MOSの科目とレベルの選び方|Excel 365の一般とエキスパート、全国一斉試験の終了
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)でExcelを選ぶなら、基本の操作と関数を証明したいなら「Excel 365(一般)」、条件付きの集計・検索関数・ピボットテーブル・マクロなどまで証明したいなら「Excel 365 エキスパート」です。どちらも、コンピューターを使った実技試験(CBT)で、一般は試験時間50分、受験料は一般価格12,980円(税込)です。全国一斉試験は2026年12月で終了します。以降は、随時試験で受験します。
この記事では、MOS公式サイト(確認日:2026年10月19日)の試験概要と、Excel 365の一般・エキスパートの出題範囲(PDF)をもとに、科目とレベルの選び方をまとめます。
1. MOS 365の試験科目(公式サイト)
| 試験科目 | 開始時期 |
|---|---|
| Excel 365 | 実施中 |
| Word 365 | 実施中 |
| PowerPoint 365 | 実施中 |
| Outlook 365 | 未定 |
| Excel 365 エキスパート | 実施中 |
| Word 365 エキスパート | 実施中 |
MOS 365には、Accessの試験はありません(公式サイトの注記)。2019版の科目も、Excel 2019、Word 2019、PowerPoint 2019、Access 2019 エキスパート、Outlook 2019などが、試験概要の一覧に載っています。
試験の形態は、「マルチプロジェクト」です。5個〜10個の「小さなプロジェクト」で構成され、ひとつのプロジェクトには、1〜7個の小問が含まれます。受験結果は、「試験結果レポート」で、合否や得点、出題範囲ごとの正答率などが確認できます。
2. Excel 365:一般とエキスパートの出題範囲の違い
| 分野 | Excel 365(一般) | Excel 365 エキスパート |
|---|---|---|
| 位置づけ | セル範囲への書式設定、数式や関数の作成、テーブル機能、グラフの作成・編集など、基本的な操作を理解している方が対象(公式の説明) | 上級レベル |
| 関数 | AVERAGE・MAX・MIN・SUM、COUNT・COUNTA・COUNTBLANK、IF、SORT、UNIQUE。文字列の関数(RIGHT・LEFT・MID・UPPER・LOWER・LEN・CONCAT・TEXTJOIN) | IF・IFS・SWITCH・SUMIF・AVERAGEIF・COUNTIF・SUMIFS・AVERAGEIFS・COUNTIFS・MAXIFS・MINIFS・AND・OR・NOT・LET。検索関数(XLOOKUP・VLOOKUP・HLOOKUP・MATCH・INDEX)。日付関数(NOW・TODAY・WEEKDAY・WORKDAY)。FILTER・SORTBY |
| 参照 | 相対参照・絶対参照・複合参照。構造化参照 | 参照元・参照先のトレース、ウォッチウィンドウ、エラーチェック |
| テーブル・集計 | テーブルの作成・変更・集計行、フィルター、並べ替え | ピボットテーブル(スライサー、グループ化、集計フィールド)、ピボットグラフ、[統合]機能 |
| グラフ | グラフの作成・変更・書式設定 | 2軸グラフ、箱ひげ図・ヒストグラム・ウォーターフォールなど |
| 分析・マクロ | ― | ゴールシーク、シナリオ、簡単なマクロの記録・編集、PMT・NPER |
トレード記録の集計で使うSUMIFS・COUNTIFS・AVERAGEIFは、エキスパートの範囲です(Excelでトレード記録を集計する関数、トレード記録をExcelで集計する力とMOS)。
3. 試験の概要(Excel 365)
| 項目 | 内容(公式サイト) |
|---|---|
| 形態 | コンピューターを使った実技試験(CBT)。筆記試験はない |
| 試験時間 | 50分(一般)。エキスパートのページにも、50分と書かれている |
| 受験料 | 一般価格12,980円(税込)、学割価格9,680円(税込)。学割は、受験当日に学生証が必要 |
| 試験環境 | Windows 11 Pro、Microsoft 365、Microsoft IME、106/109キーボード。Mac版Officeの試験は行っていない |
| 受験資格 | 年齢・国籍を問わず受験できる |
| 再受験のルール | 同じ科目の2回目は、前回から1日(24時間)、3回目以降は2日間(48時間)待つ。合格した場合も再受験できる |
4. 全国一斉試験の終了と、随時試験
MOS公式サイトには、「全国一斉試験は2026年12月をもって終了します」と書かれています。最終回は、第363回(2026年12月13日・日曜日)で、申込みの受付が始まっています。2026年12月以降は、随時試験(会場ごとの日程で、会場で受験する)で受験します。
Excelの試験ページには、MOS 365バージョンが実施される、全国一斉試験または随時試験で申し込むよう書かれています。全国一斉試験は一部の地域でMOS 365を受け付けている、とも書かれています。受験する会場・日程が、MOS 365を扱っているかを、申し込む前に確認します。
5. どちらを選ぶか(筆者の考え)
| 状況 | 選び方 |
|---|---|
| 関数はSUMとAVERAGE程度しか使っていない | 一般から。出題範囲のPDFを見て、できない操作を、先に練習する |
| SUMIFSやVLOOKUP、ピボットテーブルを日常的に使っている | エキスパートの出題範囲PDFで、できない項目を確認する。マクロ・What-If分析・箱ひげ図などの項目は、日常の使い方と違う場合がある |
| トレード記録の集計だけが目的 | 資格は不要。必要な関数だけを練習する(最大ドローダウンの式) |
学び方は、公式サイトでは、学校やパソコンスクールの対策講座を受講する方法と、対策教材を購入するなどして独自に学ぶ方法が挙げられています。
まとめ
- MOS 365のExcelには、一般とエキスパートがある。SUM・COUNT・IFは一般、SUMIFS・COUNTIFS・ピボットテーブル・マクロはエキスパートの範囲
- Excel 365(一般)はCBTの実技で、50分、受験料12,980円(税込)。Mac版Officeの試験はない
- 全国一斉試験は2026年12月(第363回・12月13日)で終了。その後は随時試験で受験する
- 集計が目的なら、資格より、関数と参照の練習が先
本記事はMOS公式サイトの情報(確認日:2026年10月19日)にもとづく一般的な情報です。試験の日程や受験料は変わることがあるため、申し込む前に公式サイトで最新の内容を確認してください。


