JETBOYのPV目安量を1秒当たりに直す|1PVは自分のサーバーへ何回のリクエストか
JETBOYのプラン表には「PV目安量:ミニ5万PV/月、ファースト50万PV/月……」と書かれています。月間のPVと言われても、それがサーバーにとってどのくらいの負荷なのかは分かりにくい数字です。この記事では、公式の料金ページ(確認日:2026年10月21日)のPV目安量を、1日・1時間・1秒に直し、さらに筆者のサイトで測った「1ページを開くと何回リクエストが飛ぶか」を使って、サーバーが受ける1秒当たりのリクエスト数の目安を出しました。
PV目安量を1日・1時間・1秒に直す
30日・24時間で均等にアクセスが来ると仮定した平均です(Pythonで計算)。
| プラン | PV目安/月 | 1日 | 1時間 | 1秒 |
|---|---|---|---|---|
| ミニ | 5万 | 約1,667PV | 約69PV | 約0.019PV |
| ファースト | 50万 | 約16,667PV | 約694PV | 約0.19PV |
| スタンダード | 100万 | 約33,333PV | 約1,389PV | 約0.39PV |
| プレミアム | 200万 | 約66,667PV | 約2,778PV | 約0.77PV |
| ビジネス | 350万 | 約116,667PV | 約4,861PV | 約1.35PV |
| ビジネスPRO | 500万 | 約166,667PV | 約6,944PV | 約1.93PV |
平均すると、ミニの5万PV/月は、1秒に0.019PV(約52秒に1回)にすぎません。ビジネスPROでも1秒に約2PVです。実際には、アクセスは昼や夜に集中するので、ピークはこの何倍にもなります。
1PVは、何回のリクエストか
ページを1つ開くと、ブラウザはHTMLのほかに、CSS・JavaScript・画像などを別々に取りに行きます。筆者のサイトの5ページで、Chromeを使い、キャッシュなしで開いた時に飛んだリクエストの数を3回の中央値で数えました(2026年10月21日)。
| ページ | 追加ファイルのリクエスト数 | うち同じサイト内 |
|---|---|---|
| サイトAのトップ | 76 | 41 |
| サイトAの記事 | 94 | 59 |
| サイトBのトップ | 67 | 30 |
| サイトCのトップ | 250 | 51 |
| サイトDのトップ | 45 | 13 |
外部のサービス(アクセス解析、フォント、広告など)へのリクエストは、自分のサーバーには来ません。自分のサーバーが受けるのは、HTML1回と、同じサイト内の13〜59回、合計で14〜60回ほどです。
ピークの1秒当たりのリクエスト数
ピークの1秒当たりのPVが、平均の10倍になると仮定して、1PVが14〜60回のリクエストになるとして計算しました(筆者の仮定)。
| プラン | ピークのPV/秒(平均の10倍) | サーバーが受けるリクエスト/秒 |
|---|---|---|
| ミニ | 約0.19 | 約2.7〜11.6 |
| ファースト | 約1.9 | 約27〜116 |
| スタンダード | 約3.9 | 約54〜232 |
公式は、LiteSpeed Enterpriseで「5100リクエスト/秒を捌く」と説明しています。この数字と比べると、上の目安は十分に余裕があるように見えます。ただし、5100リクエスト/秒の条件(静的ファイルか、WordPressのPHPを動かした場合か、キャッシュの有無)は公式の説明だけでは分かりません。WordPressは、キャッシュなしだと1リクエストごとにPHPとデータベースが動くため、同じ数字でも負荷は大きく違います。筆者のサイトに同時5本・合計50回のGETを送った簡単な試験(「サーバー速度No.1」の注記の読み方)では、1秒当たり9〜45回と、5倍近くばらつきました(測定は筆者のPCから。PC側の負荷などの原因は切り分けていないため、サーバー側のばらつきとは言えません)。
PV目安量の使い方(筆者の考え)
- PV目安はプラン選びの目安で、サイトの作り(プラグイン・キャッシュ・画像)で実際の余裕は変わる
- 目安の7〜8割を超えたら、上のプランを考える。ミニの5万PV/月は、1日約1,667PVです
- 急に注目されるサイトは、平均ではなくピークで考える(1時間に1日分が来る場合もある)
- CPUとメモリはスケールアップでき、転送量は無制限と公式に書かれているが、PVの上限を超えた時にどうなるかは確認していない
計算に使ったコード
PV = {"ミニ": 50000, "ファースト": 500000, "スタンダード": 1000000}
for name, pv in PV.items():
per_sec = pv / 30 / 24 / 3600 # 平均のPV/秒
peak = per_sec * 10 # ピークは平均の10倍と仮定
print(name, round(per_sec, 3), round(peak * 14, 1), round(peak * 60, 1))
# ミニ 0.019 2.7 11.6 / ファースト 0.193 27.0 115.7 / スタンダード 0.386 54.0 231.5
実行結果は、ミニが 0.019 2.7 11.6、ファーストが 0.193 27.0 115.7、スタンダードが 0.386 54.0 231.5 です(Python 3.13で確認)。
この記事で確かめていないこと
- JETBOYの実際の処理能力(契約していません)
- 「ピークは平均の10倍」という仮定の妥当性(サイトによって大きく違います)
- PV目安量を超えた時の扱い
プランと料金の全体はJETBOYのプランと料金、年契約と月契約の計算はJETBOYの年契約と月契約の総額にまとめています。
まとめ
- JETBOYのミニのPV目安5万PV/月は、平均で1秒に0.019PV。ファーストの50万PV/月は0.19PV/秒
- 筆者のサイトでは、1PVが自分のサーバーへの14〜60回のリクエストになる
- ピークが平均の10倍なら、ファーストで約27〜116リクエスト/秒。WordPressはキャッシュの有無で負荷が大きく変わる
- PV目安は選ぶ時の目安で、実際の余裕はサイトの作りで決まる
本記事はPV目安の読み方の説明であり、特定の契約を勧めるものではありません。


