時間単価制の仕事の流れと注意点|タイムカード・レビュー・支払い割合
クラウドワークスの仕事には、金額を先に決める「固定報酬制」のほかに、働いた時間で払われる「時間単価制」があります。時間単価制は、WordPressの保守や、EAの修正のように、作業量が先に読みにくい仕事で使われます。ただ、記録した時間がそのまま全額払われるとは限らない仕組みがあり、受ける前に流れを知っておく必要があります。この記事では、クラウドワークスの公式ガイド(ワーカー向け・クライアント向け)をもとに、時間単価制の流れと、1週間の日付の例、受ける前に決めておくことを整理します。
(確認:クラウドワークス「プロジェクト形式(時間単価)」の公式ガイド(ワーカー向け・クライアント向け)、公式メディア「クラウドワークスの振込日と出金方法」(2026年4月28日)。確認日:2026年10月21日。筆者は時間単価制で働いた記録をこの記事に使っていません)
時間単価制の流れ(公式ガイド)
- 条件をすり合わせて契約する:金額(時間単価)や作業の範囲を決める。金額の条件は何度でも修正できる
- クライアントが仮払いをする:クライアント向けのガイドでは、仮払いを行う「期間」を指定する。カード払いなら自動で仮払いにできる
- タイムカードで打刻して働く:仮払いが済んだら「タイムカード」で稼働の開始・終了を記録する
- 翌週にレビューを受ける:稼働した週の翌週火曜日0時〜木曜日24時に、クライアントがタイムシートをレビューする
- 金曜日に報酬が確定する:レビュー期間後の金曜日に、その週の報酬が確定する
- 契約を終える:作業がすべて終わったら「契約終了リクエスト」を送り、クライアントが同意すると終了
ワーカー向けのガイドには、仮払いが行われる前に業務を始めると、支払いが行われないなどのトラブルの可能性があるので、仮払いを行ってもらってから始めるように、と書かれています。
全額払われないことがある2つの点
1. レビューで「支払い割合」が入力される
クライアント向けのガイドには、レビューの時に、ワーカーの作業に対して希望する支払い割合を入力して送信する、と書かれています。つまり、記録した時間の全額が払われる前提ではなく、クライアントの判断で割合が決まる作りです。たとえば、時給1,500円で週8時間(12,000円分)を記録しても、支払い割合が80%なら9,600円分になります(筆者の計算。システム利用料はこの後に引かれます)。
2. 手動で直した時間は、非承認になることがある
タイムカードを押し忘れた時は、「タイムシート」の「修正」から勤務時間を直せます。ただし、ワーカー向けのガイドには、手動で修正した勤務はクライアントの判断で非承認とされる場合がある、当週分の修正は翌週月曜日24時までで、それ以降は修正できない、と書かれています。クライアント向けのガイドでは、手動で登録した勤務には「手動登録」と表示される、とされています。
1週間の日付の例
週の区切りを月曜〜日曜と仮定して(ガイドには区切りの曜日が書かれていないため、筆者の仮定です)、2026年10月19日(月)〜25日(日)に働いた場合の日付を、ガイドの説明に当てはめると次のようになります。
| できごと | 日付 |
|---|---|
| 稼働した週 | 10月19日(月)〜25日(日) |
| この週のタイムシートを修正できる期限 | 10月26日(月)24時 |
| クライアントのレビュー期間 | 10月27日(火)0時〜29日(木)24時 |
| 報酬の確定 | 10月30日(金) |
| 振込予定(随時出金方式) | 11月13日(金)。月末締め・翌月15日振込で、15日が日曜のため前の営業日 |
働き始めた10月19日から数えると、振込予定まで25日です。振込日の計算の詳しい方法と、締め日・休業日・少額の繰り延べは、クラウドワークスの振込日を計算する方法にまとめています。
受ける前に、クライアントと決めておくこと
| 決めること | 理由 |
|---|---|
| 週あたりの稼働時間の目安と上限 | 仮払いの期間・金額と、実際の稼働がずれないように |
| 作業の範囲(何をしたら終わりか) | 時間単価でも、範囲が決まっていないと、支払い割合で揉めやすい |
| 作業の報告の方法(週報・作業ログなど) | レビューで、何に時間を使ったかが伝わるように |
| タイムカードを押し忘れた時の扱い | 手動の修正が非承認になる場合があるため |
| 契約の終わり方 | 「契約終了リクエスト」をどちらが出すか、いつ出すか |
フリーランス法では、発注者が取引条件を明示することが定められています。明示される条件の項目はフリーランス法で発注者が明示する取引条件に、応募の文面はクラウドワークスの提案文の書き方にまとめています。
固定報酬制と比べた時の向き・不向き
- 時間単価制が向く:保守・運用、不具合の調査など、作業量が先に読めない仕事。毎週確定するので、長い仕事でも報酬が少しずつ入る
- 固定報酬制が向く:納品物がはっきりしている仕事(EAを1本作る、テーマを1つ組むなど)。支払い割合で減る仕組みがない分、見積もりの精度が問われる
システム利用料と手取りの計算は、MQL5・WordPressのスキルで副業の案件を探す(クラウドワークスの手数料)にまとめています。
この記事で確かめていないこと
- 時間単価制の「週」の区切りの曜日(この記事では月曜〜日曜と仮定)
- 支払い割合が全額より少なくなった時に、ワーカー側で異議を出す方法
- 仮払いの期間を超えて働いた場合の扱い
- 実際のタイムカード・タイムシートの画面(使っていないため、ガイドの説明だけ)
まとめ
- 時間単価制は、仮払い → タイムカードで打刻 → 翌週火〜木にレビュー → 金曜に確定、を週ごとに繰り返す
- レビューでクライアントが支払い割合を入力するため、記録した時間の全額が払われるとは限らない。手動で直した時間は非承認になることがあり、修正は翌週月曜24時まで
- 例の週(10月19〜25日)では、確定は10月30日、振込予定は11月13日。働き始めてから25日後
- 受ける前に、週の稼働時間、作業の範囲、報告の方法、押し忘れの扱いを決めておく
本記事はクラウドワークスの公開しているガイドにもとづく整理です。実際の条件は、契約の画面とクラウドワークスの最新の案内で確認してください。


