MT5の「操作ログ」と「エキスパート」ログの違い|どちらで何を調べるか
MT5のログは「操作ログ」と「エキスパート」の2種類です。接続・アップデート・取引の実行など、プラットフォームが行ったことを調べる時は「操作ログ」、EAやインジケーターが出した記録(発注・アラート・Printの出力)を調べる時は「エキスパート」を見ます。公式ヘルプにこの区別が書かれています。
この記事では、MetaTrader 5の公式ヘルプにもとづいて、2つのログの違い、ファイルの保存場所、過去のログの検索のしかたをまとめます。MQL5のPrintがどこに出るかはMQL5のPrintとログの保存場所で説明しています。
(確認:MetaTrader 5 公式ヘルプ「操作ログ」。画面の表記は、MT5本体に含まれる文字列で確認しています。確認日:2026年10月6日)
2つのログの違い
| ログ | 表示する場所 | 入っているもの | ファイルの場所 |
|---|---|---|---|
| 操作ログ | ツールボックスの「操作ログ」タブ | 現在のセッションの、トレーダーとプラットフォームの動作。プラットフォームの開始・取引操作の実行など、動作中のすべてのイベント | データフォルダの Logs |
| エキスパートログ | ツールボックスの「エキスパート」タブ | 実行中の指標とEAに関する情報:発注・決済・注文の変更、EAのアラートやコメント | データフォルダの MQL5\Logs |
ファイル名は、作成した日付(YYYYMMDD.LOG)です。タブには最新の記録だけが出ますが、過去の記録は、ファイルで確認できます(公式ヘルプ)。データフォルダは、「ファイル」メニューの「データフォルダを開く」(本体の表記:Ctrl+Shift+D)で開きます。
操作ログの表の見方
- 時間:イベントの日時。パソコンのタイムゾーンで表示されます(サーバー時刻とは別です。サーバー時刻はMT5の時刻がずれる理由を参照)
- ソース:イベントの種類。ネットワーク、アラート、履歴データ、EAや指標の名前など
- メッセージ:内容
- 行の先頭のアイコンで、情報・警告・エラーを区別します
たとえば、MT5が自動でアップデートされた時は、ソースの欄に「LiveUpdate」と出ます(MT5の自動アップデートでEAが止まる)。
右クリックでできること
2つのタブとも、右クリックのメニューで、次の操作ができます(公式ヘルプ)。
- 開く:ログのファイルがあるフォルダを開く。実行すると、現在のログがファイルに保存されます
- コピー:選んだ行をクリップボードへ
- ビューア:ログ専用の表示画面を開く(過去の日付を選べる)
- クリア:タブの表示を消す(ファイルは消えない)
- 自動スクロール:新しい記録が出るたびに最後の行へ動く
過去のログを探す
- 右クリックから「ビューア」を開く
- 画面の上の、検索の欄に語句を入れ、期間を決めて、「リクエスト」を押す(検索は大文字と小文字を区別し、語句は正確に一致させます)
- フィルターで、「フル」「接続を除く」「エラーのみ」を選べる(公式ヘルプ)
「接続を除く」にすると、サーバーへの接続・切断の記録が多い時に見やすくなります。EAが止まっていた時刻のあたりを探して、接続の切断・MT5の起動・アップデートの記録を見ると、原因を絞れます(MT5でEAが動いているかを確認する方法)。
VPSのMT5のログ
MQL5の仮想ホスティングを使っている場合は、リモート側のMT5のログを取得できます。ファイルは、パソコンのデータフォルダの logs\hosting.*.terminal\ に保存されます(公式ヘルプ)。操作は「VPS」→「ジャーナル」から行います(MQL5仮想ホスティングの条件)。
まとめ
- 操作ログはプラットフォームの動作、エキスパートログはEA・指標の記録。ファイルはそれぞれ
LogsとMQL5\Logs - 時刻はパソコンのタイムゾーン。タブには最新分だけが出るので、過去はファイルかビューアで見る
- ビューアは、検索(大文字小文字を区別)と、「接続を除く」「エラーのみ」のフィルターが使える
本記事は画面の説明です。ログには口座番号などの情報が含まれることがあるため、他人に渡す時は内容を確認してください。


