MT5で現在値のラインが消えた時の対処|売り・買いラインの設定
MT5のチャートに出ている現在値の横線は、チャート上で右クリック →「プロパティ」を開き、「売りラインを表示」「買いラインを表示」にチェックを入れると表示されます。
先に1つ押さえてください。MT5に「Askライン」という項目はありません。画面上の表記は「買いラインを表示」です。この用語の違いが、設定を探しても見つからない原因になります。
(確認環境:MetaTrader 5 / Windows 11)
MT5での呼び方
| 一般的な呼び方 | MT5の表記 | 意味 |
|---|---|---|
| Bidライン・売値 | 売りラインを表示 | 売る時の価格 |
| Askライン・買値 | 買いラインを表示 | 買う時の価格 |
解説記事の多くは「Askライン」と書いていますが、MT5の画面にその文字列は出てきません。設定項目を探す時は「買いライン」で探してください。
表示する手順
- チャート上で右クリック
- 「プロパティ」を選ぶ(F8 でも開きます)
- 「売りラインを表示」「買いラインを表示」にチェックを入れる
- OKで閉じる
チェックはチャートごとです。他のチャートには反映されません。毎回同じ設定にしたい場合は、設定済みのチャートを右クリックして定型として保存し、新しいチャートに適用する形になります。
🔴「消えた」のではなく最初から出ていないことがある
「前は出ていたのに消えた」と感じる場合、実際には最初から表示されていなかったケースがかなりあります。
理由は既定で表示されるのが売りライン側だけだからです。買いラインは自分でチェックを入れない限り出ません。
つまり、ローソク足が触れているのに約定しないという現象は、ラインが消えたのではなく、見ていた線と実際に約定する価格が違っていた可能性があります。
2本の間隔がスプレッド
両方を表示すると、2本の線の間隔がそのままスプレッドになります。
- 買いで入る時は上の線(買いライン)で約定する
- 買いを決済する時は下の線(売りライン)で約定する
ローソク足はふつう売りライン側で描かれます。買いのエントリーは、チャートに見えている足より少し上で成立するということです。
これは損切り・利確の位置にも効きます。買いポジションの決済逆指値は売りライン側で判定されるため、足のヒゲが触れたかどうかだけでは判断できません。値の入れ方はMT5の決済逆指値・決済指値の設定方法にまとめています。
間隔が広がる時間帯がある
2本の間隔は一定ではありません。早朝や指標発表の前後では広がります。
買いラインを出しておくと、この広がりがチャート上で見えるようになります。数字で確認したい場合は、気配値表示でスプレッドの列を出す方法もあります。
それでも線が見えない時
- 線の色が背景と同じになっていないか — プロパティの色の設定で確認する
- チャートが右に寄りすぎていないか — 現在値の位置が画面外だと線も見えない
- 時間足を切り替えてみる — 表示を作り直させる
2については、右端の余白の設定が関係します。詳しくはMT5でチャートの右端に余白を作る方法を参照してください。
まとめ
- MT5の表記は「売りラインを表示」「買いラインを表示」。「Askライン」という項目は無い
- チャート右クリック →「プロパティ」(F8)でチェックを入れる
- 既定で出ているのは売りライン側だけ。「消えた」のではない場合がある
- 2本の間隔がスプレッド。買いはチャートの足より上で約定する
- 設定はチャートごと。他のチャートには反映されない
本記事は操作手順と仕様を説明したものであり、特定の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。FXは元本割れの可能性があります。


