文字起こしの方法を比べる|Windowsの音声入力・Word・Nottaの違い
録音を文字にする方法は、専用の文字起こしサービスだけではありません。Windowsの音声入力(Win+H)は追加の費用なしで使え、Microsoft 365のWordにも「トランスクリプト」(文字起こし)の機能があります。どれを使うかは、「録音したファイルを後から文字にしたいか」「月に何分か」「使っている環境」で決まります。この記事では、Microsoftのサポートページと、Nottaの公式料金ページ(親記事で確認した内容)をもとに、3つを比べます。
(確認:Microsoft サポート「レコーディングの文字起こし」(Word)、Windowsの音声入力とNottaの料金は音声メモから記事の下書きを作る流れで確認した内容(確認日:2026年10月17日)。Wordの文字起こしの確認日:2026年10月21日。筆者は3つの精度を比べる測定はしていません)
3つの比較
| 項目 | Windowsの音声入力(Win+H) | Wordのトランスクリプト | Notta |
|---|---|---|---|
| 費用 | 追加の費用なし | Microsoft 365のサブスクリプションが前提 | フリーは0円。プレミアムは年払いで月1,185円(総額14,220円・税込) |
| 録音ファイルを後から文字にする | 向かない(話しながら画面に入力する) | できる(.wav・.mp4・.m4a・.mp3) | できる(ファイルインポートは、フリー月50個・プレミアム月100個) |
| 月の上限 | (記載なし) | アップロードした音声は月300分まで(Copilotのライセンスがあれば月30,000分) | フリー月120分・プレミアム月1,800分 |
| 1回の長さ | - | (このページでは確認できず) | フリー3分・プレミアム5時間 |
| 話者の区別 | - | 話者ごとに区切り、「Speaker 1」などのラベルを付ける | (親記事では確認していません) |
| 使える環境 | Windows(インターネットとマイクが必要) | 商用テナントのWindows上の Word for Microsoft 365 のみ(政府機関テナントはWeb用Wordのみ) | Web・アプリ |
Wordのトランスクリプトの注意点(Microsoftのページ)
- 使える環境が限られる:「商用テナントの Windows 上の Word for Microsoft 365 でのみ使用できます」と書かれている。個人向けのMicrosoft 365で使えるかは、このページからは読み取れなかった(未確認)
- 録音とファイルはOneDriveに保存:録音・アップロードした音声は、OneDriveの「トランスクリプトされたファイル」フォルダーに保存される
- 1つの文書に1つ:1つのドキュメントには、1つのトランスクリプトだけを格納できる
- 文書へは自分で追加:ディクテーションと違い、トランスクリプトは自動で文書に入らない。セクションごと、または全体を「ドキュメントに追加」する
- 時間:インターネットの速度によっては、オーディオファイルの長さくらいまでの時間がかかる場合がある
使い分けの目安(筆者の考え)
| 使い方 | 向いているもの |
|---|---|
| PCの前で話して、そのまま文書に打ち込む | Windowsの音声入力 |
| 会社のMicrosoft 365(商用テナント)を使っていて、月300分以内 | Wordのトランスクリプト |
| スマホで録った録音を、毎月まとまった時間、文字にする | Nottaなどの文字起こしサービス(月の分数と1回の長さでプランを選ぶ) |
| まず試したい | Nottaのフリー(月120分・1回3分)か、Windowsの音声入力 |
どれを使う場合も、精度は話し方・マイク・雑音で変わります。自分の声で精度を測る方法は文字起こしの精度を自分で測る方法に、1回の上限に合わせて録音を分ける方法は長い録音を3分ずつに分ける方法に、文字にした後の整え方は文字起こしのテキストを整える方法にまとめています。
試す時の手順
- 同じ録音(3分程度)を1つ用意する
- 使える方法で、それぞれ文字にする。Wordのトランスクリプトが使えない環境なら、Nottaのフリー(録音を読み込む)と、Windowsの音声入力(同じ文を読み上げる)で比べる
- 正しい文と比べて、誤りの数を数える。どの方法が自分の声と話し方に合うかで決める
この記事で確かめていないこと
- 3つの文字起こしの精度の比較(測っていません)
- 個人向けのMicrosoft 365で、Wordのトランスクリプトが使えるか
- Nottaの最新の料金(親記事の確認日は2026年10月17日。申し込む前に公式で確認)
まとめ
- Windowsの音声入力は追加の費用なしで、話しながら文書に打ち込む使い方向き。録音ファイルを後から文字にするのには向かない
- Wordのトランスクリプトは、アップロードした音声を月300分まで文字にできるが、使える環境は「商用テナントのWindows上のWord for Microsoft 365」に限られる
- 録音を毎月まとまった時間文字にするなら、Nottaなどのサービスを、月の分数と1回の長さで選ぶ
本記事はMicrosoftのサポートページと、Nottaの公式料金ページにもとづく比較です。料金や条件は変わるため、申し込む前に各公式ページで確認してください。


