MT5で気配値が表示されない原因と対処法|通貨ペアが消えた時の直し方

MT5で気配値が表示されない時、原因は3つのどれかです。ウィンドウ自体が閉じている銘柄が非表示になっているサーバーに接続できていない

この3つは対処が全く違うので、まず自分がどれに当てはまるかを切り分けてください。順番に確認すれば、ほとんどの場合は数分で直ります。

まず症状を切り分ける

症状 原因 対処
気配値ウィンドウ自体が見当たらない ウィンドウが閉じている 対処1へ
ウィンドウはあるが、通貨ペアが少ない・消えた 銘柄が非表示 対処2へ
銘柄は並んでいるが、価格が動かない 接続または取引時間外 対処3・4へ
MT5の気配値表示ウィンドウが正常に表示されている状態

対処1:気配値ウィンドウを開く

画面左側にあるはずの「気配値表示」ウィンドウごと消えている場合です。誤って閉じてしまうと、MT5を再起動しても戻りません。

キーボードで Ctrl + M を押してください。 これが一番速い方法です。

メニューから開く場合は、上部の「表示」→「気配値表示」を選択します。

MT5の表示メニューから気配値表示を選択する画面

ウィンドウが戻ったのに位置がおかしい場合は、タイトル部分をドラッグして画面左端に寄せると元の配置に戻せます。

対処2:消えた通貨ペアを表示させる

ウィンドウはあるのに、扱いたい通貨ペアが一覧に無いケースです。これが最も多い原因です。

気配値表示ウィンドウの上で右クリックし、「すべて表示」を選択してください。 口座で取引可能な銘柄がすべて一覧に出ます。

気配値表示ウィンドウの右クリックメニューにある「すべて表示」

銘柄数が多すぎて見づらくなった場合は、逆に不要な銘柄を右クリック→「非表示」で減らせます。

特定の銘柄だけを探したい時は、右クリック →「銘柄」を選ぶと、カテゴリ別のツリーが開きます。ここで目的の通貨ペアを選んで「表示」を押してください。

MT5の銘柄ダイアログでカテゴリ別に通貨ペアを選ぶ画面

それでも目的の銘柄が出てこない場合は、その口座では取引できない銘柄です。 口座タイプによって扱える銘柄が違うため、この場合はMT5側では解決しません。ブローカーの口座仕様を確認してください。

対処3:サーバーへの接続を確認する

銘柄は並んでいるのに価格が動かない、BidAskが空欄のままという場合は、接続の問題です。

MT5の右下を見てください。 ここに接続状態が表示されています。

  • 「回線不通」「無効な口座」と出ている → ログインできていません
  • 通信量(KB/s)が表示され、数字が動いている → 接続は正常です
MT5の右下に表示される接続ステータスと通信量

「回線不通」の場合は、「ファイル」→「取引口座にログイン」からログインし直してください。IDとパスワード、そしてサーバー名が正しいかを確認します。サーバー名の選択ミスは非常に多い原因です。

対処4:取引時間外ではないか確認する

意外と見落とされるのがこれです。土日は為替市場が閉まっているため、価格は動きません。

銘柄は表示されているのに数字が固まって見える場合、単に週末である可能性があります。祝日や、銘柄ごとの取引時間外(CFDや株価指数は通貨ペアと時間帯が違います)も同様です。

銘柄を右クリック →「詳細」で、その銘柄の取引時間を確認できます。

対処5:デモ口座の有効期限を確認する

デモ口座には有効期限があり、期限が切れるとログインできなくなります。「無効な口座」と表示される場合はこれを疑ってください。新しいデモ口座を発行し直せば解決します。

それでも直らない場合

ここまでで直らない場合は、順に試してください。

  1. MT5を完全に終了して起動し直す
  2. 別のサーバーを選んでログインし直す
  3. MT5を再インストールする(その前に MQL5 フォルダをバックアップしてください。自作インジケーターやEAが消えます)

再インストールは最後の手段です。設定とカスタムツールが初期化されるため、先に上の手順を試してください。

補足:インジケーターやEAから銘柄を有効化する

自作のインジケーターやEAで複数銘柄を扱う場合、気配値に表示されていない銘柄はデータを取得できません。これが「コードは正しいのに値が返ってこない」原因になることがあります。

MQL5では SymbolSelect() を使うと、コードから気配値に銘柄を追加できます。

// 気配値に EURUSD を追加する(既に表示されていれば何もしない)
if(!SymbolSelect("EURUSD", true))
   Print("銘柄の追加に失敗しました");

複数銘柄を扱うEAでは、初期化処理でこれを実行しておくと、環境によって動いたり動かなかったりする不具合を防げます。手動で気配値に追加するのを忘れていた、というトラブルは実際によく起きます。

まとめ

MT5で気配値が表示されない時は、次の順番で確認してください。

  1. Ctrl + M でウィンドウを開く
  2. 右クリック →「すべて表示」で銘柄を出す
  3. 右下の接続状態を見る
  4. 取引時間外でないか確認する
  5. デモ口座の期限を確認する

ほとんどは1か2で解決します。3以降まで進む場合は、MT5側ではなく口座側の問題である可能性が高くなります。

チャートの見方そのものを整理したい場合は、フィボナッチを使った逆張りの判断手順を全50回の連載にまとめています。あわせてご覧ください。