WordPressのバックアップ|ファイルとデータベースの両方を保存する

WordPressのバックアップは、「ファイル」と「データベース」の2つを保存します。ファイルだけを保存しても、投稿や設定が入っているデータベースは含まれません。公式の管理者向けハンドブックは、バックアップは定期的に、そして更新の前には必ず取るよう案内しています。

この記事では、WordPress公式の「Backups」のページにもとづいて、何を保存するか、保存の順番、保存先と世代の考え方、phpMyAdminでの書き出し方をまとめます。

(確認:WordPress公式ドキュメント Advanced Administration Handbook「Backups」。日本語は筆者の訳です。確認日:2026年10月6日)

保存するもの:ファイルとデータベース

種類 中身 保存のしかた
ファイル WordPress本体、プラグイン、テーマ、アップロードした画像、wp-config.php、.htaccess など(サーバーのWordPressのフォルダ) FTPソフトなどでパソコンへコピーして、zipにまとめる。サーバー会社のバックアップ機能を使う方法もある
データベース 投稿・コメントなど、サイトの内容と設定 MySQL/MariaDBに入っている。WordPressのフォルダをダウンロードしても含まれない。SQLファイルとして書き出す

公式のページは、「ファイルをバックアップすればデータベースもバックアップされるのか」という疑問に、通常のWordPressでは、されないと答えています。復元には、ファイルと、データベースを書き出したファイルの両方が要ります。

保存と復元の順番

  • バックアップ:先にデータベースを保存し、次にファイルを保存する
  • 復元:先にファイルを戻し、次にデータベースを取り込む
  • ファイルとデータベースは、同じ時刻に作った1組として扱う。書き出したデータベースのファイルを、ファイルのバックアップと同じフォルダに入れておく方法もある
  • 移転などでデータベースの接続情報を変えた場合は、wp-config.php を合わせて直す

どのくらいの頻度で、何世代取るか

  • 投稿が少ないサイトは週1回、更新の多いサイトは毎日が目安とされています(最終的には、失ってもよい量で決めます)
  • 少なくとも3〜5世代を持ち、保存先を分ける。例:サーバー内・クラウド・自分のパソコン
  • 自動バックアップを使っていても、たまに手動でも取って、自動の仕組みが動いているかを確かめる

サーバー会社が、サーバー全体のバックアップを取っていることは多いものの、公式のページは、復旧を依頼してから受け取るまでに時間がかかるので、自分でも取り方と戻し方を覚えておくよう勧めています。契約しているサーバーに、バックアップ機能や、復元の依頼方法があるかは、契約前に確認します。

phpMyAdminでデータベースを書き出す(公式の簡単な手順)

  1. サーバーの管理画面から phpMyAdmin を開く
  2. WordPressのデータベースを選ぶ
  3. 「エクスポート」を押す。「カスタム」を選ぶ場合は、すべてのテーブルを選び、出力は「ファイルとして保存」、形式はSQLにする
  4. 「DROP TABLE を追加する」にチェックを入れる(既存のデータベースを上書きする時に使える)
  5. 「IF NOT EXISTS」にチェックを入れる(復元時に、テーブルが既にあってもエラーにならない)
  6. 「実行」を押して、パソコンへ保存する

画面の表記は、phpMyAdminの版や言語で違います。操作は、サーバー会社の案内も確認してください。

WordPressの更新の「一時バックアップ」とは別物

WordPress本体には、プラグインやテーマを更新する前に、その1つだけの一時的なバックアップを作る仕組みがあります。更新の途中でエラーが出た時に、前の状態へ戻すためのものです。サイト全体のバックアップではないため、これだけに頼らないでください。

バックアップを取るタイミング

まとめ

  • バックアップは「ファイル」と「データベース」の両方。順番は、保存はデータベース→ファイル、復元はファイル→データベース
  • 週1回〜毎日、3〜5世代、保存先を分ける。自動でも、たまに手動で取る
  • 更新・PHP変更・移転の前には必ず取る。更新時の一時バックアップは、サイト全体の代わりにならない

本記事は操作手順を説明したものです。作業の前には、サーバー会社の案内も確認してください。

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