Titan FXの保有上限は200件|指値・逆指値も数える。口座の状態をMQL5で数える

Titan FXのヘルプセンターには、「1口座につき、最大何ポジションまで同時に保有できますか?」という項目があり、答えは「指値・逆指値注文も含め、最大200ポジションまで」です。ここで大事なのは、保有中のポジションだけでなく、まだ約定していない指値・逆指値(未決注文)も数えると読める点です。グリッド系のEAや、たくさんの未決注文を置く手法では、この上限が先に効いてくることがあります。

この記事では、ヘルプセンターの記述、MT5での「ポジション」と「未決注文」の違い、現在の件数をMQL5で数えるコード、上限に関するリターンコードをまとめます。

(確認:Titan FXヘルプセンター「1口座につき、最大何ポジションまで同時に保有できますか?」、MQL5リファレンス「PositionsTotal」「OrdersTotal」「口座情報のプロパティ」「取引サーバのリターンコード」。確認日:2026年10月16日。200件を超えて発注した時の実際の動きは、この記事では確かめていません)

この記事について:MT5の使い方と、公式資料の確認方法の解説です。Titan FXの口座開設を勧めるものではありません。Titan FXは、金融庁の「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」に掲載があります(確認日:2026年10月16日)。経緯と調べ方は海外FX業者が金融庁に登録されているか調べる方法とTitan FXでMT5を使う前に確認する6項目にまとめています。

ヘルプセンターの記述

  • 最大200ポジションまで同時に保有できる(指値・逆指値注文も含む)
  • 同じ項目の関連記事に、「1口座で保有できるソフトコモディティは、最大何ポジションですか?」がある。この記事では中身を確認していませんので、ソフトコモディティを取引する場合は別に読んでください

「ポジションの数」の定義(ロットの合計ではなく、件数かどうか)は、ヘルプの短い一文だけでは読み切れません。MT5では1つのポジションが複数の約定から成ることもあります(次の節)。上限に近い運用をするなら、サポートに文書で確認することをおすすめします。

MT5の「ポジション」と「未決注文」

MQL5リファレンスは、ポジションと未決注文を混同しないよう注意しています。

  • ポジション:1つまたは複数の約定の結果として持っている建玉
  • 未決注文:取引を実行するためのリクエストで、まだ約定していない指値・逆指値など

また、口座の計算方式で数え方が変わります。MQL5リファレンスによると、ネッティング口座では1つの銘柄につきポジションは常に1つだけです。ヘッジ口座では同じ銘柄に複数のポジションを持てます。自分の口座がどちらかは、MT4とMT5の違い|EAは互換性がない・ヘッジ口座とネッティング口座の見分け方で確かめられます。ネッティング口座なら、ポジション数が200に届く場面は少ないはずです。未決注文の数が先に増えていきます。

現在の件数をMQL5で数える

次のスクリプトは、ポジションの数、未決注文の数、その合計、口座の未決注文の上限(ACCOUNT_LIMIT_ORDERS)をエキスパートログに出力します。ACCOUNT_LIMIT_ORDERSは、MQL5リファレンスで「アクティブな未決注文の最大許容数」とされています。値が0の時の意味は、リファレンスの一覧には書かれていないため、この記事では解釈していません。

void OnStart()
  {
   int  pos = PositionsTotal();                                  // ポジションの数
   int  ord = OrdersTotal();                                     // 未決注文の数
   long lim = AccountInfoInteger(ACCOUNT_LIMIT_ORDERS);          // 未決注文の上限
   PrintFormat("ポジション %d 件 / 未決注文 %d 件 / 合計 %d 件", pos, ord, pos + ord);
   PrintFormat("未決注文の上限(ACCOUNT_LIMIT_ORDERS): %I64d", lim);
  }

このコードは、MetaEditorでコンパイルして 0 errors, 0 warnings を確認しました(確認日:2026年10月16日)。実際のTitan FXの口座で実行した結果は、この記事では示していません。出力の見方はMT5の「操作ログ」と「エキスパート」ログの違いにあります。

上限に関するリターンコード

EAの発注が失敗した時、OrderSendの結果のretcodeで原因を絞れます。MQL5リファレンスの「取引サーバのリターンコード」には、次の2つがあります。

コード 定数 リファレンスの説明
10033 TRADE_RETCODE_LIMIT_ORDERS 未決注文数が上限に達しました
10034 TRADE_RETCODE_LIMIT_VOLUME 銘柄の注文およびポジションの数量が上限に達しました

200件を超えた時に、Titan FXの環境でどちらのコードが返るかは確かめていません。他のエラーの調べ方はMT5で注文できない時の確認|表示されるエラー別の原因にあります。

EAを作る・選ぶ時の確認

  1. EAが同時に置く未決注文とポジションの最大数(グリッドの段数など)を、設定から計算する
  2. 複数のEAを同じ口座で動かす時は、全部の合計が200以内に収まるかを確認する
  3. 上の件数確認スクリプトを、運用中に時々実行して、余裕を見る

まとめ

  • Titan FXは、1口座で指値・逆指値を含め最大200ポジションまで保有できるとヘルプセンターに書いている
  • MT5ではポジションと未決注文は別物。数え方は、PositionsTotalとOrdersTotalで分けて調べられる
  • 200件を超えた時の実際の動作は、この記事では未確認

免責事項

この記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。特定の業者・口座・取引を勧めるものではなく、売買のタイミングや金額を示すものでもありません。

外国為替証拠金取引は、為替変動により元本を割り込む可能性があります。レバレッジをかけた取引では、証拠金を上回る速度で損失が拡大する場合があります。過去の実績や記載された条件は、将来の結果を保証しません。

記載した取引条件は確認日時点の公式ページ・ヘルプの内容であり、その後変更される場合があります。取引に関する判断は、読者自身の責任で行ってください。