クラウドワークスの提案文の書き方|公式コラムの4要素と、穴埋めの型
クラウドワークスのプロジェクト形式の応募メッセージには、①簡単な自己紹介、②案件に役立つ所持スキル、③案件に関する質問、④対応可能な納期の4つを書きます。クラウドワークスの公式コラム(2026年7月13日)が、この4つを挙げています。応募のメッセージは、クライアントとの最初の接点で、そこで目に留まらないと、契約の交渉に進めません。
この記事では、公式コラムの内容と、取引条件の確認(フリーランス法で発注者が明示する取引条件)を組み合わせた、穴埋めで使える応募メッセージの型をまとめます。筆者は、クラウドワークスで案件を受けた経験を、この記事では主張しません。型は、公式コラムと、取引条件の確認項目から作ったものです。(確認日:2026年10月19日)
1. 公式コラムに書かれている応募の流れ
| 形式 | 応募の手順(公式コラム) |
|---|---|
| プロジェクト形式 | やりたい仕事が見つかったら応募する → 応募の後に、条件面の交渉をする → 契約金額を提示するか、相談してから金額を提示するかを決める。メッセージのやり取りが多くならないよう、要件をまとめてから送信する。添付ファイルで、過去の実績が分かるポートフォリオを添付する |
| コンペ形式 | 作品を提案する。メッセージが「公開」の場合は、クライアント以外も見られるので、個人情報は書かない。修正の依頼に対応すると、採用率が上がる、と書かれている |
| タスク形式 | 作業を開始して、1件につき60分以内に行う。クライアントが承認すると、報酬が確定する。非承認の場合は、報酬を受け取れない |
メッセージのテンプレートは、[プロフィール編集]→[メンバー情報編集]→[メッセージの編集]で、作成・編集できます。複数登録して、クライアントや仕事によって使い分けると、効率よく応募できる、と書かれています。
2. プロジェクト形式の応募メッセージの4つの要素
| 要素 | 公式コラムの説明 |
|---|---|
| 簡単な自己紹介 | ペンネーム、職種、実務経験年数、案件に興味を持った旨を、簡単にまとめる |
| 案件に役立つ所持スキル | データ入力ならExcelスキルやパソコン歴、ウェブデザイン案件なら、これまでのポートフォリオやコーディングスキルなどを挙げる |
| 案件に関する質問 | 作業内容を明確にする |
| 対応可能な納期 | 自分のスケジュールの余裕や、案件に必要な作業時間の目算など、現時点での予定を簡潔に書く |
予算が合わない場合
公式コラムは、予算が合わなくても応募したい場合には、「工数」を分けて提案する方法を挙げています。例として、ライティングで「画像選定と入稿なしで○円」と交渉する、と書かれています。実績を提示できる場合は、他のクライアントへのアピールに使えるため、少し安くても受注しておくと未来への投資になる、とも書かれていますが、金額の判断は、自分の作業時間と手取りを計算して、自分で決めます(手取りの計算はMQL5・WordPressのスキルで副業の案件を探す)。
3. 穴埋めの型(MQL5・WordPressの案件の例)
次は、上の4要素に、取引条件の確認を足した型です。( )に、自分の事実を入れます。実際にやっていないことは書きません。
はじめまして、(ペンネーム)です。(職種)として、(実務の経験年数 または 学習・制作の期間)です。
貴案件の「(案件名)」に興味を持ち、応募しました。
【できること】
・(案件に関係する、実際に使えるスキル。例:MQL5でのEAの作成、WordPressのテーマの修正)
・(実績。数字があれば数字で。例:制作したEAの本数、修正したサイトの数)
・ポートフォリオ:(添付ファイルの名前)/ソースコードの公開先:(あれば)
【内容の理解】
募集文から、(依頼の内容を、自分の言葉で1〜2行)と理解しました。
【確認させてください】
1. 納期と、納品する方法:( )
2. 検査(確認)の期日:( )
3. 報酬の額と、支払期日:( )
4. 修正の範囲と回数:( )
5. 仮払いの後に、作業を開始する、という進め方でよいですか。
(仕様に不明点があれば、ここに追加)
【対応できる納期】
(日付)までに、(作業時間の目安)で対応できる見込みです。現在の稼働は( )です。
4. 書く時の注意
- 事実だけを書く:実績や経験年数は、実際のものだけを書きます。応募メッセージの内容は、契約の前提になります
- 質問は、まとめて1回で:公式コラムの、やり取りが多くならないよう要件をまとめる、に沿います
- 取引条件の質問を入れる:納期・検査・報酬・支払期日・修正の範囲は、フリーランス法で、発注者が明示する項目に当たります。募集文に書かれていない項目を、メッセージで確認して、記録に残します
- 仮払いを確認する:クラウドワークスの案内には、発注者が仮払いを行ってから業務を開始する、と書かれています
- 権利と秘密:納品物の権利や、見聞きした情報の扱いを確認します。公開の設定のメッセージには、個人情報や、依頼主の秘密を書きません
- 権利が不明な依頼は受けない:他人が作ったEAのデコンパイルなど、元の権利者の許諾が不明な案件は、受ける前に、専門家に確認します
5. 応募の前に、自分で用意しておくもの
- プロフィール:何ができるかを、最初の数行に書く(公式コラムは、コンペ形式ではプロフィールの充実が大切、と書いています)
- ポートフォリオ:作ったものを、見せられる形にする。EAなら、仕様の説明と、テスト結果の画面。利益の数字を、成果として載せないのが安全です(EAの納品確認の記事のとおり、テスターの結果は、今後の成績を保証しません)
- メッセージのテンプレート:上の型を登録して、案件ごとに( )を入れ替える
まとめ
- プロジェクト形式の応募メッセージは、自己紹介・所持スキル・案件への質問・対応可能な納期の4つ(クラウドワークスの公式コラム)
- 予算が合わない時は、工数を分けて提案する方法がある。金額は自分の手取りで判断する
- 質問に、納期・検査の期日・報酬と支払期日・修正の範囲・仮払いを入れて、記録に残す
- 書くのは事実だけ。権利が不明な依頼は受けない


