VPNの前後でIPアドレスの国が変わったか確かめる|curlで調べる手順
VPNをつないだら、本当に外から見えるIPアドレスが変わったのかを、自分で確かめたいことがあります。この記事では、Windowsに入っているcurlで、現在のIPアドレスの国を調べる方法と、VPNの接続前後で比べる手順を紹介します。筆者のPCは、VPNを使っていない状態(接続前の基準)での結果です。VPNを使った後の結果は、この記事では測っていません。
(確認:2026年10月21日、筆者のWindows 11・有線接続。IPアドレスそのものは、個人を特定できるため、載せません)
国を調べるコマンド
curl.exe -s https://ipinfo.io/country
curl.exe -s https://ifconfig.co/country-iso
どちらも、いま自分のPCから外に出ているIPアドレスの国コードを返します。筆者のPCでは、2つとも「JP」と返りました(VPNなしの基準)。IPアドレスの全体は、curl.exe -s https://ipinfo.io/ip などで表示できますが、画面を共有する時や、記事に書く時は、載せないでください。
前後で比べる手順
- VPNをつなぐ前に、上のコマンドで国コードを記録する(例:JP)
- VPNをつなぐ(接続先の国を、日本以外に選ぶ)
- もう一度、同じコマンドを実行して、国コードが変わったかを見る
- VPNを切って、元の国コードに戻ることを確認する
接続先を米国にしたのに、国コードが「JP」のままなら、VPNのトラフィックが使われていない可能性があります(アプリの設定、一部のソフトがVPNを通らない設定など)。
この方法で分かること・分からないこと
| 分かること | 分からないこと |
|---|---|
| 外から見えるIPアドレスの国(VPNの出口の国) | 通信が暗号化されているかどうか |
| VPNをつないだ前後で、出口が変わったか | DNSの問い合わせが、VPNを通っているか(別の確認が必要です) |
| — | VPNの提供会社が、ログを保存しているか |
| — | 接続先のサービスが、VPNを許可するか(規約・利用条件) |
結果を記録する一行(PowerShell)
$c = (curl.exe -s https://ipinfo.io/country).Trim(); "{0} {1}" -f (Get-Date -Format "yyyy-MM-dd HH:mm:ss"), $c
時刻と国コードを1行で表示します。筆者のPCでの実行結果(VPNなし)は、2026-10-21 12:38:48 JPのような形でした(PowerShell 7)。VPNをつなぐ前・つないだ後・切った後の3回を、この形で記録しておくと、あとで見返せます。
記録の表のひな形
| 状態 | 時刻 | 国コード | 期待する値 |
|---|---|---|---|
| VPNなし(基準) | (記入) | (記入) | 自分の国(筆者はJP) |
| VPN接続中(接続先:○○) | (記入) | (記入) | 接続先の国 |
| VPNを切った後 | (記入) | (記入) | 最初の基準と同じ |
使う時の注意
- 証券会社・取引所・オンラインサービスの規約で、VPNや海外IPからのアクセスが制限される場合があります。使う前に、各サービスの規約を確認してください
- 確認用のサイト(ipinfo.io・ifconfig.co)は、第三者が運営しています。短い間隔で何度も実行しないでください
- VPNをつなぐと、通信の遅れが変わります。MT5などの取引で使うなら、前後のpingを測ります(VPNの前後でpingを測る方法)
つないだのに国が変わらない時の確認
- VPNのアプリで、接続状態が「接続済み」になっているかを確かめる
- 接続先を、別の国のサーバーに変えて、もう一度試す
- ブラウザやアプリが、VPNを通らない設定(スプリットトンネル・除外アプリ)になっていないか確認する
- curlの結果が古い情報をキャッシュしていないか。少し待ってから、もう一度実行する
- それでも変わらなければ、VPNのサポートに問い合わせる
VPNの接続が切れた時に、自動で通信を止める機能(キルスイッチ)が付いているサービスもあります。通信が突然VPNの外に出ると、元のIPアドレスが見えてしまうためです。この機能の有無と、使い方は、VPNの設定画面かヘルプで確認してください(この記事では、実際の動作を確かめていません)。
この記事で確かめていないこと
- VPNをつないだ状態での結果(筆者のPCにはVPNを入れていません)
- DNSリークの有無の確認方法
- ここで使った確認サイトの、将来の仕様の変更
VPNの料金はExpressVPNの料金|更新後はいくらか、VPNが必要かの判断は公衆Wi-FiでMT5・VPSにつなぐ時にVPNは必要かにまとめています。
まとめ
curl.exe -s https://ipinfo.io/countryで、外から見えるIPの国コードを調べられる。筆者のVPNなしの基準は「JP」- VPNの前後で国コードを比べると、出口が変わったかが分かる。暗号化やDNSの確認は、別の方法が必要
- VPNを使う前に、利用するサービスの規約を確認する
本記事は確認方法の説明です。IPアドレスなどの個人を特定できる情報は、公開しないでください。


