ドメインの期限と状態を調べる方法|RDAPで見る登録日・期限・ステータス

ドメインを持っていると、「いつ期限が切れるのか」「いま転送や削除ができない状態になっているか」を、自分の目で確かめたくなる時があります。契約管理画面を開かなくても、RDAP(ドメインの登録情報を機械が読める形で公開する仕組み)を使えば、誰でも登録日・期限・ステータス・ネームサーバーを調べられます。お名前.comのトップページにも「RDAP(旧Whois)検索」の項目があります。この記事では、当サイト(realine.net)を実際に調べた結果を例に、見方を説明します。

(確認:筆者のPCから、2026年10月16日に、VerisignのRDAPサーバー(.comと.netを管理する登録機関)へ問い合わせた結果。ステータスの意味は、ICANN「EPP Status Codes」のページ。個人名や連絡先は公開データでは伏せられることが多く、この記事では扱いません)

調べ方は2通り

  1. ICANN Lookup(lookup.icann.org):ブラウザでドメイン名を入れるだけ
  2. RDAPのURLを直接開く:.com と .net は、次の形です。.jp など他のTLDは、この記事では確認していません
https://rdap.verisign.com/net/v1/domain/ドメイン名     (.net の場合)
https://rdap.verisign.com/com/v1/domain/ドメイン名     (.com の場合)

PowerShellなら、次の数行で、必要な項目だけを取り出せます。

$r = Invoke-RestMethod -Uri "https://rdap.verisign.com/net/v1/domain/realine.net" -Headers @{Accept="application/rdap+json"}
"status: " + ($r.status -join ", ")
$r.events | ForEach-Object { "{0}: {1}" -f $_.eventAction, $_.eventDate }
($r.nameservers | ForEach-Object { $_.ldhName }) -join ", "

当サイトの結果

項目 結果(2026年10月16日)
登録事業者(レジストラ) XServer, Inc.
ステータス client transfer prohibited
登録日(registration) 2026-03-12 08:59 UTC
期限(expiration) 2027-03-12 08:59 UTC
ネームサーバー NS1〜NS5.XSERVER.JP

時刻は協定世界時(UTC)で、日本時間はこれに9時間足します。期限は日本時間で2027年3月12日の夕方です。期限の日に更新するのではなく、その前に更新するのが基本です。期限を過ぎた後の流れは、次の節のとおり、段階を踏んで進みます。

ステータスの読み方(ICANNの説明)

ステータス ICANNの説明(要約)
ok(active) 標準の状態。保留中の操作も、禁止されている操作もない
clientTransferProhibited 他のレジストラへの移転を受け付けない。不正な移転を防ぐための状態。移転したい時は、現在のレジストラに頼んで外してもらう
clientDeleteProhibited ドメインの削除を受け付けない。不正な削除を防ぐ
clientHold ドメインをDNSで有効にしない。つまり名前が引けず、サイトが開かない。法的な争い、未払い、削除予定の時などに設定される
autoRenewPeriod 期限を過ぎて、登録機関が自動で延長した後の猶予期間
redemptionPeriod レジストラが削除を依頼した状態。30日間保持され、その後5日ほどで登録データベースから消えて、誰でも取得できるようになる
pendingDelete redemptionPeriodの30日間に復元されず、まもなく削除される状態

当サイトの「client transfer prohibited」は、他社への不正な移転を防ぐ、よくある保護の状態です。故障ではありません。逆に、ステータスに clientHold が出ているのにサイトを止めた覚えがなければ、名前が引けなくなっている可能性が高いので、レジストラに連絡します(ICANNの説明より)。

期限の確認を習慣にする

  1. ドメインを取った日に、RDAPで期限を確認し、カレンダーに「更新の2か月前」を入れる
  2. 更新の通知メールの宛先を、普段見るアドレスにしておく
  3. 他社へ移す予定があるなら、ステータスに TransferProhibited が付いているかを先に見る
  4. サイトが開かない時は、まずRDAPでステータスを見て、clientHold ではないかを確かめる。DNSの確認はドメインが反映されない時の調べ方|nslookupで4つの場所を見るにあります

ドメインの費用の考え方はドメインの5年間の総額の出し方|取得料より更新料と維持調整費を見る、取得先の選び方は独自ドメインの取り方|XServerドメインとお名前.comを取得料・更新料・維持調整費で比べるにあります。

この記事で確かめていないこと

  • .jp、.co.jp など、.com・.net以外のドメインのRDAP・WHOIS(管理する登録機関が違う)
  • レジストラごとの、期限後の復元の費用と手順
  • 期限日の「日本時間の何時」まで有効かは、レジストラの案内で確認してください

まとめ

  • RDAPを使うと、登録日・期限・ステータス・ネームサーバーを、誰でも調べられる
  • clientTransferProhibited は、不正な移転を防ぐ一般的な保護。clientHold は名前が引けない状態なので要注意
  • 期限は、登録機関の日時(UTC)で出る。日本時間に直し、余裕を持って更新する

本記事は調べ方の説明であり、特定のサービスを勧めるものではありません。