します。

VISUAL GUIDE / 概念図 売りのAB=CD完成候補
AB BC CD A B C D D候補 反応確認

上昇AB、押しBC、再上昇CDを経て、D候補で上げ止まりを確認してから売りを検討する流れです。

🧭 売りパターンは、上昇ABから始まる

AB=CDの売りパターンでは、最初のABは上昇波です。

流れとしては、こうです。

  1. AからBへ価格が上がる
  2. BからCへいったん押す
  3. CからDへもう一度上がる
  4. D付近で売り候補として観察する

このD付近が、売りを検討する候補地になります。

ただし、ここで大事なのは、
ABが明確な上昇波として見えることです。

なんとなく上がっているだけ。
レンジの中で少し上に振れただけ。
上位足ではただのノイズに見える。

こういうABだと、売りパターンとしては組み立てにくいです。

✅ 最初の確認はシンプルです。

  • ✅ AからBまでを、ひとつの上昇波として見られるか
  • ✅ その上昇を測る意味があるか
  • 🧱 上位足の中でも無視できない動きか

ここが弱いなら、無理にAB=CDとして見ないほうがいいです。

VISUAL GUIDE / 概念図 売りパターンは、上昇ABから始まる を図で整理
1 2 3 候補帯を絞る 下落への切替 損切りと目標

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

🔁 BCは、上昇に対する押しとして見る

次に見るのがBCです。

売りパターンのBCは、上昇ABに対する押しです。

ここでは、どこまで押したかを見ます。

  • 🔢 38.2%くらいの浅い押し
  • 🔢 50.0%付近の押し
  • 🔢 61.8%付近のしっかりした押し
  • 🔢 78.6%付近のかなり深い押し

BCが浅い場合は、上昇の勢いがまだ残っている可能性があります。
その場合、CDがBを上抜けたあと、100.0%だけで止まらず、127.2%や161.8%まで伸びることがあります。

一方で、BCが深い場合は、押しとしては見やすいです。
ただし、A近くまで押しているなら、ABの上昇前提が弱くなっている可能性もあります。

ここでも、比率だけで判断しません。

🔍 見たいのは、押し方です。

  • ✅ ゆっくり押したのか
  • ✅ 急角度で押したのか
  • ✅ Cで下げ止まる形があるのか
  • ✅ Cが決まったあと、再び上方向へ動き出しているのか

Cが曖昧なままだと、次のCDも曖昧になります。

VISUAL GUIDE / 概念図 BCは、上昇に対する押しとして見る を図で整理
反対方向へ動く 節目を越える 次の起点を作る BCは上昇に対する押しとして見る

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

📈 CDは、Bを上抜けてから完成候補になる

売りパターンでは、CDがBを上抜けてから、AB=CDの完成候補として見やすくなります。

ここを早く決めすぎると危ないです。

Cから上げ始めた時点で、
「次はDまで来るはず」
と考えたくなります。

でも、まだBを上抜けていない段階では、ただの戻りの範囲で止まる可能性もあります。

なので、自分ならこの順番で見ます。

  1. ABが明確な上昇波か
  2. BCがABに対する押しとして成立しているか
  3. Cで下げ止まりの形があるか
  4. CDがBを上抜けているか
  5. D候補が100.0%、127.2%、161.8%のどこにあるか

📌 ポイントは、D候補だけを見ないことです。

そこまでの流れを見ます。
ここを飛ばすと、D点だけを理由にした早すぎる逆張りになりやすいです。

VISUAL GUIDE / 概念図 CDは、Bを上抜けてから完成候補になる を図で整理
1 2 3 ABとCDを比較 ここを早く決めすぎると危ないです Cから上げ始めた時点で

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

👀 D候補は、売り場ではなく観察ゾーン

AB=CDの売りパターンで一番ありがちな失敗は、
D候補を売り場だと決めつけることです。

たしかに、D候補は売りを検討する場所です。
でも、そこで上げ止まると決めつける場所ではありません。

特に注意したいのは、CDの勢いが強い時です。

⚠️ たとえば、こういう場面です。

  • ✅ 長い陽線が続いている
  • ✅ Bを上抜けたあとも勢いが落ちない
  • 🔢 100.0%を超えて127.2%へ一気に向かっている
  • 🔢 161.8%に来ても上げ止まりの形がない
  • 🧱 上位足でも上方向の流れが強い

こういう時は、D候補に来たからといって急いで売りを考えないほうがいいです。

D候補は、売り場というより観察ゾーンです。

ここで上げ止まりの気配が出るか。
買いの勢いが弱くなるか。
下位足で反転の形が出るか。
損切り位置を現実的に置けるか。

このあたりを確認してから考えます。

VISUAL GUIDE / 概念図 D候補は、売り場ではなく観察ゾーン を図で整理
1 2 3 候補帯を絞る 下落への切替 損切りと目標

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

✅ 売りパターンで見たい確認

売りパターンで自分が見たい確認は、だいたいこのあたりです。

  • ✅ D候補付近で上げ足が鈍る
  • ✅ 長い上ヒゲが出る
  • ✅ 連続した高値更新が止まる
  • ✅ 下位足で高値安値の切り下げが出る
  • 🧱 D候補が上位足の節目やレジスタンスと重なる
  • 🧯 損切りをDの少し上に置いても幅が大きすぎない

もちろん、全部そろう必要はありません。

ただ、何も確認がないまま、
「D候補だから売る」
という見方は避けたいです。

AB=CDは、完成候補を見つける型です。
実際に売りを検討するかどうかは、D候補での反応を見てからです。

ここを分けるだけでも、かなり無理な逆張りは減ります。

VISUAL GUIDE / 概念図 D候補から管理までの3点
1 2 3 D反応 損切り 第1目標 止まり方 外側へ置く 距離を見る 管理できる時だけ

D候補での反応、損切り位置、第1目標をセットで確認してから売買候補として扱います。

🧯 損切り位置が遠すぎるなら見送る

AB=CDの売りパターンでは、D候補の少し上や、反転確認で作った高値の上に損切りを置く考え方があります。

ただし、その幅が大きすぎるなら、無理に触らないほうがいいです。

パターンがきれいに見えても、損切り幅が広すぎると、トレードとしては扱いにくくなります。

自分なら、D候補そのものよりも、
損切り位置が現実的か
をかなり見ます。

⚠️ たとえば、こういう時です。

  • ⚠️ Dの上に置くと損切り幅が広すぎる
  • 🧯 直近高値の上に置くとリスクリワードが合わない
  • 📝 反転確認を待つと入る位置が悪くなりすぎる
  • 🧱 上位足の流れが上向きで、下げる余地が小さい

こういう時は、見送る判断も普通にあります。

売りパターンだから売るのではありません。
リスクを置ける形になっているかを見る。

ここはかなり大事です。

🎯 利確は、押し戻しの目安を先に決めておく

売りパターンで反転を確認できたとしても、どこまで下がるかは分かりません。

なので、利確の考え方も先に整理しておきたいです。

ひとつの目安は、A-D全体に対する押し戻しです。

Dから下げたあと、A-Dに対して38.2%、50.0%、61.8%あたりまで押し戻すかを見る。
特に第1目標としては、38.2%から50.0%あたりを最初に意識することがあります。

もうひとつは、初期リスクと同じくらいの利益が出たところです。

たとえば、損切り幅が20pipsなら、20pips分の含み益が出たあたりで一部を軽くする。
その後、残りを建値付近に移して、リスクを小さくする。

こういう管理の考え方もあります。

📌 大事なのは、入ったあとに考え始めないことです。

売りを検討する前に、損切り位置と第1目標をセットで見ておく。
ここまで含めて、売りパターンとして扱いたいです。

VISUAL GUIDE / 概念図 利確は、押し戻しの目安を先に決めておく を図で整理
反対方向へ動く 節目を越える 次の起点を作る 目標距離を確認

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

🧱 上位足の流れとぶつかっていないか

AB=CDの売りパターンは、上昇の終盤を狙う形に見えることがあります。

だからこそ、上位足の確認が必要です。

上位足で強い上昇が続いている時に、下位足のAB=CDだけで売りを考えると、早すぎる逆張りになりやすいです。

見るなら、たとえばこういうところです。

  • 🧱 上位足のレジスタンス付近か
  • ✅ 直近の上昇が伸び切っているか
  • 🧱 下位足だけでなく上位足でも上げ止まりの気配があるか
  • ✅ トレンドデイのような一方通行の日ではないか
  • ✅ 下げても押し目買いが出やすい位置ではないか

売りパターンは、Dだけで完結しません。

上位足の文脈と重なると、候補として見やすくなります。
逆に、上位足と真っ向からぶつかるなら、見送りも考えたいです。

VISUAL GUIDE / 概念図 上位足の流れとぶつかっていないか を図で整理
1 2 3 ABとCDを比較 だからこそ上位足の確認が必要です 上位足の位置を確

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

⚠️ よくある失敗

AB=CDの売りパターンでありがちな失敗は、上がっている途中で早く売りすぎることです。

D候補が近づいてくると、そろそろ下がりそうに見えます。
でも、CDが強い時は、そのままDを超えて伸びることがあります。

もう一つは、Cが決まっていないのにCDを引いてしまうことです。

Cがまだ曖昧なのに、そこからDを予測すると、AB=CDの形がどんどん変わります。
これも後付けになりやすいです。

最後に、利確と損切りを後から考えることです。

入ってから、
「どこで切ろう」
「どこで利確しよう」
と考えると、判断がぶれます。

AB=CDの売りパターンを見る時は、
D候補、確認、損切り、第1目標までをセットで見る。

ここまで決めて、初めて検討できる形になります。

VISUAL GUIDE / 概念図 よくある失敗 を図で整理
1 2 3 構造の弱点 値動きの警告 管理できるか

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

📝 実戦での確認順

売りパターンを見る時、自分ならこの順番で確認します。

  1. ABが明確な上昇波として見えるか
  2. BCがABに対する押しとして成立しているか
  3. Cで下げ止まりの形があるか
  4. CDがBを上抜けているか
  5. D候補が100.0%、127.2%、161.8%のどこにあるか
  6. D候補で上げ止まりの確認が出ているか
  7. 損切り位置が現実的か
  8. 第1目標が見えるか
  9. 上位足の流れと大きくぶつかっていないか

この順番で見ると、D点だけを見て売りたくなる衝動を抑えやすいです。

AB=CDの売りパターンは、反落を当てるためのものではありません。
上昇の流れを分解して、売りを検討してよい候補地かどうかを整理するための型です。

VISUAL GUIDE / 概念図 実戦での確認順 を図で整理
前提を確認 変化を比較 最後に判断 実戦での確認順

この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。

✅ まとめ

AB=CDの売りパターンは、
上昇AB、押しBC、再上昇CDを順番に見て、D候補で反応を確認する型です。

今回の整理はこうです。

  • 📈 売りパターンは上昇ABから始まる
  • 🔁 BCは上昇に対する押しとして見る
  • 📍 CDがBを上抜けてから完成候補として見やすくなる
  • 👀 D候補は売り場ではなく観察ゾーン
  • ✅ D候補で上げ止まりの確認を見る
  • 🧯 損切り位置が遠すぎるなら見送る
  • 🎯 第1目標と管理方針を先に考えておく
  • 🧱 上位足の流れとぶつかっていないか確認する

売りパターンは、形だけ見ると分かりやすいです。
ただ、強い上昇の途中で早く売ると、AB=CDを使っているつもりでも、ただの値ごろ感になりやすいです。

だからこそ、順番を固定します。

AB、BC、CD、D候補、確認、損切り、第1目標。
この流れで見ると、売りパターンはかなり整理しやすくなります。

🔜 次回予告

次回は、ガートレー222は何を取りに行くパターンなのかをテーマにします。

👉 次回の記事はこちら:第11回:ガートレー222は何を取りに行くパターンなのか

AB=CDを単体で見るところから一歩進んで、
複数の波とフィボナッチ比率が重なる時に、何を根拠として候補地を絞るのか。
そこを整理していきます。

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