サイコムの延長保証は入るべきか|料金と保証後の修理費を比べる
EAを24時間動かすPCは、止まった時の影響が大きいため、保証の長さも選ぶ基準になります。サイコムのBTOパソコンは、通常の保証が1年で、有償の延長保証に入ると3年になります。延長保証は注文の時にしか付けられないため、入るかどうかは買う前に決めます。この記事では、サイコムの公式ページの記載をもとに、延長保証の料金と、保証が切れた後の修理費を比べ、修理中の備えも整理します。
(確認:サイコム「サイコムの延長保証制度」「BTOパソコン 保証・免責事項」「Premium Line」のページ。確認日:2026年10月21日。筆者はサイコムのPCを使って検証していません)
保証の条件(公式ページ)
| 項目 | 公式ページの記載 |
|---|---|
| 初期不良の期間 | 商品が届いた日から30日以内。往復の梱包発送料はサイコムの負担 |
| 通常保証 | PC本体は、商品が届いてから1年間(Premium Lineは標準で2年間) |
| 延長保証(有償) | PC本体の保証が3年間になる。経過年数や修理回数による制限はない。キーボード・マウス・ディスプレイ・USBメモリーなどの周辺機器は対象外 |
| 延長保証の料金 | 商品金額(税込)が80,000円以下なら一律4,000円、80,001円以上なら税込金額の5%(周辺機器を除くPC本体の合計金額で計算) |
| 延長保証の加入 | 届いた後から追加することはできない |
| 修理の方法 | すべてセンドバック方式(サイコムに送って修理・交換)。初期不良の期間の後は、送る時の梱包発送料は利用者の負担、戻りはサイコムの負担 |
| 代わりの機械 | 修理期間中の代替機の貸し出しは一切行っていない |
| 保証期間後の修理 | 修理作業料金9,900円+部品代金(修理をキャンセルした場合は7,700円)。2026年10月19日以降の到着分から料金を改定、とある |
コード:延長保証の料金と修理費の比較
# サイコムの延長保証(PC本体の保証を3年に)の料金と、保証期間後の修理費の比較(公式ページの記載にもとづく筆者の計算)
# 延長保証の料金:PC本体の税込金額が80,000円以下なら一律4,000円、80,001円以上なら税込金額の5%
# 保証期間終了後の修理:修理作業料金 9,900円+部品代金(2026年10月19日以降の到着分)
def extended_fee(body_price):
return 4_000 if body_price <= 80_000 else int(body_price * 0.05)
REPAIR_WORK = 9_900
for price in (80_000, 150_000, 200_000, 300_000):
fee = extended_fee(price)
print(f"本体 {price:,}円 → 延長保証 {fee:,}円 / 保証外の修理1回の作業料 {REPAIR_WORK:,}円+部品代")
price, parts = 200_000, 20_000 # 例:本体200,000円、2〜3年目に部品代20,000円の修理が1回(部品代は仮の値)
print(f"例:本体{price:,}円・2〜3年目に部品代{parts:,}円の修理1回 → 延長保証なし {REPAIR_WORK + parts:,}円 / あり {extended_fee(price):,}円(加入料のみ。どちらも片道の送料は別)")
計算の結果(Python 3)
本体 80,000円 → 延長保証 4,000円 / 保証外の修理1回の作業料 9,900円+部品代
本体 150,000円 → 延長保証 7,500円 / 保証外の修理1回の作業料 9,900円+部品代
本体 200,000円 → 延長保証 10,000円 / 保証外の修理1回の作業料 9,900円+部品代
本体 300,000円 → 延長保証 15,000円 / 保証外の修理1回の作業料 9,900円+部品代
例:本体200,000円・2〜3年目に部品代20,000円の修理1回 → 延長保証なし 29,900円 / あり 10,000円(加入料のみ。どちらも片道の送料は別)
- 本体が20万円なら、延長保証は1万円。保証が切れた後の修理は、作業料だけで1回9,900円かかる
- 2〜3年目に、部品代2万円(仮の値)の修理が1回あると、延長保証なしなら29,900円、ありなら加入料の1万円で済む計算
- 修理が1回も無ければ、延長保証の料金はそのまま費用になる。故障するかは分からないので、「1回の修理費の大きさ」と「止まった時の影響」で判断する
修理中の備え:代わりの機械は無い
サイコムの記載では、修理はPCを送るセンドバック方式で、修理中の代替機の貸し出しはありません。EAを止めたくない場合は、修理の間に動かす場所を決めておきます。
- VPSを短期で借りて、MT5の設定を移す(MT5の設定とEAを別のPC・VPSへ移す手順)
- 普段から、MT5のデータフォルダのバックアップを別のドライブに取っておく(robocopyでMT5のフォルダをバックアップして照合する方法)
- 保有中のポジションの損切りを、取引サーバー側に置いておく(PCを閉じても損切りは効くか)
注文の時に決めること
- 延長保証を付けるか(後から付けられない)
- Premium Line(標準2年)にするか、通常のモデル(1年)に延長保証を付けるか
- 修理中に動かす場所(VPSなど)と、その費用
EA用PCの選び方の全体はMT5を自宅で動かすPCの選び方に、届いた後30日の初期不良の期間にやる確認は、別の記事「BTOパソコンが届いたらやる確認」にまとめています。
この記事で確かめていないこと
- 24時間の連続運転が、保証の「通常の正常な使用状態」に当たるか(公式ページに個別の記載は見当たらなかった)
- Premium Lineで延長できる期間の、注文画面での表示
- 部品ごとの修理費の目安
まとめ
- サイコムのBTOパソコンは、通常保証1年(Premium Lineは2年)。延長保証で3年になり、料金は8万円以下で4,000円、超えると税込金額の5%
- 延長保証は注文の時にしか付けられない。保証が切れた後の修理は、作業料9,900円+部品代
- 修理中の代替機は無いので、EAを止めたくないなら、VPSなど動かす場所とバックアップを用意しておく
本記事はサイコムの公式ページの記載にもとづく計算の例です。保証の条件は変わることがあるため、注文の前に公式で確認してください。


