バタフライの損切り位置|どこに置けば根拠が壊れたと言えるか(第25回)
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🧯 第25回 バタフライの損切り位置をどう考えるか
前回は、バタフライ完成候補で反応確認をどう待つかを整理しました。
👉 前回の記事はこちら:第24回:バタフライ完成候補で反応確認をどう待つか
バタフライでは、127.2%や161.8%に届いたからすぐ判断するのではなく、D候補で止まる反応を待ちます。
ヒゲが出るか。
更新幅が小さくなるか。
足が確定して押し返されるか。
下位足で流れが切り替わるか。
こうした反応を見たうえで、損切りを置ける形か、第1目標まで余地があるかを確認しました。
今回は、その中でもかなり大事な部分です。
テーマは、バタフライの損切り位置をどう考えるかです。
📌 結論から言うと、バタフライでは、
D候補の外側に損切りを置けるか
を先に確認します。
買い側なら、D候補の下。
売り側なら、D候補の上。
ただし、Dの外側に置けば何でもいいわけではありません。
損切り幅が広すぎる。
もう一段伸びた時に耐える前提になっている。
第1目標までの距離が足りない。
反応確認後の入り位置が悪い。
こういう場合は、形が見えても見送ります。
🧭 この回の読みどころ
RETRACEMENT 戻し比率
EXTENSION 拡張比率
比率は反転を決める点ではなく、値動きの位置関係を整理する目安として確認します。
D候補の外側、反応後の高値安値、第1目標までの距離を確認し、管理できる損切り幅か判断します。
🧭 損切り位置は最初に考える
バタフライを見る時、D候補に比率が重なると、入口ばかり見たくなります。
XAの127.2%。
XAの161.8%。
AB=CD。
BC延長。
上位足の節目。
これらが近いと、かなり魅力的な完成候補に見えます。
でも、最初に考えたいのは、そこから入れるかどうかではありません。
まず、損切りをどこに置くかです。
損切り位置が決まらないなら、入口も決まりません。
特にバタフライは、XAの外側まで伸びるエクステンション型です。
D候補が深くなりやすいので、損切り幅も広くなりやすいです。
だから、D候補を見つけたら、まずこう考えます。
- 🧯 どこに損切りを置けるか
- 🧯 その幅は現実的か
- 🎯 第1目標まで距離が残っているか
- ⚠️ もう一段伸びても許容できるか
この確認なしに、形だけで触ると管理が難しくなります。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
📍 買い側はDの下に置けるか
買い側のバタフライでは、D候補がXの下に出ます。
つまり、一度基準の安値を下抜けた場所を見ています。
この時、基本的にはD候補の下に損切りを置けるかを考えます。
なぜDの下なのか。
買い側では、D候補で下げ止まりを見ています。
そのD候補を明確に下抜けるなら、想定していた下げ止まりが崩れたと考えやすいからです。
ただし、ここで注意があります。
Dの下に置くと言っても、D候補のすぐ下に置けばいいわけではありません。
スプレッドや少しのノイズで刈られる位置では意味がありません。
かといって、かなり遠くに置くと損切り幅が広くなりすぎます。
買い側で見るのは、次のような点です。
- ✅ Dの下に明確な安値があるか
- ✅ Dの下に置いても損切り幅が広すぎないか
- ✅ もう一段下に走った時に許容できるか
- ✅ 第1目標までの距離が残っているか
損切り位置が遠すぎるなら、形がきれいでも見送ります。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
📍 売り側はDの上に置けるか
売り側のバタフライでは、D候補がXの上に出ます。
つまり、一度基準の高値を上抜けた場所を見ています。
この時、基本的にはD候補の上に損切りを置けるかを考えます。
売り側では、D候補で上げ止まりを見ています。
そのD候補を明確に上抜けるなら、想定していた上げ止まりが崩れたと考えやすいです。
ただし、売り側でも同じです。
Dの上に置くと言っても、近すぎればノイズで切られやすいです。
遠すぎれば、損切り幅が広くなりすぎます。
売り側で見るのは、次のような点です。
- ✅ Dの上に明確な高値があるか
- ✅ Dの上に置いても損切り幅が広すぎないか
- ✅ もう一段上に走った時に許容できるか
- ✅ 第1目標までの距離が残っているか
高くなったから売るのではありません。
上げ止まりが見えて、なおかつ損切りを置ける形だけを見ます。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
🧱 Dの外側とはどこか
「Dの外側」と言っても、実際には少し考え方が必要です。
単にDのローソク足の高値や安値のすぐ外に置くと、少しの更新で切られることがあります。
一方で、外側に余裕を取りすぎると、損切り幅が広がりすぎます。
だから、自分なら次の順番で見ます。
- D候補で反応が出た高値安値
- その外側に置けるか
- 直近のノイズを避けられるか
- 損切り幅が第1目標と見合うか
- 上位足の節目と矛盾しないか
大事なのは、損切り位置を後から都合よく広げないことです。
最初に想定したD候補の外側を抜けたなら、形が崩れたと考える。
この線引きがないと、エクステンション型ではどんどん耐える形になりやすいです。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
⚠️ 127.2%で入って161.8%まで耐える形にしない
バタフライでかなり注意したいのが、127.2%で入って、161.8%まで耐えるような形です。
たとえば買い側で、127.2%付近に来たから買う。
でも、損切りは161.8%の下に置く。
この場合、入口と損切りの距離がかなり広くなることがあります。
売り側でも同じです。
127.2%付近で売る。
でも、損切りは161.8%の上に置く。
これも、かなり広い損切り幅になりやすいです。
もちろん、広い損切りを許容できるなら理論上は管理できます。
ただ、実戦では第1目標までの距離が足りなくなりやすいです。
📌 ここで大事なのは、
どの比率で観察して、どの比率を崩れと見るのかを曖昧にしない
ことです。
127.2%をD候補として見るなら、その付近で反応が出るかを見ます。
反応がなく、161.8%まで走るなら、いったん待ち直すほうが整理しやすいです。
D候補の外側、反応後の高値安値、第1目標までの距離を比較して損切り位置を決めます。
👀 反応後の高値安値を使う
損切り位置を考える時、D候補に届いた瞬間よりも、反応後の高値安値を見るほうが扱いやすいことがあります。
買い側なら、D候補で下ヒゲが出たあとにできた安値。
売り側なら、D候補で上ヒゲが出たあとにできた高値。
そこを基準にすると、損切りの場所が少し明確になります。
ただし、反応を待ちすぎると入り位置が遠くなります。
だから、反応後の高値安値を見る時も、次のバランスを確認します。
- 👀 反応を待てているか
- 🧯 損切り位置が明確になったか
- 🧯 損切り幅が広くなりすぎていないか
- 🎯 第1目標まで距離が残っているか
反応を待つこと自体が目的ではありません。
損切りを置ける形になるかを見ることが目的です。
🎯 第1目標とのバランスを見る
損切り位置は、第1目標とセットで考えます。
損切り幅だけを見ても意味がありません。
第1目標までの距離が十分にあるかを見ます。
バタフライで第1目標として見やすいのは、たとえば次のような場所です。
- 🎯 CDに対する38.2%戻し
- 🎯 CDに対する50.0%戻し
- 🎯 直近の戻り高値、押し安値
- 🎯 C付近の価格帯
- 🎯 上位足で意識されている節目
ここまでの距離が短いなら、損切り幅に対して見合いにくいです。
形がきれいでも、損切り幅が第1目標までの距離より大きくなりすぎるなら見送ります。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
🧱 上位足の節目も確認する
損切り位置を考える時は、上位足の節目も見ます。
買い側なら、D候補の下に上位足のサポートがあるか。
売り側なら、D候補の上に上位足のレジスタンスがあるか。
この節目があると、D候補の外側に損切りを置く意味を説明しやすくなります。
逆に、Dの外側に何も節目がなく、さらに伸びる余地が大きい場合は注意します。
特に、上位足で強いトレンドの途中に逆らっている時は、損切り位置を遠くに置かないと耐えられない形になりやすいです。
この場合は、無理に触らないほうが整理しやすいです。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
🚫 見送るべき損切り条件
バタフライで見送るべき損切り条件をまとめると、次のようになります。
- ⚠️ Dの外側に損切りを置くと遠すぎる
- ⚠️ 損切り候補の外側に節目がない
- ⚠️ 127.2%で入って161.8%まで耐える前提になっている
- ⚠️ 反応確認後の入り位置が悪すぎる
- ⚠️ 第1目標までの距離が短い
- ⚠️ 上位足の流れに強く逆らっている
- ⚠️ ロットを落としても管理しにくい
こういう時は、バタフライに見えても見送ります。
損切り位置が曖昧な形は、後から判断がブレやすいです。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
📋 損切り位置チェックリスト
バタフライの損切り位置を見る時、自分なら次の順番で確認します。
- D候補がどこか明確か
- 買い側ならDの下、売り側ならDの上に置けるか
- Dの外側に明確な高値安値があるか
- 近すぎてノイズで切られやすくないか
- 遠すぎて損切り幅が広くなりすぎないか
- 127.2%から161.8%まで耐える前提になっていないか
- 反応後の高値安値を使えるか
- 第1目標まで距離が残っているか
- 上位足の節目と矛盾していないか
- 見送ってもいい形として見られるか
この順番で見ると、形がきれいでも管理できないバタフライを避けやすくなります。
この節で確認する論点を、本文の流れに沿って3つに分けて整理します。
✅ まとめ
今回は、バタフライの損切り位置をどう考えるかを整理しました。
ポイントは、次の通りです。
- 🧭 損切り位置は最初に考える
- 📍 買い側はDの下に置けるかを見る
- 📍 売り側はDの上に置けるかを見る
- 🧱 Dの外側を後から広げない
- ⚠️ 127.2%で入って161.8%まで耐える形にしない
- 👀 反応後の高値安値を使う
- 🎯 第1目標とのバランスを見る
- 🧱 上位足の節目も確認する
- 🚫 管理できない損切り幅なら見送る
バタフライは、D候補が外側まで伸びる型です。
だから、損切り位置を曖昧にすると、さらに伸びる動きに巻き込まれやすいです。
形が見えた時ほど、まず損切りをどこに置くか。
その幅で本当に扱えるか。
ここを先に確認することが大事です。
🔜 次回予告
次回は、バタフライの第1目標をどう考えるかをテーマにします。
👉 次回の記事はこちら:第26回:バタフライの第1目標をどう考えるか
損切り位置が決まったら、次は第1目標です。
CDに対する38.2%戻しや50.0%戻し、C付近の節目をどう見ていくかを整理していきます。

