アソシエイトの24時間と89日|紹介料の対象になる購入を判定する
Amazonアソシエイトのリンクから読者がAmazonへ移っても、その後のすべての購入が紹介料の対象になるわけではありません。紹介料率表では、クリックから24時間で終わる「セッション」と、カートに入れた商品は89日以内の注文、という時間の条件が決められています。この記事では、その条件と、対象外になる購入、紹介料が支払われる時期を整理し、時間の条件を判定するPythonで例を確かめます。
(確認:Amazonアソシエイト「アソシエイト・プログラム紹介料率表」第1条・第2条・第6条。確認日:2026年10月22日。条件は改定されることがあります)
紹介料の対象になる購入(適格販売)
- お客様が、サイト上の特別リンク(アソシエイトのリンク)をクリックしてAmazonを訪れる
- 同じセッションの中で、次のどちらかが起きる
- 1-Click注文で商品を買う
- 商品をショッピングカートに入れ、最初のクリックから89日以内に、その商品の注文を完了する
- 購入から180日以内に、商品が出荷され、支払いがされる
セッションは、クリックした時に始まり、次のうち最初に起きた時点で終わります。
- クリックから24時間がたった時
- お客様が、デジタル商品(Kindle本など)ではない商品を注文した時
- お客様が、ほかの人の特別リンクからAmazonを訪れた時
つまり、24時間を過ぎてからカートに入れた商品は対象になりません。また、1回目の注文でセッションが終わるため、その後に同じ日に別の商品をカートに入れても、新しいクリックが無ければ対象にならないと読めます(筆者の読み方)。
対象外になる購入(抜粋)
- 注文が取り消された商品、返品や返金が始まった商品
- リンクが正しい形でなく、正しく追跡・報告されない購入
- 「アマゾン」「Kindle」などの商標(スペル違いを含む)をキーワードにした検索広告などを経由した購入
- クリックなどの操作なしに、仲介のサイトから自動でAmazonへ送るリンク(リダイレクト・リンク)を経由した購入
- 規約の解除の後に買われた商品
コード:時間の条件を判定する
11月1日21時にリンクがクリックされたとして、5つの買い方を判定します。見ているのは24時間と89日の条件だけで、注文やほかのリンクでセッションが先に終わる場合は入れていません。出荷の月を注文の月と置いて、支払いの目安も出しています。
# Amazonアソシエイトの「適格販売」のうち、時間の条件だけを判定する
# 紹介料率表 第1条: セッションは、クリックから24時間・デジタル以外の商品の注文・他の特別リンクからの訪問のうち、最初に起きた時点で終わる
# (このスクリプトは24時間と89日だけを見る。注文や他のリンクで先に終わる場合は判定しない)
# セッション中に 1-Clickで購入 / カートに入れてクリックから89日以内に注文 のどちらか。購入から180日以内に出荷・支払い
# 支払い: 紹介料を得た暦月の末日から約60日以内。振込は5,000円から、ギフトカードは500円から
import datetime as dt
SESSION = dt.timedelta(hours=24)
CART_DAYS = dt.timedelta(days=89)
PAY_AFTER = dt.timedelta(days=60)
def check(click, cart_at, order_at):
# cart_at: カートに入れた日時(1-Clickで直接買った場合は None)
if cart_at is None:
ok = order_at - click <= SESSION
return ok, '1-Clickでセッション内に購入' if ok else '1-Clickの購入がクリックから24時間の後'
if cart_at - click > SESSION:
return False, 'カートに入れたのが24時間の後'
if order_at - click > CART_DAYS:
return False, 'カートに入れたが、クリックから89日を過ぎて注文'
return True, 'セッション内にカートに入れ、89日以内に注文'
def month_end(d):
return (dt.date(d.year + d.month // 12, d.month % 12 + 1, 1) - dt.timedelta(days=1))
click = dt.datetime(2026, 11, 1, 21, 0)
CASES = [
('当日に1-Clickで購入', None, dt.datetime(2026, 11, 1, 22, 0)),
('翌日の夜に1-Clickで購入', None, dt.datetime(2026, 11, 2, 22, 0)),
('当日カートへ、1か月後に注文', dt.datetime(2026, 11, 1, 21, 5), dt.datetime(2026, 12, 1, 9, 0)),
('当日カートへ、100日後に注文', dt.datetime(2026, 11, 1, 21, 5), dt.datetime(2027, 2, 9, 9, 0)),
('2日後にカートへ入れて注文', dt.datetime(2026, 11, 3, 8, 0), dt.datetime(2026, 11, 3, 8, 5)),
]
print(f'クリック: {click:%Y-%m-%d %H:%M}')
for name, cart_at, order_at in CASES:
ok, why = check(click, cart_at, order_at)
line = f' {name:<16} → {"対象" if ok else "対象外"}({why})'
if ok:
# 出荷の月を注文の月と置いた場合の、支払いの目安
line += f' 支払いの目安: {month_end(order_at.date()) + PAY_AFTER}ごろまで'
print(line)
計算の結果(Python 3)
クリック: 2026-11-01 21:00
当日に1-Clickで購入 → 対象(1-Clickでセッション内に購入) 支払いの目安: 2027-01-29ごろまで
翌日の夜に1-Clickで購入 → 対象外(1-Clickの購入がクリックから24時間の後)
当日カートへ、1か月後に注文 → 対象(セッション内にカートに入れ、89日以内に注文) 支払いの目安: 2027-03-01ごろまで
当日カートへ、100日後に注文 → 対象外(カートに入れたが、クリックから89日を過ぎて注文)
2日後にカートへ入れて注文 → 対象外(カートに入れたのが24時間の後)
- 翌日の夜(25時間後)に1-Clickで買うと、24時間を過ぎているので対象外
- 当日カートに入れておけば、1か月後の注文でも対象。ただし100日後では89日を過ぎて対象外
- 2日後に改めてカートに入れた場合は、カートに入れた時点で24時間を過ぎているので対象外
紹介料が支払われる時期と最低額
| 項目 | 紹介料率表の記載 |
|---|---|
| 支払いの時期 | 紹介料を得た各暦月の末日から約60日以内 |
| 銀行振込 | 5,000円から |
| Amazonギフトカード | 500円から(上限120,000円) |
| 小切手 | 日本では利用できない |
紹介料率表では、紹介料は、出荷・ダウンロードなどがされた月の適格販売に対して計算される、とされています。注文の月と出荷の月がずれれば、計上される月もずれる可能性があります(筆者の理解)。
記事の作り方で気をつけること(筆者の考え)
- 読者がその場で買う商品(消耗品・日用品)と、比べてから買う高額品では、24時間の内に買われる割合が違うと考えられる。高額品の記事は、カートに入れてもらう導線(比較表から商品ページへ)を意識する
- リンクは、Amazonの提供するツールで作った形のまま使い、短縮や自動の転送をはさまない
- 紹介料の額はカテゴリーで変わる(カテゴリーごとの紹介料率の計算)
この記事で確かめていないこと
- レポートで、クリックの日・注文の日・出荷の日のどれで計上されるかの実際(当サイトのレポートとは照らしていない)
- 1回の注文でセッションが終わった後、カートに残っていた別の商品の扱い(レポートで実例を確かめていない)
まとめ
- 紹介料の対象は、セッション内に1-Clickで買うか、カートに入れて89日以内に注文した購入。セッションは24時間・デジタル以外の注文・ほかの特別リンクからの訪問の、最初の時点で終わる
- 取消し・返品、正しくないリンク、商標キーワードの広告、自動の転送を経由した購入などは対象外
- 支払いは各月末から約60日以内。振込は5,000円、ギフトカードは500円から
本記事はAmazonアソシエイトの公開資料にもとづく整理です。条件は変わるため、公式の紹介料率表と運営規約で確認してください。Amazonの商品記事を自動で作るツールの条件はAmazon Auto Posts 導入前に確認することにまとめています。


