Titan FXでMT5を使う前に確認する6項目|口座・コスト・VPS・規制
Titan FXでMT5を使う前に自分で確認しておきたいのは、口座タイプ・実質的な取引コスト・1ロットの通貨単位・MT4との非互換・VPSの利用条件・規制上の位置づけの6点です。このうち4点は、公式サイトの別々のページを横断しないと揃いません。
この記事は「どの公式ページで何を確認するか」を示すもので、業者の優劣や利益を示すものではありません。取引条件は変動するため、最終的な確認は読者自身が公式サイトで行ってください。
確認日:2026年9月1日/確認元:Titan FX公式サイト日本語版、金融庁
確認する6項目
| # | 確認すること | どこで確認するか |
|---|---|---|
| 1 | 口座タイプ3種の違い(最大レバレッジが異なる) | 公式の口座タイプ別ページ3つ |
| 2 | スプレッドと取引手数料を合わせた実質コスト | 公式の口座タイプ別ページ |
| 3 | 1ロットが何通貨か(EAのロット計算に直結) | 公式ページとMT5の銘柄仕様 |
| 4 | MT4とMT5のどちらを使うか(EAは相互に動かない) | 手持ちのEA・インジケーターのファイル形式 |
| 5 | VPSの利用条件 | クライアントキャビネットとサポート |
| 6 | 運営法人・ライセンスと、日本の規制上の位置づけ | 公式の会社概要ページと金融庁 |
1. 口座タイプは3種類。MT5はどの口座でも使える
Titan FXの口座タイプは、Zeroスタンダード口座・Zeroブレード口座・Zeroマイクロ口座の3種類です。公式ページによると、3種類とも取引プラットフォームはMT4とMT5の両方に対応しています。つまり「MT5を使うために特定の口座タイプを選ぶ」必要はありません。
一方で、口座タイプによって条件が変わる項目があります。特に見落としやすいのが最大レバレッジです。公式の口座タイプ別ページを3つとも読むと、値が揃っていないことが分かります。
| 項目 | Zeroスタンダード | Zeroブレード | Zeroマイクロ |
|---|---|---|---|
| 最小スプレッド | 1.0pips〜 | 0.0pips | 0.0〜 |
| 取引手数料 | 無料 | 3.5ドル(100,000通貨) | 無料 |
| 最大レバレッジ | 500倍 | 500倍 | 1,000倍 |
| 最小取引単位 | 0.01ロット | 0.01ロット | 0.01マイクロロット |
| プラットフォーム | MT4/MT5 | MT4/MT5 | MT4/MT5 |
3種類に共通して記載されていた条件は、追い証なし(ゼロカット)、マージンコールが証拠金維持率90%以下、ロスカットが証拠金維持率20%以下、口座開設手数料・維持費なしの4点です。
なお、Titan FXの英語版サイトには最大レバレッジを1000:1と記した記述もあります。日本語版の口座タイプ別ページと数値が一致しない箇所があるため、自分が開設する口座の条件は、開設時に表示される条件とクライアントキャビネットで確認してください。この記事の表は、日本語版の口座タイプ別ページの記載をそのまま写したものです。

2. 取引コストは「スプレッド+取引手数料」で見る
MT5の気配値やチャートに表示されるスプレッドには、取引手数料が含まれていません。スタンダード口座とマイクロ口座は取引手数料が無料なので表示スプレッドがそのままコストに近くなりますが、ブレード口座は表示スプレッドが0.0pipsでも、別途3.5ドル(100,000通貨)の取引手数料がかかります。画面上の数字だけを口座タイプ間で比べると、実質コストを読み違えます。
ここで1点、公式ページの記載だけでは確定できなかったことがあります。「3.5ドル(100,000通貨)」が片道なのか往復合計なのかは、口座タイプ別ページの表記からは判断できませんでした。解説記事の多くは「往復7ドル」と書いていますが、この記事では公式ページで裏が取れなかったため断定しません。コストを試算する前に、サポートまたは実際の取引明細で確認してください。
3. Zeroマイクロ口座は1ロットが1,000通貨。EAのロット計算がずれる
ここがMT5でEAやカスタムインジケーターを動かす人にとって、最も影響が大きい項目です。
公式のZeroマイクロ口座ページによると、1ロットあたりの単位は通貨ペアが1,000、ゴールドが10、シルバーが500、仮想通貨が0.1です。一般的な口座で前提とされる「1ロット=100,000通貨」ではありません。
これは表示上の違いではなく、注文サイズそのものの違いです。市販EAや自作EAのロット計算が100,000通貨を前提に書かれていると、マイクロ口座では想定と100倍ずれた注文サイズになります。証拠金額からリスクを逆算するEAでは、この差がそのまま損益の桁に効きます。
MT5側で必ず確認する場所
- MT5の「気配値表示」で対象銘柄を右クリックする
- 「仕様」を開く
- 「契約サイズ」(Contract size)の値を見る
ここに表示される値が、その口座・その銘柄での1ロットの単位です。公式ページの記載とMT5の表示が食い違う場合は、MT5の表示が実際の取引条件です。

MQL5でコードを書く場合
当サイトではMQL5でインジケーターとEAを開発しています。その経験から言えるのは、契約サイズを固定値で書かないことです。一度でも口座タイプの違う環境へ持っていくと破綻します。実行時に取得すれば、口座タイプが変わっても同じコードが使えます。
// 契約サイズは口座タイプ・銘柄で変わる。固定値で書かない
double contract = SymbolInfoDouble(_Symbol, SYMBOL_TRADE_CONTRACT_SIZE);
この一行を入れるかどうかで、口座タイプを変えたときにEAを書き直すかどうかが決まります。
4. MT4とMT5にEA・インジケーターの互換性はない
MT4とMT5はプログラミング言語が別で(MQL4とMQL5)、コンパイル後のファイル形式も別です(.ex4と.ex5)。MT4向けのEAやインジケーターは、そのままではMT5で動きません。逆も同じです。
口座タイプは後から追加できますが、手持ちのEAやインジケーターをプラットフォーム間で移すことはできません。使いたいファイルが手元にあるなら、口座タイプより先に「MT4かMT5か」を決めるほうが手戻りが少なくなります。ソースコード(.mq4/.mq5)を持っていても、移植は書き換え作業になります。
MT5でカスタムインジケーターを導入する手順そのものでつまずいた場合は、当サイトのMT5にカスタムインジケーターを導入してコンパイルする手順と、MQL5のコンパイルエラーが出たときの対処を参照してください。
5. VPSの無料条件は、公式のVPS紹介ページには書かれていない
EAを24時間動かす場合、PCを常時起動しておくかVPSを使うかを決める必要があります。Titan FXの公式VPSページには「指定の入金および取引条件をクリアすると、Beeks Financial CloudのVPSを無料でご利用いただけます」と記載されており、あわせて「お名前.comデスクトップクラウド」「使えるねっとFX専用VPS」も紹介されています。
ただし、この公式VPSページには、無料になる残高やロット数といった具体的な数値は記載されていませんでした(2026年9月1日確認)。解説記事には具体的な数値を挙げているものが複数ありますが、この記事では公式ページで裏が取れなかったため転記しません。条件は変動しうるものなので、クライアントキャビネットの申し込み画面とサポートで、申し込む時点の条件を確認してください。
VPSが必要かどうかは、動かすものによって変わります。時間で自動的に決済するタイプのEAのように、自分がPCの前にいない時間帯に動作することが前提の仕組みでは、稼働環境が結果を左右します。この考え方についてはMT5で決済だけを自動化する方法で扱っています。
6. 規制上の位置づけ:金融庁の警告リストに掲載がある
ここは推測を挟まず、公式・公的な一次情報だけを示します。
公式サイトに記載されている運営法人とライセンス
Titan FX公式サイトの会社概要ページには、次の4法人とライセンスが記載されています(2026年9月1日確認)。
- Titan FX Limited(バヌアツ共和国/バヌアツ共和国金融サービス委員会/登録番号 40313)
- Goliath Trading Limited(セーシェル/セーシェル金融サービス庁/ライセンス番号 SD138)
- Titan Markets(モーリシャス/モーリシャス金融サービス委員会/ライセンス番号 GB20026097)
- Atlantic Markets Limited(英領ヴァージン諸島/英領ヴァージン諸島金融サービス委員会/登録番号 2080481)
同ページに、日本の金融庁への登録に関する記載はありませんでした。
金融庁の公表資料に記載されていること
金融庁は「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」というリストを公表しています。2026年9月1日にこのリストを確認したところ、次の記載がありました。
Titan FX Limited(海外所在)/インターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたもの/サービス名「TITAN FX、Titan FX、タイタンFX」/警告日 平成27年8月7日
出典:金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」 https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku/04.html
また金融庁は、無登録業者との取引について投資者保護の仕組みが確認できないことを注意喚起しています(「無登録業者との取引は要注意!!」)。
読者自身で確認する方法
業者の登録状況は、次の2つを両方見ると確認できます。どちらも金融庁の公式ページです。
- 免許・許可・登録等を受けている業者一覧に載っているか
- 無登録で金融商品取引業を行う者の名称等についてに載っているか
この記事は、この事実をもって利用の可否を判断するものではありません。掲載の有無は変わりうるため、判断する時点で読者自身が確認してください。判断に迷う場合は、金融庁・消費者庁の注意喚起ページや専門家の情報を確認することを検討してください。
この記事で確認していないこと
正確さのために、確認していない項目を明示します。
- 実際の約定品質・スリッページ・出金の可否。当サイトはTitan FXのリアル口座を運用していないため、実体験としての裏付けを持っていません
- スプレッドの実測値。公式ページの記載を写しただけで、時間帯別の実測はしていません
- キャンペーン・ボーナスの有無や条件。変動情報であり、公開情報として確認できないものは記載しません
- VPS無料条件の具体的な数値。公式VPSページに記載がありませんでした
- ブレード口座の取引手数料が片道か往復か。公式ページの表記からは判断できませんでした
- MT4/MT5の非互換について、MetaQuotes公式ドキュメントでの裏取り。この記事の記述は当サイトのMQL5開発経験と、言語・ファイル形式が別であるという事実に基づくものです
MT5の操作でつまずいたときの関連記事
- MT5の気配値に銘柄が表示されないときの対処(口座を作った直後に起きやすい)
- MT5にカスタムインジケーターを導入してコンパイルする手順
- MQL5のコンパイルエラーが出たときの対処
- MT5で決済だけを自動化する方法

まとめ:確認の順番
6項目は、次の順番で確認すると手戻りが起きにくくなります。
- 規制上の位置づけを、金融庁の2つのリストで自分で確認する
- 手持ちのEA・インジケーターに合わせて、MT4かMT5かを決める
- 口座タイプを決める(最大レバレッジが異なる)
- MT5の銘柄仕様で契約サイズを確認する(マイクロ口座は1ロット=1,000通貨)
- スプレッドと取引手数料を合わせて実質コストを見積もる
- EAを常時稼働させるなら、VPSの条件を申し込み時点で確認する
取引条件は変動するため、この記事の数値は2026年9月1日時点の公式ページの記載です。実際に口座を開設する前に、条件を公式サイトで確認してください。
参照した公式情報
すべて2026年9月1日に確認しました。
- Titan FX「ZEROスタンダード口座」 https://titanfx.jp/trading-accounts/zero-standard-stp/
- Titan FX「ZEROブレード口座」 https://titanfx.jp/trading-accounts/zero-blade-ecn/
- Titan FX「Zeroマイクロ口座」 https://titanfx.jp/trading-accounts/zero-micro/
- Titan FX「VPS」 https://titanfx.jp/tools/vps/
- Titan FX「会社概要」 https://titanfx.jp/about-us/
- 金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」 https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku.html(HTML版 https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku/04.html)
- 金融庁「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」 https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyo.html
- 金融庁「無登録業者との取引は要注意!!」 https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/highrisk.html
免責事項
この記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。特定の業者・口座タイプ・取引の利用を勧めるものではなく、売買のタイミングや金額を示すものでもありません。
外国為替証拠金取引は、為替変動により元本を割り込む可能性があります。レバレッジをかけた取引では、証拠金を上回る速度で損失が拡大する場合があります。過去の実績や記載された条件は、将来の結果を保証しません。
記載した取引条件は2026年9月1日時点で公式ページに記載されていた内容であり、その後変更される場合があります。取引に関する判断は、読者自身の責任で行ってください。


