🔢 【第4回】61.8%・78.6%・127.2%・161.8%を実戦でどう使い分けるか
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🔢 第4回 61.8%・78.6%・127.2%・161.8%を実戦でどう使い分けるか
前回は、フィボナッチ比率は反転を予言する数字ではなく、価格の位置を見るための道具だという話をしました。
👉 前回の記事はこちら:第3回:フィボナッチ比率はどこを見るための道具なのか
今回は、その続きです。
テーマは、61.8%・78.6%・127.2%・161.8%をどう使い分けるか。
📌 結論から言うと、この4つは同じように見る数字ではないです。
ざっくり分けると、61.8%と78.6%は「押しや戻りの深さ」を見るための比率。
127.2%と161.8%は「前の波を超えてどこまで伸びたか」を見るための比率です。
ここを混ぜてしまうと、押し目買いのつもりなのか、行き過ぎを狙っているのか、パターン完成を見ているのかが曖昧になります。
なので今回は、それぞれの数字をどういう場面で見るのかを整理していきます。
🧭 この回の読みどころ
RETRACEMENT 戻し比率
EXTENSION 拡張比率
比率は反転を決める点ではなく、値動きの位置関係を整理する目安として確認します。
61.8%・78.6%は押し戻りの深さ、127.2%・161.8%は前の波を超えた伸びを見るための概念図です。
🔢 まず、100.0%を境目に分ける
最初に分けたいのは、100.0%より手前なのか、100.0%を超えた先なのかです。
自分の中では、こう分けるとかなり見やすいです。
- 📝 100.0%まで: 前の波に対して、どこまで押したか、どこまで戻したかを見る
- 📝 100.0%超え: 前の波を超えて、どこまで伸びたかを見る
つまり、61.8%や78.6%は、基本的には押しや戻りの深さを見る比率です。
一方で、127.2%や161.8%は、エクステンション、つまり伸びや行き過ぎを見る比率です。
この分け方をしておくだけでも、かなり混乱が減ります。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
🔁 61.8%は、しっかり押した場所として見る
61.8%は、フィボナッチの中でもかなり意識されやすい比率です。
押し目買いで見るなら、前の上昇波に対して、価格がそれなりに深く押してきた場所。
戻り売りで見るなら、前の下落波に対して、価格がそれなりに戻してきた場所。
ざっくり言うと、浅すぎず、深すぎもしない候補地として見やすいです。
ただし、ここで気をつけたいのは、61.8%に来たから反転するわけではないということです。
見るべきなのは、
- 🧱 上位足の流れは残っているか
- ⚠️ 直前の下落や上昇が強すぎないか
- 🧱 近くに節目があるか
- 📝 反転確認が出ているか
です。
61.8%は候補地としては見やすい。
でも、単独でエントリー理由にするには少し弱い。
自分の感覚では、61.8%は「ここから候補として見始める場所」くらいの距離感がちょうどいいです。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
🔁 78.6%は、かなり深い押し・戻りとして見る
78.6%は、61.8%よりもさらに深い位置です。
押し目買いで言えば、かなり深く押している。
戻り売りで言えば、かなり深く戻している。
ここまで来ると、反発すれば大きく見えることもあります。
ただ、その一方で、元の流れがかなり弱くなっている可能性もあります。
つまり78.6%は、チャンスにも見えるけれど、危うさも出てくる場所です。
特に気をつけたいのは、
- ✅ ほぼ全戻しに近い動きになっていないか
- ⚠️ 上位足の流れがすでに崩れていないか
- ⚠️ 反転確認が弱いまま入ろうとしていないか
- ✅ 「深く来たからそろそろ」と思い込んでいないか
です。
78.6%は、候補として見る価値はある。
でも、61.8%よりも慎重に扱いたい比率です。
自分の中では、78.6%は「深い候補地。ただし、流れが崩れていないかを強めに確認する場所」という感じです。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
📐 127.2%は、前の波を超えた伸びを見る
127.2%は、100.0%を超えた先にある比率です。
なので、押しや戻りの深さを見るというより、価格が前の波を超えてどこまで伸びたのかを見る時に使います。
たとえば、AB=CDのようなパターンや、エクステンション型の動きを見る時に、127.2%は候補として意識しやすいです。
ただ、ここでも大事なのは「127.2%だから止まる」ではないことです。
127.2%は、伸びの候補を見る場所です。
でも、勢いが強い時はそのまま抜けることもあります。
だから見るべきなのは、
- ✅ 伸び切り感があるか
- ✅ 直前の値動きが鈍っているか
- ✅ パターン完成候補と重なるか
- 🧱 節目や時間帯と重なるか
です。
127.2%は、行き過ぎを最初に意識し始める場所として使いやすい。
ただし、反転前提ではなく、まずは「伸びが出ている」と読む場所です。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
🔢 161.8%は、より強い伸び・行き過ぎを見る
161.8%は、127.2%よりもさらに先です。
ここまで来ると、かなり伸びた状態として見ます。
エクステンション、強い推進、行き過ぎ、パターン完成候補などを考える時に出てきやすい比率です。
ただ、161.8%に来たから逆張りする、という見方は危ないです。
むしろ、161.8%まで来ているということは、それだけ強く動いている可能性もあります。
なので、見るべきなのは、
- ✅ 伸びた後に値動きが鈍っているか
- 📝 反転の形が出ているか
- ✅ 出来高や勢いの変化があるか
- 🧱 上位足の節目と重なるか
- ✅ パターン完成候補として意味があるか
です。
161.8%は、行き過ぎ候補としてはかなり重要です。
でも、強いトレンドでは止まらないこともあるので、確認なしに逆張りする場所ではないです。
比率だけで反転を決めず、節目と値動きの反応まで重ねて候補の強さを判断します。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
🔢 4つの比率を並べると、役割が見えやすい
ここまでをまとめると、ざっくりこうです。
- 🔢 61.8%: しっかりした押し・戻りの候補
- 🔢 78.6%: かなり深い押し・戻りの候補
- 🔢 127.2%: 前の波を超えた伸びの候補
- 🔢 161.8%: さらに強い伸び・行き過ぎの候補
こうやって役割を分けると、数字の意味がかなり見やすくなります。
逆に言うと、全部を「反転候補」として同じように見ると、かなり混乱します。
61.8%と78.6%は、まだ前の波に対する戻しや押しの領域。
127.2%と161.8%は、前の波を超えた伸びの領域。
この違いはかなり大事です。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
⚠️ 比率は、見送り判断にも使える
フィボナッチ比率は、入る場所を探すためだけに使うものではないです。
むしろ、見送る判断にもかなり使えます。
例えば、
- ⚠️ 78.6%まで戻しているのに反転確認が弱い
- 🔢 127.2%まで伸びているけど勢いがまだ強い
- 🧱 161.8%まで来ているのに上位足の節目がない
- ⚠️ 61.8%に来たけど直前の下落が強すぎる
こういう時は、無理に触らない判断もできます。
比率を見ることで、候補地が分かる。
でも、候補地だから必ず触るわけではない。
ここを分けられるようになると、フィボナッチはかなり使いやすくなります。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
📝 実戦では、比率単体ではなく重なりを見る
自分が大事だと思っているのは、比率単体ではなく、重なりを見ることです。
例えば、
- 🧱 61.8%付近に水平線がある
- 📝 78.6%付近で下位足の反転が出ている
- 🔢 127.2%付近がAB=CDの完成候補と重なる
- 🧱 161.8%付近が上位足の節目と重なる
こういう時は、ただの比率よりも意味が出やすい。
逆に、比率だけがある場所は、候補としては見るけれど、強い根拠にはしすぎないほうがいいです。
フィボナッチは、単独で答えを出す道具ではなく、他の根拠と重ねて候補地を絞るための道具です。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
✅ まとめ
61.8%・78.6%・127.2%・161.8%は、全部同じように見る数字ではないです。
今回の整理はこうです。
- 🔢 61.8%は、しっかりした押し・戻りの候補
- 🔢 78.6%は、かなり深い押し・戻りの候補
- 🔢 127.2%は、前の波を超えた伸びの候補
- 🔢 161.8%は、さらに強い伸び・行き過ぎの候補
- 🔢 どの比率も、単独で反転を決めつけない
- 🧱 上位足、節目、反転確認、パターン完成候補と重ねて見る
次回は、いよいよ AB=CDはなぜ最初に覚えるべき型なのか をテーマに、ハーモニックやパターン認識の土台になる考え方を整理していきます。
👉 次回の記事はこちら:第5回:AB=CDはなぜ最初に覚えるべき型なのか

