MT5でGMMA(複合型移動平均線)を使う方法|インジケーターの追加手順
MT5にGMMA(複合型移動平均線)を追加しても表示されない場合、原因のほとんどはファイルを正しいフォルダに置いていないか、コンパイルが必要なファイルをそのまま放置しているかのどちらかです。
GMMAはMT5に標準搭載されていないため、外部サイトからダウンロードして追加する必要があります。この記事では、その追加手順と、つまずきやすいポイントを解説します。
手順1:GMMAをダウンロードする
MQL5の公式コードベースから、MT5用のGMMA(Guppy Multi Moving Average)をダウンロードします。ZIP形式の場合は解凍してください。
ダウンロードしたファイルの拡張子を確認してください。ここが最初の分岐点です。
.ex5拡張子 → コンパイル済み。そのまま使えます.mq5拡張子 → ソースコードです。コンパイルしないと動きません

手順2:正しいフォルダに配置する
MT5を開き、「ファイル」→「データフォルダを開く」を選択します。開いたフォルダの中の MQL5 → Indicators に、ダウンロードしたファイルを移動してください。
間違えやすいのが、データフォルダとMT5のインストール先フォルダを混同することです。「データフォルダを開く」から辿った場所であることを確認してください。

手順3:.mq5 の場合はコンパイルする
拡張子が .mq5 だった場合、このステップが必須です。飛ばすと永遠に表示されません。
- MT5の「ファイル」→「MetaEditorを開く」でMetaEditorを起動する
- ナビゲータから該当の
.mq5ファイルを開く F7キーを押してコンパイルする- 画面下部に「0 errors」と出れば成功。同じ場所に
.ex5ファイルが自動生成されます
エラーが出て進めない場合、MQL5のバージョン違いでビルドできないコードもあります。その場合は配布元が古い可能性があるため、別の配布元を探すか、コードを見直す必要があります。

手順4:MT5にインジケーターを反映させる
ファイルを配置しただけでは、MT5はまだ気づいていません。反映させる方法は2つあります。
- 早い方法: MT5左側の「ナビゲータ」で「インジケーター」フォルダを右クリック →「更新」
- 確実な方法: MT5を再起動する
更新しても出てこない場合は、フォルダの配置場所が間違っているか、コンパイルが失敗しています。手順2・3に戻って確認してください。

手順5:チャートに追加する
「挿入」→「インジケーター」→「カスタム」から、追加したインジケーター名(GMMAの場合は guppy_mma)を選び、「OK」を押します。
最初はデフォルト値のまま使うことをおすすめします。多くのトレーダーが使っている値には意味があり、カスタマイズは基本の動きを理解してからでも遅くありません。

GMMAの基本的な見方
GMMAは12本の指数平滑移動平均線(EMA)を、短期グループ(3・5・8・10・12・15)と長期グループ(30・35・40・45・50・60)に分けて表示するテクニカル指標です。オーストラリアのダリル・グッピー氏が考案しました。
見方はシンプルです。
- 長期グループの6本がきれいに並んで間隔が広い → トレンドが強い
- 長期グループの6本が絡み合っている → レンジ相場
- 短期グループと長期グループがゴールデンクロス/デッドクロスする → トレンド転換の可能性
レンジ相場では12本のEMAが絡み合って見づらくなるため、トレンド確認以外の場面では判断に使いにくい点に注意してください。
それでも動かない時のチェックリスト
- MQL5フォルダではなく、MT4のMQL4フォルダに置いていないか
.mq5のまま放置していないか(手順3を再確認)- ナビゲータの更新をせず、追加操作だけ試していないか
- 別の口座・別のチャートで試すと動く場合、テンプレートやプロファイルが古い可能性がある
まとめ
- ファイルをダウンロードし、拡張子(.ex5 か .mq5 か)を確認する
- データフォルダの
MQL5 → Indicatorsに配置する .mq5なら MetaEditor でF7コンパイルする- ナビゲータを更新するか、MT5を再起動する
- 「挿入」→「インジケーター」→「カスタム」からチャートに追加する
この手順はGMMAに限らず、MQL5サイトで配布されている大半のカスタムインジケーターで共通です。「追加したのに出てこない」時は、まず拡張子とコンパイルの有無を疑ってください。
コンパイルには成功しているのに、パラメータの値だけ思った通りにならない場合は、インジケーターの初期値が反映されない理由もあわせてご覧ください。


