ロリポップのプラン別の仕様の違い|PHPの動作モードとWebサーバー(ApacheとLiteSpeed)
ロリポップ!レンタルサーバーの仕様ページ(確認日:2026年10月21日)を読むと、プランによってPHPの動作モード・Webサーバー・アクセス解析・SSHが違うことが分かります。WordPressは動くけれど、設定を変えたい時にできることが違う、という種類の差です。この記事では、仕様ページの記載を表にまとめ、どんな時に差が出るかを整理しました。
プランごとの違い(公式のサーバーの仕様)
| 項目 | エコノミー | ライト・スタンダード | ハイスピード・エンタープライズ |
|---|---|---|---|
| Webサーバー | Apache 2.4.x | Apache 2.4.x | LiteSpeed 6.3 |
| PHPの動作モード | CGI版 | CGI版 / モジュール版 | LiteSpeed版 |
| 使えるPHP | 8.3・8.4・8.5(CGI版) | 8.3(CGI版)・8.4(CGI版/モジュール版)・8.5(CGI版) | 8.3・8.4・8.5(LiteSpeed版) |
| php.iniの編集 | ○ | ○(モジュール版は不可) | 順次リリース予定 |
| アクセス解析(analog) | あり | あり | 提供なし |
| SSH | — | ライト:—/スタンダード:あり | あり |
なお、Webサーバーの表記は、公式のトップのプラン表(「Nginx+Apache」「Nginx+LiteSpeed」)と、この仕様ページ(「Apache 2.4.x」「LiteSpeed 6.3」)で違います。前段のソフトを含めるかの違いと思われますが、確認していません。
ほかのプラン共通の記載は、次のとおりです。
- サーバーの種類:共用サーバー(1つのサーバーを複数のユーザーで利用)。OSはLinux(Ubuntu)。root権限は「-」
- cronの設定:○。.htaccessの作成・編集:○。mod_rewrite:○
- HTTPSは、無料のLet's Encryptまたは有料のGlobalSignの独自SSL。TLS 1.2・1.3に対応
- FTPアカウントは1サーバー契約につき1つ。FTPS(暗号化)に対応
- 言語:Perl 5.38・Ruby 3.4・Python 3.13
どんな時に差が出るか
- php.iniでメモリやアップロードの上限を変えたい:ライト・スタンダードでは、CGI版なら編集できますが、モジュール版では不可と書かれています。ハイスピードでは「順次リリース予定」で、現時点では変更できるかを仕様ページだけでは判断できません。WordPressの上限の仕組みはWordPressの最大アップロードサイズとメモリ不足エラーの記事にあります
- アクセス解析ツールを使いたい:ハイスピード・エンタープライズでは、analogを提供していません。Google Analyticsなどの外部のツールを使う前提になります
- SSHでコマンドを使いたい:スタンダード以上。WP-CLIなどをSSHで使う場合は、ライトでは使えません
- PHPのバージョンを選びたい:8.3・8.4・8.5が選べる。PHP 8.2以前の旧バージョンは、仕様ページには載っていません(PHPの公式の「Supported Versions」では、8.2は2026年12月31日まで)
WordPressの動作環境との関係
WordPress 7.1の動作環境はWordPressの動作環境の記事のとおりです。ロリポップの仕様ページに載っているPHP 8.3〜8.5は、この記事の確認時点でPHP公式の「サポート中」の範囲(8.3は2027年末まで、8.4は2028年末まで、8.5は2029年末までのセキュリティ修正)に入っています。PHPを上げる前の確認はPHPバージョンを上げる前の確認が参考になります。
プラン選びの目安(筆者の考え)
- WordPressを1サイトだけ動かす → ライトで足りる。SSHやphp.iniの細かい設定が不要なら十分
- SSHでコマンドを使う → スタンダード以上
- アクセスが増える・高速化を優先する → ハイスピード(LiteSpeed)。ただし、php.iniの扱いは「順次リリース予定」と書かれているため、変更が必要な場合は契約前に問い合わせる
契約前に問い合わせる質問の例
- ハイスピードで、php.iniの設定値(メモリ・アップロードの上限など)を変える方法は何か
- CGI版とモジュール版は、WordPressの動作にどう影響するか。ライト・スタンダードで切り替えられるか
- アクセス解析ツールがない場合の代替の案内はあるか
この記事で確かめていないこと
- 各プランでWordPressを動かした時の実際の速度(契約していません)
- LiteSpeed版でのphp.iniの編集(仕様ページが「順次リリース予定」としているため)
- プランを途中で変えた時の動作モードの扱い
プランと料金の全体はロリポップ!レンタルサーバーのプランの選び方にまとめています。
まとめ
- ロリポップの共用サーバーは、プランでWebサーバー(Apache/LiteSpeed)とPHPの動作モード(CGI/モジュール/LiteSpeed)が違う
- php.iniの編集は、モジュール版では不可、LiteSpeed版は順次リリース予定。アクセス解析ツール(analog)はハイスピード以上で提供なし
- SSHはスタンダード以上。FTPアカウントは1契約に1つ。root権限はない
- 仕様ページの記載で判断できないことは、契約前に問い合わせる
本記事は公式の仕様ページの情報をまとめたものであり、特定の契約を勧めるものではありません。仕様は変わるため、申し込む前に公式サイトで最新の内容を確認してください。


