MT5でEAが動いているかを確認する方法|3か所と、取引しない時の見分け方

MT5でEAが動いているかは、チャート右上の表示・ナビゲーターの一覧・ツールボックスのログの3か所で確かめます。ただし、チャートにEAが付いていても、取引できる状態とは限りません。公式ヘルプには、EAの名前とアイコンがチャートの右上に出ても、アイコンの状態によっては取引操作ができないと書かれています。

この記事では、MetaTrader 5の公式ヘルプと、MT5本体に含まれる文字列にもとづいて、EAの稼働の確認の順番と、見た目が動いているのに取引しない時の見分け方をまとめます。

(確認環境:MetaTrader 5 / Windows 11。画面の表記は MT5 本体に含まれる文字列、動作の説明は MetaTrader 5 公式ヘルプで確認しています。確認日:2026年10月6日)

確認する3か所

1. チャートの右上

EAをチャートに入れると、EAの名前とアイコンがチャートの右上に表示されます(公式ヘルプ)。表示されない時は、起動に失敗しています。EAを入れる手順はMT5にEAを入れる方法にあります。

公式ヘルプは、アイコンが「取引できない状態」を示す形の時、EAは取引操作ができない、と説明しています(アイコンの形は、ヘルプの画像で確認できます)。自動売買を許可する設定は、次の2段階です。

  • プラットフォーム全体:ツールバーの「アルゴリズム取引」ボタン(本体の表記は「アルゴリズム取引を許可または禁止、Ctrl+E」)。オフだと、EAごとの設定でオンにしていても、すべてのEAが取引できません
  • EAごと:EAのプロパティの「アルゴリズム取引を許可」。全体がオンでも、ここがオフだと、そのEAは取引できません

勝手にオフになる原因はMT5の自動売買が勝手にOFFになる原因|3つの設定にまとめています。

2. ナビゲーターの一覧

公式ヘルプによると、ナビゲーターには、口座で実行されているEAの一覧があり、EAの名前と、実行しているチャートの名前が表示されます。アイコンで、EAが取引を許可されているかが分かり、右クリックのメニューから、EAごとに自動売買を有効・無効にしたり、プロパティを見たり、チャートから削除したりできます。複数のチャートにEAを入れている時は、まとめて確かめられます。

3. ツールボックスのログ

画面下の「ツールボックス」に、2種類のログがあります(公式ヘルプ)。

  • 「エキスパート」タブ:EAの発注・決済・注文の変更、EAが出したアラートやコメントなど
  • 「操作ログ」タブ:プラットフォームの開始、サーバーへの接続、取引操作など

EAが動いているなら、起動した時の記録が「エキスパート」タブに残っているはずです。どのログを見るかの使い分けはMT5の「操作ログ」と「エキスパート」ログの違いで説明しています。

見た目は動いているのに、取引しない時

確認 内容
アルゴリズム取引が無効 本体には、「アルゴリズム取引はクライアントターミナルで無効になっています」と「アルゴリズム取引はサーバー側で無効になっています」という文字列があります。前者はMT5側の設定、後者は口座・サーバー側で自動売買が禁止されている場合です(どこに表示されるかは未確認)。後者は、業者(ブローカー)に確認します
新しい価格が来ていない EAの売買の判断は、新しい価格が来た時に呼ばれる仕組みが一般的です。休場中は動きません(週末・休場中にEAが動かない?)
サーバーに接続できていない 接続が切れていると、取引できません(接続が切れた時に音で知らせる設定)
EA自身の条件 時間帯・スプレッド・ロット・マジックナンバーなどの条件で、見送っている(EAの説明書を確認)
パソコン側の問題 スリープや再起動で、MT5が止まっていないか(スリープ設定、Windows Updateの再起動)

EAの負荷を見たい時

MT5のタスクマネージャー(F2キー)の「Experts/Scripts」で、チャート上のEAごとの負荷(CPU)が見られます。操作はMT5が重い時に見直す設定にあります。

止まっていても気づけない時間帯がある

パソコンを閉じる・閉じられない時間帯に、EAが止まっていても気づけない問題は、スマホ通知などでも完全にはカバーできません。仕組みはMT5のアラートとスマホ通知の設定に、パソコンを閉じても動かし続ける方法はスマホのMT5でEAは動かせない・MT5を自動で起動する方法にまとめています。

まとめ

  • チャート右上の名前とアイコン、ナビゲーターの一覧、ツールボックスのログの3か所で確認する
  • 自動売買の許可は、プラットフォーム全体とEAごとの2段階。全体がオフなら、すべてのEAが取引できない
  • 動いているのに取引しない時は、アルゴリズム取引の無効・価格が来ていない・接続・パソコン側の停止を順に見る

本記事は操作と表示の説明であり、特定の売買や業者を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。