確定申告の期限と準備の順番|2026年分は2027年2月16日〜3月15日

確定申告は、毎年同じ時期にやってきます。期限の直前に慌てないために、いつからいつまでか、何を用意するか、どう納めるかを、国税庁の資料で確認しておきましょう。この記事では、2026年分の確定申告を例に、期限と準備の順番、納付の方法をまとめます。

(確認:国税庁 No.2020「確定申告」、No.1900「給与所得者で確定申告が必要な人」、No.2070「青色申告制度」。確認日:2026年10月17日。日付は原則のもので、休日や特例で変わる場合は国税庁の案内に従ってください)

期限(No.2020)

原則 2026年分の場合
対象の期間 1月1日〜12月31日の1年間の所得 2026年1月1日〜12月31日
申告の期間 翌年2月16日〜3月15日 2027年2月16日〜3月15日
申告と納付の期限 翌年3月15日 2027年3月15日

申告書を出した後、税務署から納付書が送られてくることはありません、とNo.2020は注意しています。申告と納付は、両方とも自分で行うものです。

準備の順番(筆者のやり方)

  1. 1月:会社から源泉徴収票を受け取る。前年の収入(ASPの支払い明細、販売記録)と経費(請求書・領収書)を1か所に集める
  2. 1月〜2月上旬:収入から経費を引いて所得を出し、申告が必要かを確かめる(会社員は給与以外の所得が20万円を超えるか。副業の確定申告の流れ)
  3. 2月:申告書を作る。国税庁の「確定申告書等作成コーナー」か、確定申告ソフト
  4. 2月16日〜3月15日:提出する(e-Taxまたは書面)
  5. 3月15日まで:納付する

提出の方法

  • 確定申告書等作成コーナー:国税庁のホームページで、画面の案内に沿って金額を入れると、申告書の作成と提出ができる(No.2020)。必要な付表や明細書も、入力すると自動で作られる
  • e-Tax(電子申告):インターネットで提出する。マイナンバーカードなどの準備が必要です(具体的な手順は国税庁のe-Taxのページで確認してください)
  • 書面:所轄の税務署に提出する

青色申告で最高65万円の青色申告特別控除を受けるには、一定の要件に加えて、e-Taxによる電子申告か電子帳簿保存を行うことが条件の1つとされています(No.2070)。e-Taxを使わない場合の最高額は55万円です。青色申告は、事業所得などがある人が対象です。

納付の方法(No.2020に挙がっている7つ)

  1. 振替納税
  2. ダイレクト納付(e-Taxによる口座振替)
  3. インターネットバンキング等
  4. クレジットカード納付
  5. スマホアプリ納付
  6. コンビニ納付(QRコード)
  7. 現金で納付(納付書を使う)

どれを選ぶかで、手数料や引き落としの時期が違う場合があります。詳しくは、国税庁の「確定申告期に多いお問合せ事項Q&A」を参照するよう、No.2020に書かれています。

用意するもののチェックリスト

書類・情報 どこで手に入るか
給与の源泉徴収票 勤め先
副業の収入の記録 ASPの管理画面の支払い明細、販売サイトの売上の記録
経費の請求書・領収書 サーバー・VPS・ドメイン・ソフトの請求メール、購入の領収書
按分の根拠 電気代やPCを按分した場合の計算と記録(副業の経費と按分の考え方)
マイナンバーと本人確認 マイナンバーカードなど
納付の口座など 選ぶ納付方法による

つまずきやすい点(筆者の考え)

  • 源泉徴収票が見つからない:勤め先に再発行を頼む。年明けに受け取ったら、すぐに副業の書類と同じ場所に入れておく
  • ASPの報酬の「発生」と「支払い」の時期がずれる:どの時点の金額を収入にするかで、年をまたぐ報酬の扱いが変わります。業務に係る雑所得で前々年分の収入金額が300万円以下なら「現金主義の特例」がある(No.1500)など、自分に当てはまる方法を確認します
  • 期限の直前に作り始める:作成コーナーもソフトも、初めての年は入力に時間がかかります。2月の前半に一度、下書きを作っておくと安心です
  • 控えを残さない:提出した申告書の控えと、計算に使った資料は、翌年の申告の参考になります

期限を過ぎそうな時や、書き方が分からない時は、所轄の税務署に相談してください。

副業の所得の区分はアフィリエイト収入は雑所得か事業所得かに、国税庁の説明を並べてまとめています。区分によって、青色申告ができるか、損失を他の所得と通算できるかが変わります。

1月〜3月の予定表(2027年の場合)

時期 やること
1月 源泉徴収票を受け取る。2026年の収入と経費の書類を集める
2月上旬 所得を計算し、申告が必要かを確かめる。下書きを作る
2月16日〜 申告書を提出できる期間に入る
3月15日 申告と納付の期限(原則)

まとめ

  • 2026年分の確定申告は、2027年2月16日〜3月15日。申告と納付の期限は3月15日(原則)
  • 納付書は送られてこない。7つの納付方法から選び、自分で納める
  • 1月に書類を集め、2月に作り、期間中に出す。青色申告の65万円控除には、e-Taxなどが条件の1つ

本記事は国税庁の公開資料にもとづく一般的な情報であり、税務の助言ではありません。

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