MT5でチャートが表示されない原因|接続と銘柄で切り分ける
MT5でチャートが出ない時、原因は大きく2つに分かれます。①MT5が値を受け取れていない ②その銘柄が口座に存在しないです。この2つは対処がまったく違うため、先に切り分けます。
見分け方は単純です。チャートの左上に「アップデート待機中」と出ているなら①、気配値表示に銘柄そのものが無いなら②です。
(確認環境:MetaTrader 5 / Windows 11)
まず2つのどちらかを判定する
| 症状 | どちらか | やること |
|---|---|---|
| チャート枠は開くが中身が空で「アップデート待機中」と出る | ①接続・データ | 接続状態とサーバーを確認 |
| 右下に「回線不通」と出ている | ①接続・データ | ログインし直す |
| そもそも気配値表示にその銘柄が無い | ②銘柄 | 取扱銘柄を確認 |
「アップデート待機中」と「回線不通」は、いずれもMT5が実際に表示する文言です。この文字が出ているかどうかで、調べる方向が決まります。
①接続・データ側の確認
- 画面右下の接続状態を見る — 「回線不通」ならログインできていない
- ログインし直す — 口座番号・パスワード・サーバー名の3つが揃って初めて接続される
- 別のサーバーを試す — 同じ業者でも複数のサーバーがあり、片方だけ応答しないことがある
- 時間足を切り替える — 表示を作り直させることで読み込みが始まる場合がある
ログイン情報のうちいちばん間違えやすいのはサーバー名です。デモとリアルで別サーバーになっている業者が多く、口座番号とパスワードが正しくても接続できません。
②銘柄が口座に無い場合
「ペソ」「南アフリカランド」など、メジャー通貨以外を探している時はこちらの可能性が高いです。
MT5の気配値表示は、既定では一部の銘柄しか並んでいません。気配値の上で右クリックして「すべて表示」を選ぶと、口座で扱える銘柄が全部出ます。
ここで重要なのは次の点です。
「すべて表示」を実行しても出てこない銘柄は、MT5の設定の問題ではありません。その口座で取り扱っていないということです。
取扱銘柄は業者と口座タイプで違います。同じ業者でも、口座タイプを変えると扱える銘柄が増減します。設定を探し続けても見つからないので、この時点で業者側の商品一覧を確認してください。
銘柄の追加・非表示の具体的な手順はMT5で通貨ペアを追加・非表示にする方法に、気配値そのものが出ない場合はMT5で気配値が表示されない原因と対処法にまとめています。
口座を切り替えた直後に起きる場合
別の口座にログインし直した時、前の口座で開いていたチャートの銘柄が新しい口座に無いと、そのチャートは表示できなくなります。
同じ業者でも、口座タイプが違えば銘柄名の末尾が変わることがあります(末尾に記号が付くタイプなど)。チャート側で銘柄を選び直す必要があります。
やらなくていいこと
- いきなり再インストールする — ②の場合は再インストールしても解決しません
- インジケーターを疑う — チャートの枠ごと空なら、インジケーターより前の段階の問題です
なお、チャートは出ているのに右端の表示がおかしい、という場合は別の原因です。表示位置の話はMT5でチャートの右端に余白を作る方法を参照してください。
まとめ
- 原因は①接続・データ ②銘柄が口座に無いの2系統。先に切り分ける
- 「アップデート待機中」「回線不通」が出ていれば①
- ②なら気配値で右クリック →「すべて表示」
- 「すべて表示」でも出ない=その口座で取り扱っていない。設定では解決しない
- 口座を切り替えた直後は、チャート側で銘柄を選び直す
チャートは出ているのに保有中のポジションが見えない場合はMT5でポジションが表示されない時の確認|5つの原因を参照してください。
本記事は操作手順を説明したものであり、特定の売買や業者を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。FXは元本割れの可能性があります。


