MT5のヒストリカルデータをCSVで書き出す方法|バーとティック
MT5のローソク足のデータは、「銘柄」画面(Ctrl+U)の「チャートバー」タブからCSVファイルに書き出せます。銘柄・時間足・期間を指定して読み込み、「バーをエクスポートする」を押すだけです。
ティック(1回ずつの価格の更新)は、同じ画面の「ティック」タブから書き出せます。MT5の標準機能だけで完結し、スクリプトやインジケーターは要りません。
(確認環境:MetaTrader 5 / Windows 11。画面の表記はMT5本体に含まれる文字列と、MetaTrader 5 公式ヘルプで確認しています)
ローソク足(バー)を書き出す手順
- 「銘柄」画面を開く — Ctrl+U で銘柄の一覧が開きます
- 「チャートバー」タブに切り替える
- 銘柄・時間足・期間を指定する
- 読み込む — 公式ヘルプでは「リクエスト」ボタンと説明されています。押すと、指定した期間のデータが一覧に表示されます
- 「バーをエクスポートする」を押して、保存先を選ぶ
書き出したファイルには、足ごとの日時と四本値(始値・高値・安値・終値)などが並びます。Excelなどの表計算ソフトやPythonでそのまま読み込めます。
なお、業者の解説ページには、読み込みのボタンを「情報呼出」と書いているものがあります。MT5の版や業者の日本語化によって表記が違う可能性があるので、画面に出ている読み込み用のボタンを押してください。
ティックを書き出す手順
- 「銘柄」画面(Ctrl+U)で「ティック」タブに切り替える
- 銘柄と期間を指定して読み込む
- 「ティックをエクスポートする」を押す
ティックは件数が非常に多くなります。まず短い期間で試して、ファイルの大きさを確かめてから期間を広げてください。
気配値表示のティックチャートは直近2,000ティックまでしか表示されないため、長く残したいティックはこの方法で書き出します。ティックチャートの見方はMT5のティックチャートはどこで見るかにあります。
どの時間足で書き出すか(行数の目安)
時間足を細かくするほど、ファイルの行数は一気に増えます。24時間取引できる銘柄(FXの通貨ペアなど)で、1年を約260取引日として計算した目安です。
| 時間足 | 1日あたり | 1年あたり(約) |
|---|---|---|
| 1分足 | 1,440本 | 37万行 |
| 5分足 | 288本 | 7.5万行 |
| 1時間足 | 24本 | 6,240行 |
| 日足 | 1本 | 260行 |
Excelの1シートに入る行数は1,048,576行が上限です。1分足を3年分書き出すと約112万行になり、この上限を超えます。1分足で長い期間を扱うなら、Pythonなど行数の上限が無い方法で集計する方が確実です。
時間足ごとの1日あたりの本数はMT5の時間足を追加する方法に全21種類の表を載せています。
書き出せるのは業者が持っているデータまで
書き出せるのは、その業者のサーバーにあるデータの範囲までです。何年も前までさかのぼれるかどうかは業者によって違います。データが足りない時の確認と、外部のデータを取り込む方法はMT5のヒストリカルデータが足りない時の確認にまとめています。
全部のローソク足か、波の山と谷だけか
書き出したデータで何を調べたいかによって、必要なデータの形が違います。
| 調べたいこと | 向いているデータ | 理由 |
|---|---|---|
| 指標の計算・過去検証の材料 | 全部のローソク足(この記事の方法) | 足ごとの四本値が必要 |
| 押し目がどこまで戻ったか・波の大きさや長さ | ZigZagの山と谷だけ | 全部の足から山と谷を自分で選ぶ手間が要らない |
全部の足を書き出すと、1時間足でも1年分で数千行になります(1日24本×取引日数)。そこから波の山と谷を拾い出す作業は、自分で条件を決めて計算する必要があります。
当サイトが開発・販売しているZigzagColor_csv(¥3,400)は、MT5のZigZagの山と谷だけを、複数の時間足まとめてCSVに書き出すインジケーターです。出力する列は次の12列です。
symbol, timeframe, zigzag_setting, seq, type, time, bar_shift, price, open, high, low, close
このCSVを使って実際に集計した例は、押し目は何%戻るのか(押し目の深さ)、波の大きさを時間足ごとに集計する方法(Excel)、ZigZagのCSVをPythonで集計する方法で紹介しています。
自分で書き出し処理を作る場合
決まった条件で毎日書き出したいなら、MQL5で書き出す処理を作る方法もあります。書き方はMQL5でCSVを出力する方法、うまく出力されない時はMT5でCSVが出力されない時の確認を参照してください。
まとめ
- ローソク足は「銘柄」(Ctrl+U)→「チャートバー」タブ →「バーをエクスポートする」
- ティックは同じ画面の「ティック」タブ →「ティックをエクスポートする」
- 書き出せるのは業者のサーバーにあるデータまで
- 波の山と谷だけが欲しいなら、全部の足から拾うよりZigZagの点を直接書き出す方が早い
本記事は操作手順を説明したものであり、特定の売買や業者を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。FXは元本割れの可能性があります。


