MT5のチャートが勝手に右端へ戻る|自動スクロールの解除
MT5で過去のチャートを見ていると勝手に右端(最新)へ戻ってしまうのは、「自動スクロール」がオンになっているためです。チャートのツールバーの「チャートを自動スクロールする」のボタンを押してオフにすると、新しい値動きが来ても見ている位置に止まります。
最新に戻りたい時は End キーを押すか、もう一度ボタンを押してオンにします。右端の余白(チャートシフト)とは別の設定なので、混同しないようにしてください。
(確認環境:MetaTrader 5 / Windows 11。画面の表記は MT5 本体に含まれる文字列、初期値は実機の定型チャートのファイル、キー操作は MetaTrader 5 公式ヘルプで確認しています)
自動スクロールをオフにする
ツールバーのボタンで切り替える(一番早い)
- オフにしたいチャートを選びます
- チャートツールバーの「チャートを自動スクロールする」(マウスを合わせると「自動スクロール」と出るボタン)を押します
ボタンが押されていない状態になればオフです。ボタンが見当たらない時は、上のメニューの「表示」→「ツールバー」で、チャートツールバーを表示します(本体の表記「チャートツールバーの表示切り替え」)。
上のメニューの「チャート」や、チャートのプロパティ(F8)にも同じ設定があります(業者のマニュアル・公式ヘルプの説明。メニュー内の表記は版によって違うことがあります)。
どの方法でも、設定はそのチャートだけに効きます。開いているチャートが複数あれば、それぞれで切り替えます。
初期値はオン(default.tpl)
新しく開いたチャートは、定型チャート「default」の設定で始まります。実機の default.tpl を見ると、scroll=1(自動スクロール:オン)、shift=1(チャートシフト:オン)になっていました。新しいチャートを開くたびに自動スクロールがオンに戻るのはこのためです。
いつもオフで使いたい時は、自動スクロールをオフにしたチャートを「default」という名前で定型チャートとして保存します。手順はMT5の定型チャートの使い方にあります。
チャートシフトとの違い
| 設定 | 何をするか | 本体の表記 |
|---|---|---|
| 自動スクロール | 新しい値動きが来たら、チャートを最新の位置へ動かす | チャートを自動スクロールする |
| チャートシフト | チャートの右端に余白を空ける | チャートをシフトする |
「右端が詰まって見にくい」はチャートシフト、「過去を見ていると戻される」は自動スクロールです。チャートシフトの幅の変え方はMT5でチャートの右端に余白を作る方法で説明しています。
過去のチャートを見る時に便利なキー
| キー | 動き |
|---|---|
| ← / → | 左右にスクロール |
| Page Up / Page Down | 素早く左右にスクロール |
| Home | チャートの最初(一番古い所)へ |
| End | チャートの最後(最新)へ |
| F12 / Shift+F12 | 1本分だけ左/右へ |
F12 は、MT5本体では「ステップバイステップ」という名前です。自動スクロールをオフにしてから、過去のある時点から1本ずつ進めると、その時に何が見えていたかを確かめながら検証できます。そのほかのキーはMT5のショートカットキー一覧にまとめています。
それでも勝手に動く時
- ティックチャートは別の設定:気配値表示の「ティック」タブのチャートには、別に「ティックチャートの自動スクロール」があります(本体の表記)。ティックチャートはMT5のティックチャートはどこで見るかで説明しています
- インジケーターやEAがチャートを動かしている:チャートの位置を変える命令を使うツールもあります。ツールを外して止まるかを確かめます
- 時間足を変えると最新に戻る:時間足を切り替えると、表示する足が変わるため、見ていた位置は保たれないことがあります
まとめ
- 勝手に右端へ戻るのは「自動スクロール」がオンだから。ツールバーのボタンでオフにする
- 新しいチャートは default.tpl の設定(scroll=1)でオンに戻る。変えるなら default を保存し直す
- 右端の余白はチャートシフトで、別の設定
- 過去を見る時は Home・End・F12 が便利
本記事は操作手順を説明したものであり、特定の売買や業者を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。


