MT5のメール通知の設定|SMTPの項目とテストの方法

MT5からメールを送るには、「ツール」→「オプション」の「Eメール」タブで、メール設定を有効にして、SMTPサーバー・ログイン・パスワード・差出人・宛先を入れます。「テスト」ボタンで送れるかを確かめられます。設定すると、アラートや、EAのSendMail()関数で、メールを送れます。

この記事では、MetaTrader 5の公式ヘルプとMQL5リファレンス、MT5本体の文字列にもとづいて、入れる項目、テストの方法、うまくいかない時の確認をまとめます。スマホへのプッシュ通知はMT5のアラートとスマホ通知の設定、MQL5からの通知はMQL5でスマホに通知を送るで説明しています。

(確認:MetaTrader 5 公式ヘルプ「プラットフォームの設定」、MQL5リファレンス「SendMail」、MT5本体に含まれる文字列。確認日:2026年10月6日。メールサービスごとの設定値や認証方式は、各サービスの案内で確認してください。実際に送信した確認は、この記事では行っていません)

入れる項目

項目(本体の表記) 内容(公式ヘルプ)
メール設定を有効にする オンにしないと、他の項目は使えない
SMTP server 送信に使うSMTPサーバーのアドレスとポート番号。サーバー名:ポート番号の形式。例は smtp.mail.ru:25、smtp.gmail.com:465
SMTP login メールサーバーの認証用のログイン。通常は、メールアドレス
SMTP password メールサーバーの認証用のパスワード
差出人 差出人のメールアドレス。名前は省略できる(例:your_name, your_name@mail.ru)
宛先 受け取るメールアドレス。指定できるアドレスは1つだけ(複数のアドレスは指定できない)

公式ヘルプには、パスワードは暗号化された形式で保存されると書かれています。本体には、「SMTP server:」「SMTP login:」「SMTP password:」のように、英語の表記も含まれます。

テストする

  1. 項目を入れたら、「テスト」を押す(公式ヘルプ:指定した設定で、テストのメッセージを送る)
  2. 成功すると、本体のメッセージに「Eメールは正しく送信されました。詳細は操作ログをご覧ください。」と出る(本体の文字列)
  3. 成功したら「OK」で設定を保存する
  4. 失敗した時は、すべての設定を確認してから、プラットフォームを再起動して、もう一度テストする(公式ヘルプ)。詳しい記録は、「操作ログ」に出る(操作ログとエキスパートログの違い)

メールを送る方法

  • アラート:ツールボックスの「アラート」タブで作る条件に、メールで知らせる設定を選ぶ(MT5のアラートとスマホ通知の設定)
  • EA:MQL5のSendMail(題名, 本文)。リファレンスによると、「メール」タブの設定で指定したアドレスへ、メールを送る関数で、メールが送信キューに入った時にtrueを返します(実際に届いたことの確認ではありません)

SendMail() は、ストラテジーテスターの中では使えません(リファレンス)。リファレンスの例では、先に TerminalInfoInteger(TERMINAL_EMAIL_ENABLED) で、メール送信が許可されているかを確認しています。

送れない時の確認

確認 内容
メール設定が有効か 「メール設定を有効にする」がオフだと、送れない(TERMINAL_EMAIL_ENABLED が許可されていない)
宛先・差出人 アドレスを1つだけ入れているか。空欄が無いか(リファレンス:アドレスの省略もあり得る)
SMTPの値 サーバー名とポート番号、ログインとパスワードを、メールサービスの案内と照らす(認証の方式は、サービスで違うため、サービスの案内で確認する)
送信の許可 送信は設定で禁止されることがある(リファレンス)。GetLastError() でエラーを確認する
ネットワーク パソコンのセキュリティソフトやネットワークで、SMTPの通信が止められていないか(一般的な確認)

メールを使う時の注意(一般的な注意)

  • SMTPのパスワードは、他人に見せない。設定画面をスクリーンショットで共有する時は、隠す
  • メールで知らせる内容に、口座の情報を入れすぎない
  • メールは、パソコンのMT5が動いている間にしか送られない。パソコンが止まっている時の備えは別に考える(PCを閉じても損切りは効く?)
  • VPSに環境を移す場合、メールの設定も移行の対象になる(MQL5仮想ホスティングの条件)

まとめ

  • 「オプション」→「Eメール」で、メール設定を有効にし、SMTP server・login・password・差出人・宛先を入れる。宛先は1つだけ
  • 「テスト」で確認する。失敗したら、設定を見直し、MT5を再起動して再テストする
  • EAの SendMail() は、キューに入るとtrueを返す。テスターでは使えない

本記事は設定の説明です。メールのパスワードの扱いには注意してください。