AI記事に著者情報を入れる方法|構造化データまで

先に結論を書きます。著者情報を書いたからといって、順位が上がるわけではありません。定量的な効果が示されたデータも、現時点では見当たりません。

それでも書く意味があるのは、Googleが「コンテンツの作成者が誰であるかを明確にしているか」という問いを、良いコンテンツを判断するための項目として挙げているためです。

(確認日:2026年9月23日)

何を用意するか

要素 役割
記事上の著者表示 読者が見て分かる
著者ページ その人が何者かを1か所で説明する
構造化データの author 機械が読める形にする

🔴 3つ目だけを入れても意味が薄いです。構造化データは「ページに書いてあることを機械に伝える」ためのものであり、実体の無い情報を書くためのものではありません。

著者ページに何を書くか

名前だけのページを作っても、判断材料になりません。

  • 何をしている人か
  • その分野に関する経験(期間・実際にやったこと)
  • この分野について書ける理由
  • 連絡手段

2つ目が要です。肩書きではなく、実際に何をしたかを書きます。「10年の経験」より「◯◯を自分で作って運用している」の方が判断できます。

匿名で運営している場合

本名を出す必要はありません。同じ名義が一貫して使われていて、その名義が何をしてきたかが分かることの方が重要です。

記事ごとに著者名が違う、あるいは著者がどこにも書かれていない状態が、いちばん判断しにくくなります。

構造化データの書き方

記事のページに、次のような形で入れます。

{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Article",
  "headline": "記事のタイトル",
  "author": {
    "@type": "Person",
    "name": "著者名",
    "url": "https://example.com/author/xxxx/"
  },
  "datePublished": "2026-09-23",
  "dateModified": "2026-09-23"
}

author.url にはその著者を一意に識別できるページを指定します。著者ページがそれにあたります。

name に会社名や屋号を入れて @type を Person にしないでください。組織なら Organization です。ここが食い違うと、書いてある内容と構造が合わなくなります。

WordPressの場合

多くのテーマとSEOプラグインは、著者の構造化データを自動で出力します。まず自分のサイトが既に出しているかを確認してください。二重に入れると、どちらが正しいか判断できない状態になります。

確認は、記事ページのソースで "@type": "Article" や "author" を検索すれば分かります。

🔴 自動生成した記事の場合に起きる問題

ここが実務上いちばん難しい部分です。

記事をAIが書いたのに、著者として人間の名前を出してよいのかという問題があります。

考え方としては、著者=文章を打った人ではなく、内容に責任を持つ人です。生成された内容を確認し、公開の判断をし、間違いがあれば直す人がいるなら、その人が著者で問題ありません。

逆に言えば、誰も内容を確認していない記事に著者名だけ付けるのは、実体の無い情報を書いていることになります。

確認する工程を仕組みに入れる

記事が数百本を超えると、全部を人が読むことはできません。読まずに出すなら、せめて機械的な検査を通す必要があります。

当サイトが開発・販売している Amazon Auto Posts では、著者名・専門性・経歴を設定して構造化データへ反映させると同時に、公開前に体験の断定や存在しない出典を自動検査し、基準を満たさない記事は下書きで止めます。自社製品なので割り引いて読んでいただいて構いませんが、「著者を名乗るなら、名乗れる状態を作る工程が要る」という点はどの方法でも同じです。

確認すべき項目そのものはAI生成記事の公開前チェックリストにまとめています。

やらなくてよいこと

  • 存在しない資格や経歴を書く — 検証されれば信頼を失います
  • 著者ページを量産する — 1人が複数名義を持つ意味はありません
  • 構造化データを入れて順位を待つ — 効果が示されたデータはありません

まとめ

  1. 🔴 著者情報を入れれば順位が上がる、という関係は確認されていない
  2. Googleは「作成者が誰か明確か」を判断項目として挙げている
  3. 記事上の表示・著者ページ・構造化データの3点セットで用意する
  4. 経歴は肩書きではなく実際に何をしたかを書く
  5. 🔴 著者=内容に責任を持つ人。誰も確認していない記事に名前だけ付けない

本記事は2026年9月23日時点で公開情報を確認した内容です。検索エンジンの評価方法は公開されておらず、本記事は効果を保証するものではありません。