WordPressのPHPバージョンを上げる前の確認|バックアップとリカバリーモード

サーバーのPHPのバージョンを上げる前には、バックアップを取り、WordPress本体・プラグイン・テーマを先に更新し、プラグインが要求するPHPの版を確かめます。WordPressには、PHPが古すぎると更新やインストールを止める仕組みがあり、重大なエラーが出た時に入れるリカバリーモードもあります。

この記事では、WordPress 7.1.2 のソースコードと日本語の画面表記にもとづいて、PHPの版を上げる前後の確認の順番をまとめます。

(確認:WordPress 7.1.2 のソースコード、日本語の翻訳ファイル、WordPress.orgの要件ページ。確認日:2026年10月6日。PHPの版を変える操作は、サーバー会社の管理画面と案内に従ってください)

上げる前の確認

  1. バックアップを取る(WordPressのバックアップ)。公式のドキュメントは、更新や移転の前にデータベースのバックアップを取るよう案内しています
  2. 今の版を確認する:「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」→「サーバー」の「PHP バージョン」、WordPress本体の版(WordPressの動作環境)
  3. WordPress本体・プラグイン・テーマを先に更新する:新しいPHPに対応した版が出ていることがあります
  4. 使っているプラグインが要求するPHPを確認する:WordPress.orgに載っているプラグインは、詳細に「必須 PHP バージョン」が表示されます。外部のプラグインは、配布元の案内を確認します
  5. 使っていないプラグインとテーマは、削除する
  6. 可能なら、テスト用の環境(ステージング)で先に試す。サーバーによっては、複製して試せる機能があります

WordPressが止める場合

WordPressは、PHPの版が足りない時に、次のように止めます(日本語の翻訳ファイルで確認)。

  • WordPress本体:「WordPress ○○ は PHP バージョン○○以上が必要なため、更新できません。現在の PHP バージョンは○○です。」
  • プラグイン:「現在の PHP バージョン (○○) が ○○ の最低要件を満たしていません。プラグインには PHP ○○が必要です。」

本体の自動更新は、サーバーのPHPとMySQLが新しい版の要件を満たさないと、行われません(WordPressの自動更新)。つまり、PHPを古いまま放置すると、本体の更新が止まることがあります。

上げた後の確認

確認 見る場所
表示 トップページ・投稿・固定ページ・管理画面
サイトヘルス 「ツール」→「サイトヘルス」で、新しい指摘が増えていないか(サイトヘルスのREST APIエラー)
投稿・アップロード 投稿の保存、画像のアップロード
予約投稿・外部投稿 予約投稿、REST APIで投稿するツール(REST APIのエラーコード)
エラーの記録 必要な時だけ、デバッグログを一時的に有効にして見る

重大なエラーが出た時:リカバリーモード

プラグインやテーマが致命的なエラーを出すと、WordPressは検知して、管理者のメールアドレスに自動メールを送ります。メールには原因の案内があり、「リカバリーモード」で管理画面に入って、原因のプラグインやテーマを止められます。管理画面には「このサイトで重大なエラーが発生し、リカバリーモードになっています。詳細については、テーマとプラグインの画面を確認してください。」と出ます(日本語の翻訳ファイル)。

戻したい時は、サーバーの管理画面で、PHPの版を元に戻す方法があります。バックアップがあれば、元の状態に戻せます。

まとめ

  • 上げる前:バックアップ、本体・プラグイン・テーマの更新、プラグインが要求するPHPの確認
  • 上げた後:表示・サイトヘルス・投稿・予約投稿・外部投稿を確認する
  • 重大なエラーは、リカバリーモードとメールで原因を見つけ、必要ならPHPの版を戻す

本記事は一般的な手順です。サーバーの設定の変更は、各社の案内に従ってください。

テーマを変える前に、ブロックテーマかクラシックテーマかを調べる方法は、ブロックテーマかクラシックテーマかを見分ける方法|is_block_themeとtemplates/index.htmlにまとめています。