子テーマが有効か確かめる方法|REST APIのstylesheetとtemplateの見方
子テーマが有効かは、REST APIの「stylesheet」と「template」の値が違うかで分かります。有効なテーマがstylesheet=子テーマ、template=親テーマなら、子テーマが使われています。この記事では、このサイトで実際に確かめた結果と、WordPress公式のTheme Handbookの記載(確認日:2026年10月20日)をまとめます。テーマを変える前に、子テーマの中身を書き出しておくための手順です(有料WordPressテーマの選び方)。
1. 子テーマとは(公式の説明)
Theme Handbookには、子テーマは、親テーマを直接編集せずに、見た目や機能を変えるための仕組みだと書かれています。次の点が挙げられています。
- 子テーマは、デフォルトで親テーマの全ての内容(デザインと機能)を含む
- 親テーマの更新を受けても、子テーマの変更は失われない
- 子テーマに必須のファイルは、style.cssだけ。ヘッダーに「Template」で親テーマのフォルダ名を書く
- 子テーマのfunctions.phpは、親テーマのfunctions.phpを置き換えない。両方が読み込まれ、子テーマが親テーマの直前に読み込まれる
2. このサイトで調べた結果
方法①:REST APIでstylesheetとtemplateを見る
管理者としてログインした状態で、/wp-json/wp/v2/themes?status=activeを開きます。このサイトの値です(確認日:2026年10月20日)。
| 項目 | 値 | 意味 |
|---|---|---|
| stylesheet | lightning-child | 有効になっているテーマ(子テーマ) |
| template | lightning | 親テーマ |
| is_block_theme | false | クラシックテーマ(見分け方) |
子テーマがないテーマでは、stylesheetとtemplateが同じ値になります。
方法②:子テーマのstyle.cssのヘッダーを見る
子テーマのstyle.cssは、ブラウザから開けます。このサイトのヘッダーは次のとおりです(空の項目は省いています)。
/*
Theme Name: Lightning Child
Template: lightning
Version: 0.6.0
*/
「Template: lightning」が、親テーマのフォルダ名です。Theme Handbookの説明どおり、子テーマに必要なヘッダーの項目です。
方法③:実際のページが、どちらのCSSを読んでいるか見る
トップページのHTMLで、テーマのフォルダから読み込まれているCSSのファイルを数えました(確認日:2026年10月20日)。
| 読み込み元 | ファイル数 | 例 |
|---|---|---|
| 親テーマ(lightning) | 6 | style-theme-json.css、origin3/css/style.css など |
| 子テーマ(lightning-child) | 2 | style.css、assets/css/front-page.css |
合計8つのCSSのうち、2つが子テーマのものです。子テーマのstyle.cssも、ページで読み込まれています(誰が読み込んでいるかは、この確認ではわかりません)。Theme Handbookには、親テーマが自分と子テーマの両方のstyle.cssを読み込む場合は、子テーマ側で何もしなくてよい、と書かれています。このCSSの読み込みは、テーマごとに違います。親テーマを変えると、子テーマのCSSが読み込まれなくなることがあります。
3. テーマを変える前に、書き出しておくもの
| 確認するもの | 確認する方法 |
|---|---|
| 子テーマに入っているファイルの一覧 | サーバーのwp-content/themes/子テーマのフォルダを開く(FTPなど) |
| style.cssとその他のCSSの内容 | ファイルを保存する。このサイトは、style.css以外にfront-page.cssもある |
| functions.phpの内容 | 子テーマに追加した機能の一覧を作る |
| ページごとのテンプレート | 固定ページのテンプレートの指定が、新しいテーマにもあるか確かめる |
子テーマの内容は、新しい親テーマには自動で移りません。子テーマのヘッダーの「Template」は、親テーマのフォルダ名を指しているためです。親テーマを別のテーマに変えると、この指定は合わなくなります。子テーマごとバックアップを取ってから、移す内容を決めます(WordPressのバックアップ)。
販売元の説明:更新しても引き継がれるもの
LIQUID PRESSの公式のよくある質問には、カスタムヘッダーや子テーマは、テーマの更新後も、編集内容を引き継げる、と書かれています。これは、同じテーマの更新の話です。別のテーマに変える時の話ではありません。
まとめ
- 子テーマが有効かは、REST APIのstylesheetとtemplateが違うかで分かる。このサイトは lightning-child と lightning
- 子テーマに必須なのはstyle.cssで、ヘッダーのTemplateに親テーマのフォルダ名を書く
- このサイトは、8つのCSSのうち、2つが子テーマ。親テーマを変えると、読み込みの仕組みが変わることがある
- 子テーマの内容は、別のテーマに変えても自動では移らない。変える前に、中身を書き出す
- テーマの更新で引き継がれることと、テーマを変えることは別の話
本記事はWordPress公式のTheme Handbook・このサイトの実測(確認日:2026年10月20日)・LIQUID PRESSの公開資料にもとづきます。サイトや環境で結果は変わることがあります。


