MT5でスワップを確認する方法|3日分が付く曜日と金額の計算式
MT5でスワップを確認するには、気配値表示で銘柄を右クリックして「仕様」を開き、「買スワップ」「売スワップ」「スワップ3日分」を見ます。スワップは、ポジションを日付が変わるロールオーバーをまたいで持ち越した時にだけ発生します。数値は、Titan FXのヘルプセンターではFXについて金額ではなくポイントと説明されており、金額は「契約サイズ × 数量 × ポイントの値 × スワップの数値」で計算します。
この記事では、スワップの確認場所、3日分が付く曜日の見方、金額の計算、MQL5で値を読む方法をまとめます。業者ごとの違いの例として、Titan FXのヘルプセンターの記載も使います。
この記事について:MT5の使い方と、公式資料の確認方法の解説です。Titan FXの口座開設を勧めるものではありません。Titan FXは、金融庁の「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」に掲載があります(確認日:2026年10月7日)。経緯と調べ方は海外FX業者が金融庁に登録されているか調べる方法とTitan FXでMT5を使う前に確認する6項目にまとめています。
(確認:MetaTrader 5ヘルプ「気配値表示」、MQL5リファレンス「銘柄プロパティ」、Titan FXヘルプセンターとスワップのページ。画面の表記はMT5本体の日本語表示と照合。確認日:2026年10月7日。サンプルコードはMetaEditorでコンパイル確認。ログインした口座での実行結果は、この記事では確認していません)
確認の手順
- 気配値表示で、確認したい銘柄を右クリック
- 「仕様」を開く
- 次の3項目を見る
| 項目 | 意味(MT5ヘルプ) |
|---|---|
| スワップタイプ | スワップの計算の種類(ポイント、基本通貨での金額、預金通貨での金額、価格に対する年利など) |
| 買スワップ/売スワップ | 買いポジション・売りポジションを持ち越した時のスワップ |
| スワップ3日分 | トリプルスワップ(3日分)が加わる曜日 |
「買スワップ」と「売スワップ」は、買いと売りで別の値です。プラスなら受け取り、マイナスなら支払いと読むのが一般的です(Titan FXのヘルプセンターには、符号の説明は見つけられませんでした。数値の意味は、業者に確認してください)。
3日分が付く曜日
土日の分のスワップは、特定の曜日の持ち越しにまとめて加わります。MT5ヘルプでは、「スワップ3日分」がトリプルスワップの付く曜日を示し、「スワップレート」が曜日ごとの倍率を示すと説明されています。例として、基本のスワップが1.5ドル、水曜日の欄だけ「3」で他の平日が「1」なら、月曜から火曜、火曜から水曜に持ち越した時は1.5ドル、水曜から木曜に持ち越した時は3倍の4.5ドルになる、と書かれています。
Titan FXのヘルプセンターには、銘柄の種類ごとに次のように書かれています(確認日:2026年10月7日)。
| 銘柄 | 3日分が付く持ち越し |
|---|---|
| FX・メタル | 水曜から木曜に持ち越したポジション(木曜に3日分が反映)。USDCADとUSDTRYは、木曜から金曜に持ち越したポジション |
| エネルギー(原油・天然ガス)・株価指数CFD | 金曜から月曜に持ち越したポジション |
ロールオーバーは、サーバー時間の23:59〜0:01に起きます。この2分間は取引ができず、スプレッドが広がる場合がある、と同じヘルプセンターに書かれています。サーバー時間の読み方はMT5の時刻がずれる理由にまとめています。
金額の計算
Titan FXのヘルプセンターのFX通貨ペアのスワップのページには、次の計算式が書かれています。
スワップ金額 = 契約サイズ × 数量(ロット) × 小数桁(3桁なら0.001、5桁なら0.00001) × スワップの数値
例:NZDJPYを買い0.1ロット持ち、契約サイズが100,000、買スワップが3.1の場合です。
| 計算 | 結果 |
|---|---|
| 100,000 × 0.1 × 0.001 × 3.1 | 31(単位は、通貨ペアの右側の通貨=円) |
ここで、スワップの数値は金額ではなくポイントです。ヘルプセンターには、口座の通貨と通貨ペアの組み合わせによっては、スワップが計上される時の為替レートが適用される、1円未満の端数は日ごとに四捨五入される、とも書かれています。実際の金額は、ポジション一覧の「スワップ」の列(支払われたスワップ額)で確かめてください。
Titan FXのスワップは定期的に見直されると公式ページに書かれており、固定ではありません。持ち越す前に、その日の仕様を見る必要があります。
MQL5でスワップの値を読む
EAで持ち越しの費用を見積もる時は、仕様の値をコードで読みます。次のスクリプトは、スワップ方式・買売のスワップ・3日分の曜日を表示し、ポイント方式の銘柄では1日分のおおよその金額を計算します。MetaEditorで0エラー・0警告でコンパイルできることを確認しています。ログインした口座での表示は、この記事では確認していません。
input double InpLots = 0.1; // 試算する数量(ロット)
void OnStart()
{
string s = _Symbol;
ENUM_SYMBOL_SWAP_MODE mode = (ENUM_SYMBOL_SWAP_MODE)SymbolInfoInteger(s, SYMBOL_SWAP_MODE);
ENUM_DAY_OF_WEEK day3 = (ENUM_DAY_OF_WEEK)SymbolInfoInteger(s, SYMBOL_SWAP_ROLLOVER3DAYS);
double longSwap = SymbolInfoDouble(s, SYMBOL_SWAP_LONG);
double shortSwap = SymbolInfoDouble(s, SYMBOL_SWAP_SHORT);
PrintFormat("スワップ方式: %s", EnumToString(mode));
PrintFormat("買スワップ: %g / 売スワップ: %g", longSwap, shortSwap);
PrintFormat("3日分が付く曜日: %s", EnumToString(day3));
// ポイント方式の時だけ、1日分のおおよその金額(損益通貨)を計算する
if(mode == SYMBOL_SWAP_MODE_POINTS)
{
double contract = SymbolInfoDouble(s, SYMBOL_TRADE_CONTRACT_SIZE);
double point = SymbolInfoDouble(s, SYMBOL_POINT);
PrintFormat("買い %.2f ロットの1日分: 約 %.4f(損益通貨)", InpLots, contract * InpLots * point * longSwap);
}
}
MQL5リファレンスでは、スワップの単位はスワップ方式(SYMBOL_SWAP_MODE)で決まり、ポイント・基本通貨・証拠金通貨・預金通貨・利益計算通貨・年利などがあります。ポイント方式でない銘柄にこの試算式は使えません(コードでも、ポイント方式の時だけ計算しています)。この試算は口座の通貨への換算を含まないため、目安です。出力の見方はMQL5のPrintとログの保存場所を参照してください。
気をつけること
- EAが日をまたぐと、スワップがかかります。時間で決済するEAの考え方はMT5で決済だけを自動化する方法にあります
- 仕様の値は、いつ変わるか分かりません。長く持つ戦略では、持ち越しの前に値を確かめます
- 銘柄の仕様全体の見方はMT5の銘柄仕様の見方にまとめています
まとめ
- スワップは、仕様ウィンドウの「買スワップ」「売スワップ」で確認する。買いと売りで別の値で、FXではポイント(Titan FXのヘルプセンター)
- 3日分が付く曜日は「スワップ3日分」で見る。Titan FXでは、FX・メタルは水曜から木曜、エネルギー・株価指数は金曜から月曜(例外あり)
- 金額は、契約サイズ × 数量 × ポイントの値 × スワップの数値。実際の額は、ポジション一覧の「スワップ」列で確かめる
Titan FXの口座条件の確認先はTitan FXでMT5を使う前に確認する6項目にあります。
免責事項
この記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。特定の業者・口座・取引を勧めるものではなく、売買のタイミングや金額を示すものでもありません。
外国為替証拠金取引は、為替変動により元本を割り込む可能性があります。レバレッジをかけた取引では、証拠金を上回る速度で損失が拡大する場合があります。過去の実績や記載された条件は、将来の結果を保証しません。
記載した取引条件は確認日時点の公式ページ・ヘルプの内容であり、その後変更される場合があります。取引に関する判断は、読者自身の責任で行ってください。


