Windows VPSとLinuxの差|ConoHaの同じプランで料金の差額とRDS SALを計算
MT5を動かすVPSを探していると、同じメモリのプランでも、Windowsのサーバーは、Linuxのサーバーの2倍以上の月額になっていることに気づきます。差の多くは、Windowsを使うための料金です。この記事では、ConoHaの料金ページで、Linux(ConoHa VPS)とWindows(ConoHa for Windows Server)の、CPU・SSDが同じプランの月額を並べ、差額と、リモートデスクトップのライセンス(RDS SAL)を含めた月の負担を計算します。
(確認:ConoHa VPS「料金」、ConoHa for Windows Server「料金」のページ。契約期間のタブを押して表示された価格を、2026年10月21日に読み取りました。税込の表示です。キャンペーンの初回価格ではなく、「更新時」の価格で比べています)
同じ中身のプランの月額(まとめトク・更新時の価格)
| プラン(CPU・SSD) | 契約期間 | Linux | Windows |
|---|---|---|---|
| メモリ2GB(3コア・100GB) | 12か月 | 980円 | 2,316円 |
| メモリ4GB(4コア・100GB) | 12か月 | 1,791円 | 4,517円 |
| メモリ2GB(3コア・100GB) | 36か月 | 903円 | 2,277円 |
| メモリ4GB(4コア・100GB) | 36か月 | 1,691円 | 4,491円 |
キャンペーン中は、初回の価格がこれより安く表示されています(2026年10月21日の表示で、Linuxの2GB・36か月は677円、Windowsの2GB・36か月は2,164円)。Windowsのまとめトクは3か月からで、1か月のタブはありませんでした。
Windowsで別にかかるライセンス
ConoHa for Windows Serverの料金ページには、「サーバー管理」目的以外のリモートデスクトップ接続をするユーザーは、その人数分の「リモートデスクトップ(RDS) SAL」の契約が必要で、料金は月1,386円と書かれています。MT5を動かして毎日のように画面を見る使い方が「サーバー管理」に当たるかは、親記事で確認したとおり、FXの自動売買向けのイメージの必須ライセンスにRDS SALが挙がっていることから、必要になる前提で計算します(MT5用Windows VPSの選び方)。
コード:差額の計算
# ConoHa の Linux VPS と Windows Server の月額の差(料金ページのタブで読んだ表示価格・税込にもとづく筆者の計算)
# 同じメモリのプランは、CPUのコア数・SSDの容量が同じ(2GB:3コア・100GB、4GB:4コア・100GB)
# Windowsで管理目的以外のリモートデスクトップ接続をするなら、RDS SAL(月1,386円)が別に必要
SAL = 1_386
PRICE = { # (Linux, Windows) の月額。「更新時」の価格(キャンペーンの初回の価格ではない方)
("12ヶ月", "2GB"): (980, 2_316), ("12ヶ月", "4GB"): (1_791, 4_517),
("36ヶ月", "2GB"): (903, 2_277), ("36ヶ月", "4GB"): (1_691, 4_491),
}
for (term, mem), (linux, win) in PRICE.items():
months = int(term.replace("ヶ月", ""))
print(f"{term}・{mem}: Linux {linux:,}円 / Windows {win:,}円 → 差 {win - linux:,}円/月"
f"(RDS SALを足すと {win + SAL - linux:,}円/月・契約期間の{months}か月で {(win + SAL - linux) * months:,}円)")
計算の結果(Python 3)
12ヶ月・2GB: Linux 980円 / Windows 2,316円 → 差 1,336円/月(RDS SALを足すと 2,722円/月・契約期間の12か月で 32,664円)
12ヶ月・4GB: Linux 1,791円 / Windows 4,517円 → 差 2,726円/月(RDS SALを足すと 4,112円/月・契約期間の12か月で 49,344円)
36ヶ月・2GB: Linux 903円 / Windows 2,277円 → 差 1,374円/月(RDS SALを足すと 2,760円/月・契約期間の36か月で 99,360円)
36ヶ月・4GB: Linux 1,691円 / Windows 4,491円 → 差 2,800円/月(RDS SALを足すと 4,186円/月・契約期間の36か月で 150,696円)
- CPU・SSDが同じでも、Windowsは月1,336〜2,800円高い。メモリが大きいプランほど差が大きい
- RDS SALを足すと、2GBで月2,700円台、4GBで月4,100円台の差になる
- 36か月の契約では、2GBで約9.9万円、4GBで約15.1万円の差
Linuxで安く済ませられるか
MT5は、公式の動作環境がWindowsのアプリです(MT5の動作環境とVPSのスペックの目安)。Linuxのサーバーで動かす方法も紹介されることがありますが、この記事では確かめていません。EAを安定して動かすことを優先するなら、Windowsのサーバーを選び、差額は「Windowsで動かすための費用」として見ておくのが現実的です(筆者の考え)。
Windowsのサーバーの中で費用を抑えるには、次の点を見ます。
- MT5の数とメモリの使用量を測り、必要なメモリのプランを選ぶ(MT5のメモリとCPUを測る方法)
- RDS SALが料金に含まれているサービスと、別にかかるサービスがある(親記事の比較を参照)
- 長い契約期間ほど月額は下がるが、まとめトクは途中で解約できない(ConoHaの料金ページの注記)
この記事で確かめていないこと
- LinuxのサーバーでMT5を動かす方法と、その安定性
- キャンペーンの終わった後の、初回の価格の変化
- ConoHa以外のサービスでの、LinuxとWindowsの差(XServer VPSは、確認した時に公式サイトが一時停止中で、料金ページを取得できなかった)
まとめ
- ConoHaで、CPU・SSDが同じプランを比べると、Windowsは月1,336〜2,800円高い(更新時の価格)
- MT5を動かすなら、RDS SAL(月1,386円)も前提にすると、差は2GBで月2,700円台、4GBで月4,100円台
- MT5の公式の動作環境はWindows。差額は「Windowsで動かすための費用」として、メモリのプランとSALの有無で総額を比べる
本記事はConoHaの料金ページの表示にもとづく計算の例です。料金は変わるため、申し込む前に公式で確認してください。


