MT5で気配値が表示されない原因と対処法|銘柄が無い場合の見分け方
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MT5で気配値が表示されない原因は、ウィンドウが閉じている、銘柄が非表示になっている、その銘柄を業者が扱っていない、サーバーに接続できていないの4つに分かれます。
最初の2つは数分で直ります。一方、3つ目だけは設定をどう変えても直りません。メキシコペソのようなマイナー通貨が一覧に出てこない場合は、これに当たることがあります。
見分け方を順番に示し、業者側が原因だった場合の選択肢まで扱います。
まず症状を切り分ける
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 気配値ウィンドウ自体が見当たらない | ウィンドウが閉じている | 対処1へ |
| ウィンドウはあるが、通貨ペアが少ない・消えた | 銘柄が非表示 | 対処2へ |
| 「すべて表示」しても目的の銘柄が無い | 業者がその銘柄を扱っていない | 対処3へ |
| 銘柄は並んでいるが、価格が動かない | 接続または取引時間外 | 対処4・5へ |

対処1:気配値ウィンドウを開く
画面左側にあるはずの「気配値表示」ウィンドウごと消えている場合です。誤って閉じてしまうと、MT5を再起動しても戻りません。
キーボードで Ctrl + M を押してください。 これが一番速い方法です。
メニューから開く場合は、上部の「表示」→「気配値表示」を選択します。

ウィンドウが戻ったのに位置がおかしい場合は、タイトル部分をドラッグして画面左端に寄せると元の配置に戻せます。
対処2:非表示になっている銘柄を表示させる
ウィンドウはあるのに、扱いたい通貨ペアが一覧に無いケースです。これが最も多い原因です。
気配値表示ウィンドウの上で右クリックし、「すべて表示」を選択してください。 口座で取引可能な銘柄がすべて一覧に出ます。

銘柄数が多すぎて見づらくなった場合は、逆に不要な銘柄を右クリック→「非表示」で減らせます。
特定の銘柄だけを探したい時は、右クリック →「銘柄」を選ぶと、カテゴリ別のツリーが開きます。ここで目的の通貨ペアを選んで「表示」を押してください。

対処3:その銘柄を業者が扱っているか確認する
右クリック →「すべて表示」を実行しても目的の銘柄が現れない場合、MT5側の設定では解決しません。その口座で取引できる銘柄に、そもそも含まれていないからです。ここを設定の問題だと思い込むと、何時間かけても直りません。
確認する場所は2つあります。
- 気配値の上で右クリック →「銘柄」を開き、カテゴリのツリーを上から順に展開する。ここに無ければ、その口座では扱えません
- 業者の公式サイトにある取扱銘柄の一覧を見る。口座タイプごとに別ページになっていることがあります
同じ業者でも、口座タイプによって扱える銘柄が変わることがあります。 「スタンダード口座には無いが、別の口座タイプには有る」というケースがあるため、業者名だけでなく口座タイプまで合わせて確認してください。
業者が扱っていないと判明した場合、取れる手は3つです。
- 今の業者のサポートに、その銘柄を追加できるか問い合わせる
- 同じ業者の別の口座タイプに変更する
- その銘柄を扱っている業者の口座を用意する
費用も手間もかからない順に並べています。1から試してください。
実際に使ってきた環境での話
筆者は Titan FX を8年使っています。この間、気配値に出したい通貨ペアが見つからずに困ったことはほとんどありませんでした。スプレッドも国内業者に近い水準で推移しており、銘柄が足りないことを理由に他を探す必要は生じていません。
一度サポートへ問い合わせた際は、日本語で即日回答がありました。これは筆者の利用経験としての事実であり、取引の成果を保証するものではありません。
対処4:サーバーへの接続を確認する
銘柄は並んでいるのに価格が動かない、BidとAskが空欄のままという場合は、接続の問題です。
MT5の右下を見てください。 ここに接続状態が表示されています。
- 「回線不通」「無効な口座」と出ている → ログインできていません
- 通信量(KB/s)が表示され、数字が動いている → 接続は正常です

「回線不通」の場合は、「ファイル」→「取引口座にログイン」からログインし直してください。IDとパスワード、そしてサーバー名が正しいかを確認します。サーバー名の選択ミスは非常に多い原因です。
対処5:取引時間外ではないか確認する
意外と見落とされるのがこれです。土日は為替市場が閉まっているため、価格は動きません。
銘柄は表示されているのに数字が固まって見える場合、単に週末である可能性があります。祝日や、銘柄ごとの取引時間外(CFDや株価指数は通貨ペアと時間帯が違います)も同様です。
銘柄を右クリック →「詳細」で、その銘柄の取引時間を確認できます。
対処6:デモ口座の有効期限を確認する
デモ口座には有効期限があり、期限が切れるとログインできなくなります。「無効な口座」と表示される場合はこれを疑ってください。新しいデモ口座を発行し直せば解決します。
それでも直らない場合
ここまでで直らない場合は、順に試してください。
- MT5を完全に終了して起動し直す
- 別のサーバーを選んでログインし直す
- MT5を再インストールする(その前に
MQL5フォルダをバックアップしてください。自作インジケーターやEAが消えます)
再インストールは最後の手段です。設定とカスタムツールが初期化されるため、先に上の手順を試してください。
補足:インジケーターやEAから銘柄を有効化する
自作のインジケーターやEAで複数銘柄を扱う場合、気配値に表示されていない銘柄はデータを取得できません。これが「コードは正しいのに値が返ってこない」原因になることがあります。
MQL5では SymbolSelect() を使うと、コードから気配値に銘柄を追加できます。
// 気配値に EURUSD を追加する(既に表示されていれば何もしない)
if(!SymbolSelect("EURUSD", true))
Print("銘柄の追加に失敗しました");
複数銘柄を扱うEAでは、初期化処理でこれを実行しておくと、環境によって動いたり動かなかったりする不具合を防げます。手動で気配値に追加するのを忘れていた、というトラブルは実際によく起きます。
まとめ
確認の順番は、Ctrl + M でウィンドウを開く → 右クリック「すべて表示」で銘柄を出す → それでも無ければ業者の取扱銘柄を確認する → 価格が動かないなら接続と取引時間を見る、です。
分岐点は「すべて表示」です。ここで目的の銘柄が出るかどうかで、MT5側の問題か口座側の問題かが分かれます。 出てこないのに設定を触り続けても解決しません。
チャートの見方そのものを整理したい場合は、フィボナッチを使った逆張りの判断手順を全50回の連載にまとめています。
口座を開いた直後にこの症状が出た場合は、口座タイプの条件もあわせて確認しておくと後で困りません。マイクロ口座は1ロットの通貨単位が他と異なるため、同じ銘柄名でも発注サイズの意味が変わります。確認する場所はTitan FXでMT5を使う前に確認する6項目に書いています。記事を書いている人間については運営者情報をご覧ください。
扱える銘柄は業者ごとに違う
「業者が扱っていない」と分かった場合、最初に試すのは今の業者のサポートへの問い合わせです。口座タイプの変更だけで済むことがあり、この方法なら費用がかかりません。
それでも扱いが無ければ、その銘柄を提供している業者を用意することになります。国内と海外では性質が違うので、分けて書きます。
国内の業者を選ぶ場合
国内では、MT4を終了してMT5へ一本化する動きが出ています。OANDA証券は公式のお知らせで、MT4の新規注文を2026年9月25日(金)取引終了後に停止し、2026年11月27日(金)取引終了後にサービスを終了すると案内しています。MT4を使ってきた場合は、移行先を決める時期に当たります。
国内の業者は金融商品取引業の登録を受けたうえで営業しているため、日本の制度上の枠組みの中で取引できます。一方でレバレッジの上限など、法令に基づく制約もあります。
海外の業者を選ぶ場合
筆者が使っている Titan FX は海外の業者です。金融庁が公表している「無登録で金融商品取引業を行う者」の一覧に、Titan FX Limited として掲載されています(公表日 平成27年8月7日/一覧は令和8年8月27日更新)。日本の業者と同じ制度上の保護は受けられません。
筆者が8年使っているのは、この点を理解したうえで自分で選んだ結果であって、安全だから勧めているという意味ではありません。
どちらを選ぶかは、制度上の保護を優先するか、取扱銘柄や取引条件を優先するかで変わります。ご自身の条件に照らして判断してください。
チャートそのものが開かない・中身が空になる場合は、気配値とは別の切り分けが要ります。手順はMT5でチャートが表示されない原因に、銘柄の追加・非表示の操作はMT5で通貨ペアを追加・非表示にする方法にまとめています。
口座にログインできない・サーバーが選べない時はMT5で取引口座にログインする方法、銘柄ごとの契約サイズや最小ロットの確認はMT5の銘柄仕様の見方、デモ口座で確かめる手順はMT5でデモ口座を開く方法にまとめています。
チャートが止まって見える時の原因はMT5のチャートが止まる原因、チャートと気配値の価格の違いはTitan FXのチャートと気配値の価格差、取引時間とロールオーバーはTitan FXの取引時間とロールオーバーにまとめています。
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