MT5のアンドリューピッチフォークの引き方|3点の取り方

アンドリューピッチフォークはインジケーターではなく、自分で引く描画オブジェクトです。MT5では「挿入」→「チャネル」の中にあります。

探しても見つからないという声が多いのは、MT5のメニュー表記が「アンドリューピッチフォーク」で、一般的に使われる「アンドリュース・ピッチフォーク」とは違うためです。インディケータの一覧を探しても出てきません。

この記事では、MT5での出し方、3点の取り方、3本の線の意味、うまく機能しない場面までを扱います。

(確認環境:MetaTrader 5 / Windows 11)

まずメニューの場所を押さえる

MT5のメニューから「挿入」→「チャネル」→「アンドリューピッチフォーク」を選びます。同じ「チャネル」の中には「平行チャネル」「ライナーリグレッションチャネル」も並んでいます。

インジケーターではないため、「挿入」→「インディケータ」の中をいくら探しても見つかりません。ここで詰まる人が多い指標です。

選んだあとはチャートをクリックして3つの点を指定します。ツールバーのアイコンからも呼び出せます(ツールチップは「アンドリューピッチフォークを描く」です)。

3点の取り方

指定する順番は決まっています。

  1. 1点目(起点) — 値動きの起点になる高値または安値
  2. 2点目 — そこから反対方向に振れた折り返し点
  3. 3点目 — さらに折り返した点

1点目から、2点目と3点目の中間に向かって伸びるのが中央線です。2点目と3点目のそれぞれから、中央線と平行に伸びるのが上下の線になります。

形としては、3本の線が柄と2本の歯に見えるためピッチフォーク(熊手)と呼ばれます。

3本の線が示すもの

線 一般的な扱われ方
中央線 基準となる線。値動きがここへ戻るかを見る
上の線 上側の目安。到達後に反応するかを見る
下の線 下側の目安。同上

どの線も「そこで必ず反応する」ことを示すものではありません。3点の取り方が変われば線の位置もすべて変わるため、引いた人によって結果が異なります。

引き直しが発生する前提で使う

ピッチフォークの弱点は3点の選び方に主観が入ることです。同じチャートでも、どの高値・安値を起点にするかで角度がまったく変わります。

この性質のため、次の2つを決めておかないと毎回違う結論になります。

  • どの時間足で引くかを固定する — 5分足と1時間足では起点が別物になる
  • 起点の取り方をルール化する — 「直近の明確な安値」など、自分の中で定義を固める

時間足を変えると判断がぶれる問題は、ピッチフォークに限りません。時間足を変えると判断がブレる理由で、その構造を扱っています。

線が引けたか確認する方法

引いたつもりで表示されていない場合は、次の順に確認してください。

  1. 3点すべてクリックしたか — 2点までだと確定しない
  2. チャートを右クリック →「表示中のライン」でオブジェクトの一覧を開き、存在するか見る
  3. 存在するのに見えない場合は、表示する時間足の設定で今の足が外れている

3のパターンは見落としやすい箇所です。オブジェクトのプロパティには、どの時間足で表示するかの設定があります。

他の道具との併用

ピッチフォークは角度と位置の目安を与えるだけで、勢いや値動きの大きさは分かりません。

線に触れたという事実だけで判断すると、値動きが止まる根拠が1つしかない状態になります。

まとめ

  1. ピッチフォークはインジケーターではなく描画オブジェクト
  2. MT5の表記は「アンドリューピッチフォーク」。「挿入」→「チャネル」の中
  3. 3点を順に指定する。1点目から中間に向かうのが中央線
  4. 3点の取り方に主観が入るため、起点の定義と時間足を先に固定する
  5. 線だけでは勢いも値幅も分からない。他の指標と併せて見る

本記事は描画ツールの操作手順を説明したものであり、特定の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。テクニカル分析は相場の状態を整理する道具であり、将来の値動きや取引の成果を保証するものではありません。